前評判の高い、ピトゥカとカイキの合流を待たずに、
ザーゴ監督を解任し、相馬新監督就任が発表されました。
札幌戦の引き分けは、イヤな形だったとはいえ、
この決断タイミングの早さには、少し驚きました。
今まで、鈴木FDの言っていた「短いサイクルで選手が
入れ替わっても、強さを維持できる“型”を構築したい」は
勿論本心だったと思います。
でも鹿島は、ここ2年ノンタイトル。3年続けて
ノンタイトルのチームは、“強豪”と呼ぶのにも値しない。
「勝利が全てに先んずる」という鹿島の原点を、優先したのでしょう。
コロナ禍の環境や、チームの態勢が立ち直れば、
今回ザーゴ前監督に託した“1ランク上のフットボール”の構築には、
改めて3年後や5年後にもトライ出来る。
しかし、もし今年ノンタイトルに終われば『勝ち方を忘れた鹿島』
になりかねず、「元も子も無く」なる事を阻止すべく決断したのでは。
昨年に続き、今年も川崎がハイペースで勝ち点を重ねている事も、
鹿島フロントの決断を早めた様に思います。
4月11日終了時点で、
鹿島の残り試合は30試合、首位川崎との勝ち点差が20。
今までの様な“勝ったり負けたり”では、6月のリーグ中断入り頃には
「2021リーグ優勝は事実上難しい」となってしまう可能性も高かった。
相馬新監督が、どんなサッカーをするか楽しみというよりは、
「鹿島に負けていい試合などない。鹿島に負けていい大会などない」
の原点が、チームからビンビン伝わって来る試合を望みます!
鹿島の原点に戻り、ファミリー全体で
全部のタイトルを、本気で取りにいきましょう!!!