スター・ウォーズエピソード7「フォースの覚醒」感想
※マイナスの感想を見たくない人はスルーしてください。
本題:スター・ウォーズ
副題:エピソード7 「フォースの覚醒」
評価:★☆☆☆☆
俺だって手のひらを返したかった。
でも返せなかった。
すまんな。
見た直後は感情的になっているだけかもしれないからと思って、
頭冷やすために1日置いたけど、変わらない。
EP7からの3部作を作ると聞いた時、
スターウォーズはエピソード6で完結している。
なぜならスターウォーズはアナキン・スカイウォーカーの物語だからだ。
だから、アナキンのいないスターウォーズは作る正当性がない。
そう考えていた。
EP1が公開された時、結構叩かれたらしいけど、あれはまだ「アナキンの生涯を描く」という
大義があったからね。
EP7以降にそれがあるのかと言えば…。
おまけに配給がディズニーで20世紀FOXのファンファーレがない。
そして監督がよりによってスタートレックの監督ときた。
そりゃ斜に構えて見るよ。
しまいにはディズニーが金儲けのために3本作るんだろ、なんて思ったりもした。
テレビで騒ぎ始めてるのを見ても、店でグッズを展開しているのを見ても
全然モチベは上がらなかった。
でもなんだかんだいってハマって手のひらを返して大絶賛!となると思ってた。
TOHOで上映前にワンピースの面々がスターウォーズにエールを送るとかなんとかいう
映像があるというニュースを聞いて愕然。
メモリアルパンフを入手するためにTOHOで先行で席取っちゃったんだよね。
干そうかと思ったけど、もうお金払っちゃっててさすがに勿体ないので行くことに。
というわけで、見に行ってきた。
ワンピースの映像を見ないために係員に本編開始時間を聞いて
ギリギリまで外にいることにした。
おかげで例の映像は見ずに済んだ。
やっぱり、あの曲を聴くと鳥肌が立った。
本能が反応した。
ファルコンが出てくるところにも、ハンとチューイが出てくるところにも、
レイアが出てくるところにも胸が熱くなった。
お馴染みの台詞があったり、旧3部作の小ネタが散りばめられていたりして、
ニヤリとさせるところもあった。
それでも、「なんか違う」という違和感が、ずっとつきまとった。
出てくるキャラクターも、アイテムも、メカも「スターウォーズ」のはずなのに、
「スターウォーズ」じゃないような感じ。
ストーリーは、前から作られているスピンオフ小説であったような展開。
まあ、それぐらいしか話の持って行き方ないもんね。
そう、スピンオフ。独立したエピソードではなく、スピンオフを見ているような感じ。
「なんか違う」という印象はこれかもしれない。
Xウイングが水面スレスレに飛んで、後ろにザァーーーッと水しぶきがあがる。
そんな画をスターウォーズに求めちゃいないんだ。スタートレックでやってくれ。
Xウイングも、ファルコンも、TIEファイターも、あくまで「宇宙」船なのに、
なぜ大気圏内で飛び回ってるのか。
3Dで魅せるなら大気圏内で飛び回ってる映像の方がいいのかな?
あと、出てくる星が「はるかかなたの銀河系」感があんましなかったような気がしたのも残念。
ナブーもタトゥウィーンも地球で撮っているけど、そう感じさせないものがあったんだけど。
いろいろ考えると、
これ、そこまでして作る意味あったの?
あのキャラクターにあんな仕打ちをしてまで新たなストーリーを作る
意味はどれだけあるの?
って思った。
あのオープニング、あのキャラクター、あのメカを劇場で見れるのは、そりゃうれしいよ。
最高だよ。胸が熱くなる。
でも、それだけのためなら続編なんていらない。
少なくとも、今の段階ではスターウォーズを今まで1度も見たことがないという人に
見て欲しいとは思わない。
これがスターウォーズだと思って欲しくない。
深みのない、「スターウォーズ風の安っぽいSF映画」とでも言おうか。
「ディズニーから全面バックアップをもらう代わりに魂を売り飛ばしたような映画」とも言おうか。
正直そういう印象だった。
「私が間違っていた」と、言える日が来るのだろうか。
手のひらを返すのに時間がかかっているだけなのかな・・・。