スペイン各地のタイル絵が楽しい スペイン広場 セビーリャ  | ロンドン徒然日記 

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ロンドンの様子、スペイン旅行、食べ物、日本への一時帰国のことを中心に語っていきたいと思います。



セビーリャで、一番のオススメ観光地は?と聞かれたら、私は スペイン広場と答えるでしょう。

ここは、広大なマリア・ルイサ公園内に、1929年に開催されたイベロアメリカ博覧会のために作られました。
池の周りの半円形の建物に沿って並ぶ58基のベンチは、スペイン各県の特徴や歴史的場面が絵タイルで描かれていました。


このベンチは、カスティーリャ・ラ・マンチャ州のシウダー・レアル県のものでドン・キホーテと風車の風景。
ドン・キホーテは、おなじみ スペインを代表とする作家セルバンテス作の架空の物語です。


こちらは、トレドにおける歴史的一場面。
1085年 のアルフォンソ6世によるトレド入城。それまでの、この街のイスラム教徒による支配からキリスト教徒支配に移行して、レコンキスタ(国土回復運動)の節目の一つとなりました。



こちらは、サラマンカ大学での様子です。
サラマンカには、ヨーロッパで最古とも言われる、名門大学があります。
コロンブスが西インド諸島を発見する前に、スペインのカソリック王達に金銭的援助を申し出る為、サラマンカ大学の教授達に、自分の主張する西航路の正当性を説明している様子。その後、サラマンカ大学の教授達は、コロンブスの理論を擁護してコロンブスの航海を支持したので、世紀の大発見に至ったということです。
スペイン人は、コロンブスの発見を、大変誇りに思っていることがわかります。


スペイン人が、この広場を訪れた時は、自分の出身地のタイル絵の前で、記念写真を撮るのが恒例になっているそうです。

広場内の各所で、美しいタイル絵やデザインを見ることが出来ます。アンダルシア地方の青い空に良く映えます。


この広場は、映画 アラビアのロレンス(1962)やスター・ウォーズ(2002年)等の映画のロケ地として使われたことでも有名です。



建物に沿って作られた半円形の池でのんびりボート遊びする人々も絵になります。


スペイン広場は、ここを訪れる人を明るく開放的な気分にさせてくれる魅力的な場所でした。

セビーリャと言えば、やはりスペイン広場だと思いました。