彼とお付き合いが始まってから、

私たちは毎日のように電話をしていました。


当時はまだ今のようにLINEが普及していなくて、

メッセージのやり取りではなく、

Skype(スカイプ) で顔を見ながら話すことが多かったのを覚えています。

画面越しとはいえ、顔が見えることが何より嬉しくて、

その時間が毎日の小さな光でした。


実際に会えるのは、

月に1回、多くても2ヶ月に1回。

会いに来てくれるのは、彼の方が多かったと思います。


遠距離だからこそ、

移動の時間や交通費、お互いの仕事の都合を合わせることはとても大変で、

「現実的には無理なのかな」と思う日も、実際に何度もありました。


けれどそんな時、

彼はいつもあきらめたり投げ出したりせず、

落ち込みそうになる私を支えてくれました。


「必ずちゃんとなるから、大丈夫だよ。」


その言葉が、

何度私を救ってくれたか分かりません。

必要としてくれる気持ちを、

いつも真っ直ぐに伝えてくれる人でした。


もちろん喧嘩もしました。

小さなことから大きなことまで、

何度もぶつかり、泣いたこともありました。


でもそのたびに、

本音で向き合う時間が、私たちの距離を縮めていきました。

喧嘩をすると、むしろお互いの大切さを確認できる気がしました。


そして――

何より彼は、人を楽しませることが本当に上手な人 でした。

どんな場面でも笑いを忘れず、

ふっと心を軽くしてくれる人でした。


その明るさや優しさに、

私はいつの間にか、どんどん惹かれていきました。

写真の好きじゃなかった彼が
写真好きだった。私に仕方なく応じて
取られた写真が今となっては宝物になっています
いろんなところに行ったし、いろんなものも食べました、

今思い返しても本当に全てが宝物の日々でした

宙の便COCORO舎記