桜の木に梅の花が咲かぬように
桜には桜の、梅には梅の良さがある。
桃の木に李の実がならぬように
桃には桃の、李には李の実がなる時期がある。
人も同じ。
人それぞれにみんな違って、
人それぞれにみんないいんだと。。。
そう思ってがんばってきた。
自分自身をありのままに肯定できた。
他人をも肯定できた。
いい時も悪い時も。
だけど。。。
否定され続けた時、何かが壊れた。
鬱になった。
自分で自分を卑下するようになった。
怖いね。鬱って。。。
治療を受け始めて
前にすすんだり
後ろにさがったりしながら、
ほんの少しずつでも前には進んでこれた。
今、やっと自分を否定しなくなれた。
久しぶりに思い出した。
私の大好きな詩だ。
~ 私と小鳥と鈴と ~
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面じべたを速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
ハルキ文庫 金子みすゞ童謡集より