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晏名アサミのdraftbox

他ブログやコラムになる前の下書き置き場。
ライヴ、映画、音楽、美術など触れたものに関する感想、
ふと思いついたことなどを書きなぐる場所。


ゆえに文章整ってないのと、あまり他者意識しないつもり。
その日の気分で人称違ったり、矛盾でてくるけど気にしない。

滴り落ちる緑は
永遠の森をつくる

ゆらぎ、泡立ち、集合し、拡散する

次にあなたに森で逢ったら
どんな顔をしてるんだろう
…だから、あまり油絵好きじゃないのよね。

ふと現実に戻ってきた。
同僚がなぜ油絵が苦手なのかは、すっかり聞き逃してしまった。

帰り道にみた空は、
水彩で描くのは骨が折れるのだろう、重厚な雲が空を支配していた。

小学生の頃、ごく薄い色のついた透明なフィルムの質感を出したくて、
水彩絵の具を水で薄く薄くして描くものだからいつも私の描く絵は画用紙がゆがんでいた。

仕上がりのそれをみるといつも、
その絵にまるっきり興味をもたなくなった。

みんな薄いフィルムが見えないのだと気づいたのは大人になってからだった。



変わったものや不思議なものをいまもよく目にする。

身体全体がキラキラして、地面と針の先ぐらいにしか接してないあの人をみんなはどう見えるんだろう。

あの人にそれを話したら柔らかく笑っていた。


ほんとうに、みんな何も見えないんだろうか?
聞こえたり感じたりしないんだろうか。
大人になるとみえなくなるなら、なんで私は見えるんだろう。
なんでみんな、見えるものが同じだと思っているんだろう。

あなたは、自分の存在を
打ち付けるように僕に寄越した

あんなに遠く遠く離れていたすべてが
おもちゃのように
軽く収束していく様

眺めるしかない僕に
あなたはきっとまた
うしろ姿さえ見せてくれないのだろう


収束して点となったそれらは
再び糸を伸ばすのだろう

僕は風にもてあそばれる
ビニールの袋みたいに
ただただ、終わるのを待ってる