男の香り | 男のアロマテラピー道〜Taka’s House

男のアロマテラピー道〜Taka’s House

私は男でありながらアロマテラピーを嗜んでおります。
アロマサロンと、香水や石けんなどのアロマクラフト作りの工房などをやっております。
男のアロマテラピー道を楽しくご紹介していきます。

平成最後の日となりました。

平成への改元は、昭和天皇の崩御によってですので、この様に時代の最後の日を自覚しながら過ごすのは初めての体験です。
もっとも、前回の天皇の生前退位は、約200年前の光格天皇まで遡るとの事ですので、皆さんが初めての体験ですよね。
光格天皇は明治天皇の曽祖父ですので、そう考えるとそれ程大昔でもないなという感覚ですが、時代は江戸時代、徳川吉宗公の孫の10代将軍家治公、曽孫の11代家斉公の世ですから、やっぱり大昔ですね(*_*)

最初の元号は、ご承知の通り「大化」です。
645年・大化の改新と、日本史で覚えましたよね。
ちなみに、大化の改新の時の天皇は皇極天皇。女性天皇でした。
令和になると、皇位継承者は3名しかおりません。秋篠宮さま、悠仁さま、常陸宮さまの順になりますが、不謹慎ながら、常陸宮さまは今上天皇の弟であらせられますし、秋篠宮さまは私と同年代。なので、私が悠仁さまの天皇ご即位を見られる可能性はあるけれども、その先はもう無理でしょう。
それ以前に、悠仁さまがご結婚されて、男の子が生まれないと、その先の天皇家はどうなってしまうのだろうという問題がありますけどね。

天皇家に象徴される様に、平成時代は少子化の問題がかなり深刻になってまいりました。

少子化の原因は、経済的な不安や将来の不安などが挙げられますが、これは根本的な原因ではないと思います。
恋愛→結婚→子作りというのは、人間の本能ですのでね。

女性の皆さんには怒られると思いますが、少子化の根本的な原因は、女性の地位の向上と男性が情けなくなったからだと思います。
ただ、女性の地位向上が原因と申しましても、これは女性が悪いわけではありません。
口では男女同権、女性の社会的地位の向上と声高に叫びながら、社会のシステムや男性の感覚が全くそれに追い付いていっていないからです。

昔は、女性の結婚は永久就職と言われました。
良い男性に嫁げば幸せになれると思われていた時代がつい最近までありました。
しかし、今は男女同権だから女性も自立しなければいけないと言われる。ですが、医学部の合格者の女性差別がいい例ですが、女性が自立し得る社会システムになっていない。これでは女性は出産どころではありません。

ただ考えてみれば、
人類は猿人を起源としたら約200万年、現代人のホモ・サピエンスを起源としても約20万年の歴史があります。
男性は女性より体格も力も勝り、運動能力も勝る。妊娠するのは女性だけ。
これは、男性は外に出て獲物を取り、時には獲物の縄張りを求めて戦もし、女性は家に残って家庭を守る。元々人類はこの様に作られたのは間違いありません。
ですので、20万年も或いは200万年も男性上位の世の中が続き、男女同権が言われる様になったのは戦後まだ80年足らずですので、真の男女同権とはどういう形なのか?ちょうど今はそれが分からず混乱期なんでしょうね。
それが少子化の原因なんだろうと思います。

人類の進化の過程で、男も妊娠する様になれば少子化の問題も無くなるのでしょうけど…

「あ、今度は俺が出来ちゃった」なんてね(^.^)

まあ少なくとも令和の時代にそうはならないでしょうから、妊娠、出産という大変な苦労をするのは女性だけだという事を十分考慮して、男女の真のあり方を見つけるのが令和の課題だと思います。


さて、

平成最後の私の作品は、男性用香水です。


コロン『Radiant』



トップ:グレープフルーツ、マンダリン、レモン、ライム、ガルバナム、ローズマリー、クロモジ、モミ、月桃、プチグレイン

ミドル:ローズゼラニウム、ジャスミンサンバック、ミモザ、ロータス、ローズオットー、ラベンダー、ラベンダーアブソリュート

ベース:サンダルウッド、ベチバー、パチュリ、アイリス、バイオレットリーフ、ラブダナム、シダーウッド、ベンゾイン、カンゲラナ


これは前回の『ミツコ』を参考に作りました。
ですので『ミツコ』の男性バージョンです。

なので、名前も


ミツオ!

にしようと思ったのですが…

あ、カッコ良く『MITSOUO』ですよ(^^;;

ミツオさんというお名前の方がこれをお読みになっていたら申し訳ないのですが💦
名前がカッコいい・悪いとかではなくて、昔にあった「アディオス」とか「チャネル」とかの様なコピー商品という印象になってしまうので、残念ながら『ミツオ』はやめました。

『Radiant』
とは、「光り輝く」という意味です✨


私が平成最後に男性コロンを作ったのは、
世の特に若い男性にもっとカッコ良くなって欲しいと思うからです。

私は基本的には、香水の類いは男性には合わないと思うので、男性が香水をつけるのはあまり賛成ではありません。
私自身も、香水の新作を作った時は香りを確かめるために数日はつけて外出しますが、普段は香水は使いません。
ただ、精油のみで作ったアロマ香水は、やはり自然な香りですので、男性でもあまり違和感は感じませんけどね。

勿論、外見だけで中身が伴わない男ではしょうがないのですが、とにかく今の若者はカッコ悪いです。全く女性の目を意識していないんじゃないかな〜
私が若い時は、やはり格好には気を遣っていましたけどね。
そんなにギラギラとした肉食系ではありませんでしたが、やはり女性にはモテたいとは思いました。
私が意識していたのは歩き方です。
背筋を伸ばして胸を張って、肩で風切って歩くというのではなく、華麗で美しい歩き方を心掛けていました。
さすがに今ではもう意識的にはやっておりませんが、それでも歩き方が綺麗だとは言われます。
意識的にやっていたのが自然と身に付いていたのですね。
歩き方が綺麗だと、身体に負担もかからないので健康にも良いのですよ。
それに着こなし…今風でいうとコーデと言うのかな?それも良く見えます。同じ服でも、着る人によって良くも見えるし悪くも見えるものです。

今の若い男性を見ていると、まず動作がトロい。
歩きスマホも良くないですね。
あとは髪はボサボサでスーツはヨレヨレ、しかもスーツにリュックときたら目も当てられません。
そういう男性がとても多いです。

もし、突然女性との出会いがあったらどうするんだろう?そんな格好でデート出来るのかな?

まあ、どんな格好しようが個人の自由ですし、私が文句を言う資格はありませんが、その格好を見てどう思うかは私の自由です。
私はスーツにリュックだけは許せません。例えヴィトンのリュックがあったとしても、スーツには絶対に合いません。
もし私の所に、スーツでリュック背負った営業マンが来たら私は門前払いです。
まあ機能的なんでしょうけどね。
リュックだと両手が自由になるからスマホも扱いやすいし、満員電車で両手を上げていられるから痴漢の冤罪防止にもなる。ただ、満員電車でリュック背負うのはマナー違反だけどね。


そんなことで、
令和の時代は、もっと男性がカッコ良くなってもらいたいという意味で、このコロンを作りました。

香り立ちの柑橘類はグレープフルーツがメインです。まず爽やかに。
ガルバナムはグリーンフローラル系として、シャネルNo.19にも使われていますが、ここは男らしく草っぽい香りを表に出しました。ハーブや樹木の香りで少し落ち着いて、月桃のスパイシーさとプチグレインで、ちょっとイタズラ心を表します。

ミドルのローズゼラニウムは、以前ご紹介した大分県産の国産ゼラニウム。


ローズゼラニウムが男性的な香りというわけではありませんが、ミドルはお花の香りを特定せずにフローラルブーケ調にしました。
ジャスミンも濃厚さが今回は邪魔になるので、サンバックを使いました。ローズオットーは1滴しか使っていませんが、この1滴が香水全体の気品を高めてくれます。
ラベンダーは普段はブレンドの調和役として使いますが、今回はアブソリュートも使いましたので、ミドルからベースに移る時にしっかりラベンダーの香りが顔を出してくれます。

ベースは『ミツコ』を参考にしました。
甘さを控えめにしたかったので、バニラではなくベンゾインを使いました。アイリスとバイオレットリーフで、バイオレット調の香りもほんのりと感じます。ムスク調の香りとしてアンブレットシードを使おうか迷いましたが、今回は使わずにカンゲラナでちょっぴりレザーな香りを出しました。


いよいよ明日から令和の時代となります。

子供を作るかどうかは、夫婦当人達の自由です。
また、子供が出来ない形の恋愛もありますが、それも自由だし、社会はそれを認めないといけません。
ただ、子供を作りたいけど作れないという社会は変えていかないといけません。

男性の皆さん!
もっとカッコ良くなって下さい。
そして、もっと優しくなって下さい。
優しく光り輝いて、女性に「貴方の子供が欲しい!」と思ってもらえたら、少子化の問題もなくなるかも知れませんね。