~逃避・霧の中を歩いてた~
私は瀕死の状態の方々 を横目に
その場を 立ち去りました。
。。。逃げました(..)
逃げた(..)
これが。。。それからの 私自身との
心の戦いと・・・となりました(..)
最低やな お前!
醜い言い訳ですが
中学生の頃から 「芸の道」
を志し その頃からすでに
少しずつ 仕事をはじめてた私
「この世界は 親の死に目にも会えない」
そう叩き込まれたから 這ってでも
仕事にいかなければと思ったんです(..)
今から考えたら
本番
(業界用語で披露宴やイベント当日の事)
ではなく 打ち合わせだったので
事情を話せば 日延べも出来たはず(..)
あの場で
何らかの力になれたはず
でも仕事に行く事しか頭になかった
ほんまに最低!
今 思い出しても なんでその場にとどまらなかったのか 悔しい
悔しい ほんまに悔し過ぎる
ヘリコプターの騒音と 土煙り 救急車のサイレンの中
よたよたしながら しかも止めどなく流れる涙をぬぐう事もなく
駅を探して歩き続けた。。。
霧に煙る中を歩いていた
でも これは実際には霧ではなく
私の心の中の霧だったみたいだ。
いつ思い出してもあの時は 霧のなかを
確かに歩いていた。
途中で電気屋さんの前を通ると
テレビの前で黒山の人だかり
事故の様子をダイレクトに伝えてたよ。
私はそのテレビを見ながら
「私 この電車にのってました!」
そしたら いっせいに 皆 後をふりむきましたわ。
憔悴しきった私をみて いっせいに足が
ついてるか確認された(笑)
やっと尼崎駅にたどりつきました。
そして
仕事にも 穴をあけずに 行けた。。。
行けた。。。
仕事にはたどり着いた。
To be continued