遅くなってすみません
もう、2月終わってしまったけれど
ともかくバレンタイン編です。
世の中の女子は盛り上がっていた
男子も負けずと盛り上がっていた
今日は2月14日、バレンタインデーである
流奈や美来もあげようと前日から準備をしていた。
【ピーンポーン】
優と龍の家の前
流奈がチャイムを鳴らした。
「はーい」
中から女性がでてきた。
年の割には若く見える童顔の女性、
優と龍の母親であった。
「おはようございます。優と龍起きてます?」
「えぇちょっと待ってね優~龍~!!流奈ちゃんが迎えに来てくれたわよ」
母親は二人を呼びに行った後何かを持って戻ってきた。
「流奈ちゃん待たせてごめんね」
「い、いえ全然大丈夫ですよ」
「あら、ありがとうはい、これ流奈ちゃんに毎年恒例のチョコレイト」
「ありがとうございます。これ私からです。おじさんの分も」
「流奈ちゃんのはおいしいからね」
二人が絶え間ない会話をしていると
急いで優と龍が出てきた
「待たせてごめんね、流奈ちゃん」
「悪かった、はよ」
「おはよう優、龍」
二人が来て靴を履き終わってから流奈は
「優、龍コレわたしからのプレゼント」
流奈は二人に昨日作ったマカロンを渡した
優には抹茶の,龍にはチョコのマカロンを・・・
「ありがとう流奈ちゃん」「ありがと、貰う」
毎年あげている流奈は自然と渡せた
「あ、そろそろ学校行かないと」
「そうだね行こう」
~ところ変わって~
三人は学校に付いた
優と龍がげた箱を開けるとチョコレイトと手紙が降ってきた
これも流奈は毎年見ている光景だ
手紙の内容も放課後○○に来てくださいという様な内容だろう
このチョコレイトと手紙の山を見て、
通り過ぎる人々は目を奪われていた。
そんな中で女子達の目は獲物を狙うように
鈍く光っていた
男子達は羨ましそうな顔をしている。
「二人ともいつもすごい、さすが学校のプリンスたちモテるね。」
「そんなことはないと思うけど」
「てか、この山どうすんだ?」
そう龍が聞くと流奈は当たり前のように
紙袋を取り出した
「はい、これに入れて持ち帰ること。二人とも毎年の事なんだから用意しといてよ」
優はともかくとして龍は
バレンタインということを忘れていただろう
「ありがとう流奈ちゃん」「いつもサンキュ」
この山は二人を合わすと大きい紙袋10個分に相当した
その紙袋を二人はとりあえずロッカーに入れておく
流奈は思うこの量のチョコは
どうやって食べるのだろう
そして三人が教室に入るともう美来は来ていた
「おはよう美来」
「おはよう流奈、優君、龍君」
美来も二人にチョコを渡そうと持ってきていた
「あ、僕委員会の仕事があるからいくね」
「え、あ行ってらっしゃい」
流奈が優を送り出すと美来が流奈に
寄って来て、耳元で囁いた。
「流奈あのさ、優君に放課後あれ渡したいから一緒に帰ろうって言っといてくれない?」
「いいよ、言っとく」
美来と優は付き合い始めた。
流奈もまだ優が好きだった。
そして美来は龍のそばに行った。
「龍君、これ私からバレンタインのチョコ」
「あぁ」
相変わらず龍はそっけない
そして放課後、美来は校門前で優を待っていた。
流奈と龍は教室に居た。
「おい、いいのかあの二人を一緒に帰らせて」
龍は心配そうに流奈に言いかけた。
「だって、しょうがないじゃない、断れなかったんだもん」
流奈は苦く笑い答えた
「そうじゃなくて、お前はあれでいいのか。嫌だとか思わなかったのか」
龍はいつも流奈を気にしてくれる。
「思ったよだって、優は私の好きな人だもん。でも私にとっては美来も大切な人なの」
そう、確かに優が好きだ。
けれどそれに負けないくらい美来は掛け替えのない存在なのだ。
流奈は今にも流れそうな涙をこれえてそう言った。
これが流奈の本心だった。龍は鋭い目で流奈を見た。
何かを決意したような…
それで居ていつものように
流奈だけに向ける優しい瞳で、
「今こんな時に言うなんてと思うかもしんないけど、俺はお前が好きだ。俺だってお前に幸せになってもらいたいんだ」
流奈は戸惑うそれと同時に
自分をこれだけ思ってくれる人はなかなかいないだろう
とも思った。
でも、信じられなかった
「えっ嘘でしょ、そんなこと今まで一度も…」
そう一度も聞かされてない
彼が他の女子に向ける態度とは違うとは思っていたが
それは幼馴染だからだと
淡い考えを持っていた。
「言わなかったし、気づかれないようにしてたしな」
でも、鋭い優なんかは分かっていたかもしれない
または流奈がかなり鈍いだけなのかも
流奈は少し考える
「で、でも私はやっぱり優が好きだよ」
いつの間にか涙は頬を伝っていた。
「やっぱり私は2人には幸せでいてほしいけど…」
龍は寂しげに笑みを浮かべ言う
「俺じゃだめなのか?優の代わりにはなれないのか…」
ただ流奈の悲しみを和らげたいと思う
だからこそ今言ったのだ
でも、逆に彼女を困らせるだけなのかもしれない
「ごめんな、やっぱり俺が言ったこと忘れろ忘れてくれ」
龍は流奈の頬そっとを拭う
幸せになってほしい
自分が傷つくのを分かっているのに
自分より人の幸せを願う
健気な1人の女の子には
「帰ろう」
二人は見慣れた道を歩いてく
歩きながら龍は一言
「ごめん。」とだけ言った
バレンタインは恋人たちのためのものだ
流奈は龍の背中を追って家に帰る
そっと、つかんだ服の先は確かに二人の心を繋げている。
やっとここまで行きました。
まだ続くはずです。