好奇心旺盛な赤いバラ何日も前から、隣の家との境の板塀の隙間から、一輪の赤いバラが顔を覗かしている。まるで我が家の様子を伺っているようだ。植物にも感情があるのなら、そのバラはとても好奇心旺盛なのだろう。人間だって、隣の家の動向が気になる人もいる。バラだって同じなのかもしれない。そんなバラの花を、私は愛らしく思う。本来なら、隣の家のおばさんを楽しませるために咲くはずのバラが、私の心を和ませてくれる。そんな一輪の赤いバラの存在価値は、とても大きいと思う。家の2階から、ガラス窓越しに見るとこんな感じです。