ロードバイクに乗りたいけれど、こっちも気になる。
2007年。
マチの大谷楽器で、このエンブレムに一目惚れして即購入。
「Alvarez. Yairi (アルバレズ・ヤイリ)」
「Alvarez」とは、アメリカのセントルイス・ミュージック社が展開しているブランドであり、 その中でも「ヤイリギター」が製作したギターのみが「Alvarez・K.Yairi」と名乗り、「Alvarez」ブランドの中でも“最高級の手工ギター〟として位置づけられている。
そして「Alvarez・K.Yairi」のラベルには必ず「K.Yairi」又は「Kazuo Yairi」の文字が入る。
また、ロゴマークは 「AMY マーク」と呼ばれる独自のエンブレムが与えられているのだ。
因みに、世界中のアーティストが使用していることでも有名。
あと、リンクしてこんな記事も発見。
さて、わたくしのこのギター。。。
日本人の「和の心」に通ずる“凛”とした音色が特徴的なんだけど、購入して直ぐには使用せず、ずっとハードケースに入れたまんまワインのように熟成させ、
その後、暫く某ギタリストに預けて、入念にテイスティングをしていただいた。
そして先日、〝永久保証システム〟にインクラウドされたそのブツが
手元に舞い戻って来たのだ。
さあ、そういう訳で、長い年月を経て とうとうその時がやってきた!
“ The time is now !”
プラグインしてアンプ等で音が出せるよう、これから「ピックアップ」を取り付ける。
取り付けるのは、「L.R.Baggs」ハイグレードモデルの「ANTHEM」。
「TRU・MIC(コンデンサーマイク)」と「ELEMENT(ピエゾマイク)」を手元でMIXできる優れもの。
某 ミ〇チ〇 の サ〇ライ氏が D-28に付けてるのと一緒のブツですな。
ただコレ・・新品ならば値段も中々なもの。
しかしながら、某オークションにて新品未使用品を奇跡的に格安で落札することができた。
めちゃくちゃラッキー!!
それでは早速作業開始。
①先ずは、ELEMENT(ピエゾマイク)の取り付け。
そのための 〝サドルの削り出し〟。(白く見えてる牛骨)
元々ギター本体に付いているサドルは、K・ヤイリの職人さんが〝このギターのブリッジ溝〟にカチッと収まるように作られているものなので、さすがにこれを削るなんて事はせずに保管して、別にサドルを仕入れる。
それで、ダメもとで岐阜県のヤイリ本社に、このギターと大体同じサイズのサドルを送付していただけないか 問い合わせてみた。
微調整はこちらでするので。。。
すると、いい加減な仕事はしたくないのでそれはできません。と、きっぱり。
・・・ですよね~。( ̄▽ ̄;)
ただ、ギターを本社に送ってもらえればできますよ。 との事。
しかしながら、別サドルを仕入れるだけで 往復の送料等・・・数人の福沢諭吉さんが羽を生やして飛んでいきそう。
( ̄▽ ̄;)
それでしたら市販のサドルを買ってご自分で作ってみられてはいかがでしょうか~。
と、職人さんがアドバイスをくださったので、〝削り出し〟を自分でやってみる。
右側のでかいのがネットで購入したサドル。分厚く長い。
これにペンシルで〝1mm強〟の水平線を引き、紙ヤスリでゴシゴシと削っていく。
(〝1mm強〟というのは、ピエゾマイクの厚みを見越した分と、弦高を若干低くするため。)
そして、厚さ・長さを微調整しながら
数時間かけて、なんとか
完成。
(敢えて1mm強 低く。)
そしたら、ブリッジ溝の1弦側と
6弦側に 穴を斜めに開ける。
次に、不要なバリを念入りに除去。
木クズは掃除機で
吸い取る。
そしたら、いよいよピエゾマイクを
6弦側から1弦側へ埋め込む。
そして、その上に削り出したサドルをパカッと取り付ける。
元々のブリッジ溝の幅が広がらないよう、サドルは敢えてほんの僅か薄めに削った。
これで一先ず ピックアップ取り付け最大の難所は突破。
さて、次に ②エンドピンジャック取り付け。
開けておいた12.7mのエンドホールに取り付けて完了。
③TRU・MIC(コンデンサーマイク)は、ブリッジ下の最適な場所に貼り付けた。
最後に ④コントローラー・電池ボックス取り付け。
一応、これで作業は終了。
(できるだけ配線が見えないよう ボディ内にフックで固定)
手元に MIXコントロール ・ マスターボリューム ・ マイクレベルコントロール ・ フェイズスイッチ が付いており、
バッテリー残量が一目で分かるので、かなり便利。
そして、もう一つ気になる「弦高」は 予定どおり基準値内の低めで仕上がり、また ビビリもなく、かなり弾きやすくなった。
(12フレット・6弦で2.2mm、1弦で1.8mm。)
で、ワクワクしつつプラグインしてみたところ、いい音 出た出た♪
さあ、心の鍵をカチャリと開けて
外へ 飛び出そうぜ!
そして、仕事も頑張って輝こうぜ!
※この方↑が使ってるのは K・YAIRI の Angel series。