皆殺しの天使-ココ・アヴァン・シャネル-
前から観よう観ようと思いつつ、随分時間が経ってしまいました~。
ココ・アヴァン・シャネル
孤児だった少女が、世界のシャネルになるまでの、苦労した時代に着目した映画です。
あまりに伝記が衝撃的だったので、今回の映画紹介は長い文章になってしまっています~![]()
もし翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすためにどんな障害でも乗り越えなさい-シャネル-
シャネルは母を幼くして失くし、露天商の父がシャネルと姉を捨てたため、孤児として生きることになります。
孤児院と修道院で育ったそうです。
孤児院で育った人が、どんな人生を生きていくのか、選択肢は3つ。
①娼婦となる
②針子となる
③鉄道員と結婚する
それら自分の運命を信じず、自らが運命を開拓して人生を切り開いていく本当に強い女性です。
ストーリーは・・・伝記なので、伝記風にお伝えいたします。
(伝記ですが、結構脚色をしているらしいので、全部が真実かというと真実ではない部分もあるそう)
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シャネルは、田舎のナイトクラブで歌い手として歌っていました。
そのときの持ち歌から、「ココ・シャネル」と呼ばれるようになったそう。
そのナイトクラブで、貴族・バルザンに出会います。
男性にも媚を売らず、冷たい態度でしか接しないシャネルでしたが、バルザンに気に入られます。
そしてバルザンの屋敷に押しかけて、屋敷に住むようになりました(追い返されそうでも、意地で!)。
でも、シャネルの存在はあまり公にされなかったようで、少しの外出以外はほぼ部屋で過ごしていたそうです。
食事のナプキンは汚れているものを出されるなど、結構扱いはひどいものでした。
暇なときは、帽子を作ったり、着飾った衣装などくそくらえ!という感じに、中世的な服装で敷地内を歩いたり。
そして貴族の退屈な生活に嫌気がさしていたなか、カペルというイギリスの貿易商と出会います。
そこで、シャネルは初めて本当の恋を知るわけです。
カペルに惹かれるシャネルを見て、パルザンはシャネルのことが本当に好きだったことに気がつきますが、
時すでに遅し(でも、その後ずっとシャネルのそばにはいたらしい)。
カペルの支援によって25歳のときにパリに進出し、帽子屋を開店させます(1914年)。
その後洋服にも手を出して、オートクチュールの世界で洋服を発表し、
1930年代にはすでに世界のシャネルとなり始めます。
当時のシャネルは、「皆殺しの天使」と呼ばれたそうで、
とにかくそれまでの洋服の世界をことごとく壊していったとのこと。
成功した後も、イギリスに奥さんがいるカペルとは、関係なく会う仲。
シャネルも幸せな日々。
しかし、シャネルに突然の不幸が襲います。
カペルが自動車事故で死んでしまったのです。
シャネルがすごいのは、そういったマイナスを、鮮やかにすべてをプラスに転じてみせること。
世の中に自分を受け入れてもらおうと自分を変えるのではなく、
自分の個性を受け入れさせるために、世の中の方を変えようとしたのです。
「大嫌いなもの---女を窮屈にしていた当時の大仰なファッション---を、早く流行遅れにする」ために。
こうして、世界のシャネルへと成功していったのです・・・というお話。
この、自分の生き方や信念を貫くシャネルが、本当にカッコよかったです。
一人の女性のファッションが、世界のファッションを変えていくなんて、ものすごいパワーですよね![]()
当時コルセットを身に着けるのが普通だったので、女性は何度も気絶していたそうです。
ウエストが細ければ細いほど美しいとされ、43センチなんていうウエストの人もいたそう。
そんな窮屈な服装から、女性を解放することに力を尽くし、
100年後の今でもスタイルの基準というものを示し続けています。
社会に進出した女性がたくましく生きるためのヒントが、いっぱいです![]()
それにしても、シャネルが「黒」を喪服以外の洋服に主役の色として返り咲かせたとか、
そのシンプルな白や黒の洋服をデザインしたのも、
孤児院や修道院でそういった洋服を見ていたからといわれているそう。
何が、自分にとってプラスと転じるか、分からないものですね!
それに、もしカペルが生きていたら、こんな風に成功することが出来ていたのでしょうか。
分かりませんが、シャネルにとっては試練も必要だったのではないかな、と思いました。
この映画では、シャネルが苦労した時代に焦点を当てているので、晩年のシャネルは分からないのですが、
調べてみたら1930年代のシャネル全盛期のあと、戦争が始まって一旦活動休止したそう。
戦後、1953年の71歳のときに再びモード界に復活し、87歳で死去したそう。
一生独身を貫く、とても強い女性でしたが、やはり女は女。
平日は仕事があるからいいけど、日曜日は1人で孤独なので、日曜日が一番嫌いだったとか。
そして、日曜日にお亡くなりになったそうです。
この映画を観て、シャネルの歴史をもっともっと知りたくなりました。
本当に小説のような人生。
シャネルの名言もいっぱい残っているみたいです。
かけがえのない人間になるためには、いつも他とは違っていなければならない
In order to be irreplaceable one must always be different.
現代女性が快適に生きられるのも、ココ・アヴァン・シャネルのおかげですよね。
ミニスカートやスポーツウェアなども、全部シャネルが作り出したものなので。
こんな強い女性にはなれないけど、自分の運命は自分で切り開いていけたらいいですね![]()
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久しぶりに、面白い!と思える映画でした。
超おススメです![]()
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