本題の前に久しぶりにリコーダーを🪈
腕は勿論良くないのですが
音割れしていたリコーダーの音もまだ戻っておりませんね
メーカーに出さないとダメかな〜
フランスの音楽家ガブリエル・フォーレが19世紀終わりに作った、戯曲『ペレアスとメリザンド』の劇付随音楽より"シシリエンヌ"でした。
今は、リストというか原曲はパガニーニですが
『ラ・カンパネラ』をリコーダーで演奏できるかどうか
練習しております
さて
それでは本題の歌舞伎でございます。
私が初めて歌舞伎を観たのは、確かまだ学生時代でしたかね
今の勘九郎さん、七之助さんのお祖父さまの
十七代目中村勘三郎さんが出ておられましたので、多分年代的にそうだったと思います。
私の茶道のお師匠でもあった、今は亡き伯母に無理やり連れて行かれた
というのが本当のところです
ところが実際に観たら面白くてね
それからすっかりハマってしまいました
初めて観た時の配役も良かったのだと思います。
何せ人間国宝が5人もいらしたのですから
当然と言えば当然ですね。
出演された中で
中村勘三郎さんと中村歌右衛門さんは、その時には既に人間国宝でした。
その後に、中村富十郎さん、片岡仁左衛門さん
坂東玉三郎さんが人間国宝になられました。
因みに
当代の十三代目市川團十郎さんが、まだ海老蔵時代に暴力事件があり、その時に"人間国宝が何やら"みたいな話が出ましたが
まあ海老蔵さんがそう言ったのかは知りませんが
歴代の團十郎で人間国宝になられた方はいらっしゃいません。
ですから
市川團十郎=人間国宝とはなりません。
私は当代の團十郎さんとは面識はございませんが
亡くなられたお父上のご先代とはちょっとご縁がございまして
歌舞伎座の楽屋にお邪魔などもさせて頂きました。
ご先代も若い時はヤンチャだったという話も聞きますが、大変腰の低い上品なお方で、さすがに歌舞伎界の頂点にいる市川團十郎だなと思いました。
そういった関係で
当代がまだ市川新之助の時から、私も気にして観にも行っておりましたが
全然ダメでね
彼はいったいどうなってしまうのだろう?
と思いましたね
容姿といい目力といい、あれだけの市川團十郎たる素養を持っているのに勿体ないなと
彼は多分歌舞伎が好きではなかったのでしょうね。
ところが
やはり、お父上が早くに亡くなり、また奥様も亡くなりと、そういう悲しい経験もされて人間的にも成長したのでしょうね。
今の團十郎さんは見違えるほど良くなりました
人間国宝まではまだ微妙ですが
さらに精進をされて、歌舞伎界を牽引していってもらいたいですね
さて私の歌舞伎の推しは、この前も申しましたが
片岡仁左衛門さんと坂東玉三郎さんの
"孝玉コンビ"でした。
勿論現在も現役でご活躍されております。
こちら丁度"孝玉コンビ"で面白い演目がありましたので貼らせていただきますが
約1時間半と長いので、ご興味があればお暇な時にでもご覧頂ければと思います
前半は少し重い内容ですが
2人が心中をして三途の川の手前で再会をしてからはコミカルな内容になります。
最後は当時はまだ片岡孝夫だった仁左衛門さんの、見事な荒事もご覧になれます。
また現在
東銀座の東劇で
"孝玉コンビ"出演の「シネマ歌舞伎」が上映中です。
シネマ歌舞伎は私も"孝玉コンビ"の『牡丹燈篭』を観に行ったことがあります。
『牡丹燈篭』は歌舞伎座の公演でも観たのですが
すごく面白かったので、当時と同じものをシネマ歌舞伎でも観に行きました
さて
そんな仁左衛門さんも今年で80歳。
玉三郎さんも74歳になられます。
玉三郎さんは体力的な関係もあって、もう長丁場な公演は控えるとのことで、20日間以上続く歌舞伎座公演は厳しいだろうなと考えておりました。
そうしたら、今年の3月か4月だったかな〜
"孝玉コンビ"が歌舞伎座に出演されておりまして、気付くのが遅かった
勿論、お二人には出来得る限り現役でいて頂きたいですが
もう一人、私が10年以上前にYahooブログにも書いている推しが
市川猿之助さんでした。
元々は女形でしたが
荒事や世話物もトップレベルという
正に天才ですよね。
歌舞伎座の公演も殆ど毎月出演されておりましたし
"孝玉コンビ"の跡を継ぐ歌舞伎役者さんとして、大いに期待しておりました。
あの事件がなかったら
歌舞伎界では史上最年少で人間国宝なんていう可能性もあったかも知れません
私は役者さんや芸人さんは
別に個人的にお付き合いするわけではないので
人間性というのは特に求めないです。
基本的には
役者さんは芝居が上手ければ良いし
お笑い芸人さんならオモロければ良い。
特にお笑い芸人さんの、真面目な素の姿なんて見たくもない
勿論、人間性が芸に表れるというのはあるでしょうけどね
博打や喧嘩や女性関係
どれも問題ですけれど、実力があれば、反省してまた這い上がって来れるチャンスがあっても良いと思います。
這い上がって来れない芸人さんは、実力がなかったということでしょう。
香川照之さんなどは市川中車として歌舞伎では活躍されているのですから
梨園ではパワハラにも寛容だということなのでしょう。
ただ
猿之助さんの場合は難しいですよね。
少なくとも執行猶予期間中の5年間はダメでしょうけど、それが明けても復帰させて良いものかどうかは私にもわからない
大変惜しい役者さんですけどね
私はいつもこちらのサイトで、歌舞伎の公演情報を見ております。
だいたい2か月先の公演の演目や配役などが載っております。
チケットもこちらで買えます。
因みに来月の公演は
昼の部は團十郎さん。
宙乗りや十三役早替りなどとても面白そうです
夜の部は松本幸四郎さん。
こちらも宙乗りがあって、演目も時代物で面白そうですね
席の本日現在の空き状況ですが
歌舞伎座の席は3階席と桟敷席が最初に埋まり、最後まで残るのは1等席です。
1等席は範囲が広すぎるのですよね。
2階席の7列目までが1等席です。
ですから、席の空き状況を見ると結構空いている様に見えますが、多分良くない席が点在して空いている状況だと思います。
こちらがチケット代です。
1番見やすいのは、1階席の中央、前から5〜10列目位ですかね。
花道の真下も役者さんの表情や汗まで見えて迫力があります。
ただ、役者さんは花道では中央を向いて演技をしますので、花道の舞台に向かって左側の席はあまりお勧めしません。
桟敷席はテーブルもあってゆったり見れますが、やはり端の方なので、私的には好みません。
3階席はお安いですし、全体が見えるので通には好まれると言われてますが、花道が見えるかどうかですね。
私は1度だけ3階席に座ったことがありますが
花道は全く見えませんでした
花道が見えないと歌舞伎の楽しみが半減します
さて長くなってしまいましたが
歌舞伎は敷居が高いと思われている方も多くいらっしゃるかも知れませんが、ドレスコードなんて全くありませんし、夏はTシャツに短パンで来られる方もいます
勿論、艶やかなお着物をお召しの素敵な女性の方も多くいらっしゃいますが、特に服装は気にすることはないと思います。
最後までお読み頂いてありがとうございました
因みに来月は私はまいりません
また新たな"推し"を楽しみにすることにいたします