ホームドクターから紹介された病院へマンマエコーとマンマグラフィーに向かった。ちょっとだけドキドキしながらも、まさか自分が癌だなんて微塵も疑わず。


日本の家族にも特に知らせもせず、旦那には朝出勤前に今日帰りに行ってくるね~と気軽に話した程度。


そして久しぶりのおっぱいムギューのマンマグラフィーが終わり、医師に呼ばれて次はマンマエコー室へ。


「日本で良性腫瘍の手術したんだって?」


と言いながら、ゼリーをつけたプローブで念入りに見てくれるちょっと年配の男性医師。私ったらまだその時点でも「あら、この先生日本医療に興味あるのかしら」なんて呑気に思ってました。


ところが、何回も何回も同じ場所を行ったり来たり丹念に調べている医師。段々と不安になってきて、私もエコーを横目で見ていると、明らかに黒い影があるじゃないですか!?しかも2ヶ所!!??


以下その時の会話


 Dr:「あるね~」

私:「はい、あるんですけど、悪いもんじゃないですよねぇ」

Dr: 「う~ん、君。今日きて本当に良かったよ」

私:「え。。。?」

Dr: 「ちょっと組織とって調べるけど、これは間違えなく治療が必要だねぇ。。。」

私: 「え、手術ってことでしょ?? 知ってる、1回取ったことあるから」

Dr: 「う~ん。。。。(難しい顔)」


そしてナースが来てガチャガチャとバイオプシー検査の準備が始まる。


3ヶ所。。。結構な大きさの針を刺されて私のおっぱいの組織を吸い取った。


Dr:「来週大きな病院で結果の説明を聞いてね。いやぁーでも君ホントに今日きて良かったよ」

私: 「あのーエコーに写ってるものはあんまりいいお顔をしてないってことですか?」

Dr: 「そうだねー、いい顔はしてないねぇ。まぁ詳しくは検査結果が出てからあっちの病院で聞いてね」



実は私は看護師である。日本では患者さんに直接抗がん剤の投与をしたこともあるし、健診センターで働いてたときはマンマエコーの介助もしたこちがある。エコーに写った黒い影がいい顔をしていない=悪性腫瘍であることはわかっていた。


でも、私はエコー室を出るまで、癌の可能性があるってことですか?とはドクターに怖くて聞くことが出来なかった。


帰りは車を運転して帰らなきゃいけない。

落ち着け私。とりあえず。。。。糖分とろ( ´∀`)。


ショックでボーッとしながら駐車場近くのスーパーに入るが何も商品が目に入ってこなかった。10分くらい無駄に店内をウロウロして、レジについた時には子供用のカカオドリンクを手にして並んでいた。あとにも先にもこんなに甘ったるい子供用のカカオドリンクを飲んだのはこの時限り。帰ったら晩御飯の準備しなくちゃいけないのに、カカオドリンクのお金だけ払って私はぼんやりしながら駐車場へ戻って、チューっとカカオドリンクをストローで吸って旦那へ電話をしたんだと思う。


その辺のことはあまり良く覚えてないけれど。。