小出さんのインタビューが毎日新聞に出ていた。事故直後に小出さんを出すべきだったのだ。
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福島第1原発:京都大原子炉実験所・小出裕章助教に聞く
小出裕章・京都大学原子炉実験所助教=大阪府熊取町の京都大学原子炉実験所で2011年8月29日、宮間俊樹撮影
3基の原子炉が同時にメルトダウン(炉心溶融)するという未曽有の事態に陥った東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)。世界最悪「レベル7」の事故は、半年を経ても放射性物質の放出が止まらず、現場では被ばくの危険と隣り合わせの作業が続く。
原発に批判的な立場から福島第1原発事故を見続けてきた京都大原子炉実験所の小出裕章助教(62)に、今後予想される展開や課題を聞いた。
◇遮水壁、一刻も早く
--福島第1原発事故から半年が経過するが、感想は?
小出 事故が起きた時、私は「勝負は1週間で決まるのではないか」と考えていた。つまり、放射性物質を封じ込めることができるか、日本が破局に陥るかは1週間で決まると思っていた。しかし1週間たっても1カ月たっても、半年たってもどちらに転ぶか分からない不安定な状況が続いている。こうした事故の進展になるとは、だれも予測できなかったのではないか。
--今後予測されるリスクや懸念材料は?
小出 事故は現在進行中で、大量の放射性物質が外に出た。ただ、大量の放射性物質が、原子炉と使用済み核燃料プールの中にまだ残っている。今後もっと大量の放射性物質が環境に出る可能性があると考えている。
--具体的には?
小出 東電は5月、1号機については水位計を調整した結果「すでに炉心の中には水はない」と言い出し、メルトダウン(炉心溶融)を認めた。炉心に水がなければメルトダウンは避けられないし、圧力容器の底も抜け、溶けた燃料の溶融体が格納容器を損傷する可能性もある。その場合、溶融体が原子炉建屋の床を突き破って地面に潜り込んでいる事態もありうる。海洋や地下水に放射性物質が拡散しているかもしれない。溶融体が地下水に接触しないよう「地下ダム(遮水壁)」の建設を進めるべきだ。東電の試算によると1000億円レベルの費用がかかるため、株主総会前には建設を表明できないとして、発表を一時取りやめた経緯があった。本来は一刻も早く着手すべきだった。
2、3号機については「炉心の半分まで水位がある」という情報もある。ただし水位計が壊れている可能性もある。もしそうなら2、3号機もメルトダウンし、燃料が地下に潜り込んでいる可能性もある。正確な情報がなく、実際のところは分からないため、いろんな可能性を考えなければいけない。
もし炉心に水があって完全に溶融していない場合、冷却に失敗すれば2、3号機で水蒸気爆発が起きる可能性がある。もし水蒸気爆発が起きれば、圧力容器は破壊され、外側の薄っぺらい格納容器も破壊される。放射性物質の放出を防ぐ壁は完全に失われる可能性がある。
--汚染水をリサイクルする「循環注水冷却」が何とか稼働したが、どうみているか?
小出 政府や東電は「循環注水冷却」の稼働を喧伝(けんでん)しているが、そんなことは「瑣末(さまつ)なもののさらに瑣末なもの」だ。1号機のように燃料が格納容器の底に沈み込んでいるなら、水を注入しても同じではないか。東電のデータが正しいなら、1号機に関する限り、水を入れることはあまり意味がない。むしろ遮水壁を作る方に力点を移すべきだ。2、3号機についてはまだ燃料が溶け落ちていないことも考えられるので、水を送り続けなければならない。それよりも、放射性汚染水が11万立方メートルもたまっている現状を重視すべきだ。
4月に2号機の取水口付近のコンクリートの穴から汚染水が海に漏れているのが見つかった。あの場所だけから漏れていることはあり得ない。原発施設はコンクリートで覆われており、地震や津波でいたる所が割れていると考えられる。壊れないコンクリートなどあり得ない。2号機取水口の漏れは、たまたま見える場所にあったから見つかっただけで、氷山の一角だ。地下などでは亀裂からどんどん地下水へ漏れている可能性がある。「あと何センチであふれる」という視点ではなく、「今の漏れを何とかしなければいけない」という議論をすべきだ。
冷却方法を循環式にしたところで、放射性物質が消えてなくなるわけではない。鉱物「ゼオライト」は放射性セシウムを吸着するが、セシウムを吸い込んだゼオライトの塊が残る。
--東電は工程表で、1月までの「冷温停止」を目指しているが。
小出 「冷温停止」という言葉は専門用語だが、「圧力容器の中の健全な核燃料を100度未満にする」という意味だ。でも、今は炉心が溶け、圧力容器の底が抜けていると東電自身が言っている。それなら「冷温停止」も何もないのではないか。工程表が発表された4月、東電は「炉心は(健全な状態に)ある」と言っていた。そんな前提が崩れてしまっている以上、「冷温停止を目指す」目標にどんな意味があるのか教えてほしい。
--菅直人前首相は、事故にかかわる「中間貯蔵施設」を福島に造りたいと言った。
小出 今後、がれきや汚染水処理で生じる汚泥など、大量の放射性物質の保管が課題になる。世界中に飛んで行った放射性物質は、そもそも福島第1原発の原子炉の中にあったものであり、東電の所有物だ。それが東電の失敗で外部に出たのだから、東電に返還するのが筋だ。事故で出た廃棄物は(東京の)東電本店に持って行くべきだ。原発を地方に押しつけてきた東京の人たちはぜひ受け入れてほしいと思う。
それでは土地が足りないので、福島第1原発敷地の中へ運ぶべきだ。本当に言いたくもないが、福島第1原発周辺で人が帰れない場所を「核の墓場」にせざるを得ないだろう。ただし、一般の原発から出た使用済み核燃料の「中間処理施設」にすべきではない。どさくさに紛れて保管を福島に押しつけることは絶対にあってはならない。
--経済産業省原子力安全・保安院が環境省の外局に設置される「原子力安全庁(仮称)」として再出発することをどう見ている?
小出 経産省であろうが環境省であろうが、「原子力の推進」が国策なら立場は同じ。原子力推進の国策の中で、原子力の安全を確保できるわけがない。なぜなら、原子力は危険なものだからだ。
私は毎日毎日事故が起きると言っているわけではない。しかし原発は時として事故が起きてしまうものだということを理解しなければならない。原子力を推進しながら、安全を担保できるかのように言うことは間違いだ。つまり、原子力をやめる以外に安全の道はないというのが私の主張だ。あり得ないが、もし私に「原子力安全庁長官になってほしい」と要請してきてもお断りする(笑い)。どんなに願っても「安全な原発」はあり得ない。
--菅直人前首相が、中部電力浜岡原発の停止を決めたことの評価は?
小出 停止自体は評価できるが、防潮堤などの地震対策が完成すれば運転再開してもいい、という含みを残したまま今に至っている。中電が本当に運転を再開したければ、再開できる余地が残っている。
--緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の結果公表が遅れるなど、事故に関する国や東電の情報公開について。
小出 少しでも危険だと受け取られる情報は隠すべし、というのが国の姿勢。国が恐れているのはパニックであり、住民の安全は二の次だということが今回の事故ではっきりした。国など組織の前で個人が無力になるのは、第二次世界大戦中もそうだった。今は本当に「戦争」のような事態だ。
--原発内の情報も、東電を通じてしか出てこない。
小出 今も人々を被ばくさせ続けている当事者が、情報でも何でも一元管理しているのはあり得ない話だ。国も東電もふんぞり返って「データをやるぞ」という態度。とんでもない話だ。
--政府は国際評価尺度(INES)のレベルを事故当初、過小評価した。
小出 日本原子力学会に所属する研究者は山ほどいるが、事故がとんでもない状況になっているにもかかわらず「レベル4」と言い張る研究者もいた。原子力を推進した自分の責任を逃れたいと思い、事故ができるだけ小さくあってほしいと思いながら発言した結果だ。日本原子力学会は「個人の責任を問うべきではない」との声明を出しているが、自分が間違ったと思うなら公表するぐらいの気構えが必要だ。また、福島第1原発を誰が認可したのか。当時の原子力委員会、原子力安全委員会、そして経産省のたくさんのワーキンググループに入った専門家が責任をとることは当たり前だ。
--政府の事故調査・検証委員会(事故調)にはどんな事実関係を明らかにしてほしいか。
小出 一つ一つのデータをきちんと公表する。さらに、そのデータを東電が自分たちに都合のいいようにシミュレーションしている可能性があるので、シミュレーションのやり直しをさせるべきだ。もしそれが実現できれば、おそらく福島第1原発は津波ではなく、地震で壊れたことが明らかになるのではないかと思う。事故調は「個人の責任を追求しない」と表明しているが、事実関係を明らかにするだけでなく、責任を明確にすべきだ。
--廃炉はどう進めるべきか?
小出 メルトダウンした燃料をどうやったら回収できるのか、私には想像すらできない。米スリーマイル島原発事故(79年)では、燃料が圧力容器にとどまっていたため何とか回収できた。これだけでもずいぶん大変だった。しかし、福島の場合は核燃料が地面にまで潜り込んでいる可能性があり、回収には10年、20年単位の時間が必要だろう。私たちは人類史上、遭遇したことがない事態を迎えている。
こいで・ひろあき 東京都生まれ。74年、東北大大学院工学研究科修士課程修了。工学部原子核工学科在籍中の70年、東北電力女川原発の反対運動に参加したのを機に、反原発の研究者になることを決意。74年から現職。専門は放射線計測、原子力安全。
毎日新聞 2011年9月9日 2時32分(最終更新 9月9日 2時45分)
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福島第1原発:京都大原子炉実験所・小出裕章助教に聞く
小出裕章・京都大学原子炉実験所助教=大阪府熊取町の京都大学原子炉実験所で2011年8月29日、宮間俊樹撮影
3基の原子炉が同時にメルトダウン(炉心溶融)するという未曽有の事態に陥った東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)。世界最悪「レベル7」の事故は、半年を経ても放射性物質の放出が止まらず、現場では被ばくの危険と隣り合わせの作業が続く。
原発に批判的な立場から福島第1原発事故を見続けてきた京都大原子炉実験所の小出裕章助教(62)に、今後予想される展開や課題を聞いた。
◇遮水壁、一刻も早く
--福島第1原発事故から半年が経過するが、感想は?
小出 事故が起きた時、私は「勝負は1週間で決まるのではないか」と考えていた。つまり、放射性物質を封じ込めることができるか、日本が破局に陥るかは1週間で決まると思っていた。しかし1週間たっても1カ月たっても、半年たってもどちらに転ぶか分からない不安定な状況が続いている。こうした事故の進展になるとは、だれも予測できなかったのではないか。
--今後予測されるリスクや懸念材料は?
小出 事故は現在進行中で、大量の放射性物質が外に出た。ただ、大量の放射性物質が、原子炉と使用済み核燃料プールの中にまだ残っている。今後もっと大量の放射性物質が環境に出る可能性があると考えている。
--具体的には?
小出 東電は5月、1号機については水位計を調整した結果「すでに炉心の中には水はない」と言い出し、メルトダウン(炉心溶融)を認めた。炉心に水がなければメルトダウンは避けられないし、圧力容器の底も抜け、溶けた燃料の溶融体が格納容器を損傷する可能性もある。その場合、溶融体が原子炉建屋の床を突き破って地面に潜り込んでいる事態もありうる。海洋や地下水に放射性物質が拡散しているかもしれない。溶融体が地下水に接触しないよう「地下ダム(遮水壁)」の建設を進めるべきだ。東電の試算によると1000億円レベルの費用がかかるため、株主総会前には建設を表明できないとして、発表を一時取りやめた経緯があった。本来は一刻も早く着手すべきだった。
2、3号機については「炉心の半分まで水位がある」という情報もある。ただし水位計が壊れている可能性もある。もしそうなら2、3号機もメルトダウンし、燃料が地下に潜り込んでいる可能性もある。正確な情報がなく、実際のところは分からないため、いろんな可能性を考えなければいけない。
もし炉心に水があって完全に溶融していない場合、冷却に失敗すれば2、3号機で水蒸気爆発が起きる可能性がある。もし水蒸気爆発が起きれば、圧力容器は破壊され、外側の薄っぺらい格納容器も破壊される。放射性物質の放出を防ぐ壁は完全に失われる可能性がある。
--汚染水をリサイクルする「循環注水冷却」が何とか稼働したが、どうみているか?
小出 政府や東電は「循環注水冷却」の稼働を喧伝(けんでん)しているが、そんなことは「瑣末(さまつ)なもののさらに瑣末なもの」だ。1号機のように燃料が格納容器の底に沈み込んでいるなら、水を注入しても同じではないか。東電のデータが正しいなら、1号機に関する限り、水を入れることはあまり意味がない。むしろ遮水壁を作る方に力点を移すべきだ。2、3号機についてはまだ燃料が溶け落ちていないことも考えられるので、水を送り続けなければならない。それよりも、放射性汚染水が11万立方メートルもたまっている現状を重視すべきだ。
4月に2号機の取水口付近のコンクリートの穴から汚染水が海に漏れているのが見つかった。あの場所だけから漏れていることはあり得ない。原発施設はコンクリートで覆われており、地震や津波でいたる所が割れていると考えられる。壊れないコンクリートなどあり得ない。2号機取水口の漏れは、たまたま見える場所にあったから見つかっただけで、氷山の一角だ。地下などでは亀裂からどんどん地下水へ漏れている可能性がある。「あと何センチであふれる」という視点ではなく、「今の漏れを何とかしなければいけない」という議論をすべきだ。
冷却方法を循環式にしたところで、放射性物質が消えてなくなるわけではない。鉱物「ゼオライト」は放射性セシウムを吸着するが、セシウムを吸い込んだゼオライトの塊が残る。
--東電は工程表で、1月までの「冷温停止」を目指しているが。
小出 「冷温停止」という言葉は専門用語だが、「圧力容器の中の健全な核燃料を100度未満にする」という意味だ。でも、今は炉心が溶け、圧力容器の底が抜けていると東電自身が言っている。それなら「冷温停止」も何もないのではないか。工程表が発表された4月、東電は「炉心は(健全な状態に)ある」と言っていた。そんな前提が崩れてしまっている以上、「冷温停止を目指す」目標にどんな意味があるのか教えてほしい。
--菅直人前首相は、事故にかかわる「中間貯蔵施設」を福島に造りたいと言った。
小出 今後、がれきや汚染水処理で生じる汚泥など、大量の放射性物質の保管が課題になる。世界中に飛んで行った放射性物質は、そもそも福島第1原発の原子炉の中にあったものであり、東電の所有物だ。それが東電の失敗で外部に出たのだから、東電に返還するのが筋だ。事故で出た廃棄物は(東京の)東電本店に持って行くべきだ。原発を地方に押しつけてきた東京の人たちはぜひ受け入れてほしいと思う。
それでは土地が足りないので、福島第1原発敷地の中へ運ぶべきだ。本当に言いたくもないが、福島第1原発周辺で人が帰れない場所を「核の墓場」にせざるを得ないだろう。ただし、一般の原発から出た使用済み核燃料の「中間処理施設」にすべきではない。どさくさに紛れて保管を福島に押しつけることは絶対にあってはならない。
--経済産業省原子力安全・保安院が環境省の外局に設置される「原子力安全庁(仮称)」として再出発することをどう見ている?
小出 経産省であろうが環境省であろうが、「原子力の推進」が国策なら立場は同じ。原子力推進の国策の中で、原子力の安全を確保できるわけがない。なぜなら、原子力は危険なものだからだ。
私は毎日毎日事故が起きると言っているわけではない。しかし原発は時として事故が起きてしまうものだということを理解しなければならない。原子力を推進しながら、安全を担保できるかのように言うことは間違いだ。つまり、原子力をやめる以外に安全の道はないというのが私の主張だ。あり得ないが、もし私に「原子力安全庁長官になってほしい」と要請してきてもお断りする(笑い)。どんなに願っても「安全な原発」はあり得ない。
--菅直人前首相が、中部電力浜岡原発の停止を決めたことの評価は?
小出 停止自体は評価できるが、防潮堤などの地震対策が完成すれば運転再開してもいい、という含みを残したまま今に至っている。中電が本当に運転を再開したければ、再開できる余地が残っている。
--緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の結果公表が遅れるなど、事故に関する国や東電の情報公開について。
小出 少しでも危険だと受け取られる情報は隠すべし、というのが国の姿勢。国が恐れているのはパニックであり、住民の安全は二の次だということが今回の事故ではっきりした。国など組織の前で個人が無力になるのは、第二次世界大戦中もそうだった。今は本当に「戦争」のような事態だ。
--原発内の情報も、東電を通じてしか出てこない。
小出 今も人々を被ばくさせ続けている当事者が、情報でも何でも一元管理しているのはあり得ない話だ。国も東電もふんぞり返って「データをやるぞ」という態度。とんでもない話だ。
--政府は国際評価尺度(INES)のレベルを事故当初、過小評価した。
小出 日本原子力学会に所属する研究者は山ほどいるが、事故がとんでもない状況になっているにもかかわらず「レベル4」と言い張る研究者もいた。原子力を推進した自分の責任を逃れたいと思い、事故ができるだけ小さくあってほしいと思いながら発言した結果だ。日本原子力学会は「個人の責任を問うべきではない」との声明を出しているが、自分が間違ったと思うなら公表するぐらいの気構えが必要だ。また、福島第1原発を誰が認可したのか。当時の原子力委員会、原子力安全委員会、そして経産省のたくさんのワーキンググループに入った専門家が責任をとることは当たり前だ。
--政府の事故調査・検証委員会(事故調)にはどんな事実関係を明らかにしてほしいか。
小出 一つ一つのデータをきちんと公表する。さらに、そのデータを東電が自分たちに都合のいいようにシミュレーションしている可能性があるので、シミュレーションのやり直しをさせるべきだ。もしそれが実現できれば、おそらく福島第1原発は津波ではなく、地震で壊れたことが明らかになるのではないかと思う。事故調は「個人の責任を追求しない」と表明しているが、事実関係を明らかにするだけでなく、責任を明確にすべきだ。
--廃炉はどう進めるべきか?
小出 メルトダウンした燃料をどうやったら回収できるのか、私には想像すらできない。米スリーマイル島原発事故(79年)では、燃料が圧力容器にとどまっていたため何とか回収できた。これだけでもずいぶん大変だった。しかし、福島の場合は核燃料が地面にまで潜り込んでいる可能性があり、回収には10年、20年単位の時間が必要だろう。私たちは人類史上、遭遇したことがない事態を迎えている。
こいで・ひろあき 東京都生まれ。74年、東北大大学院工学研究科修士課程修了。工学部原子核工学科在籍中の70年、東北電力女川原発の反対運動に参加したのを機に、反原発の研究者になることを決意。74年から現職。専門は放射線計測、原子力安全。
毎日新聞 2011年9月9日 2時32分(最終更新 9月9日 2時45分)
下のように浪江町から避難した人が「原発周辺が『死の町』になっているのは事実」と言っている。
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警戒区域や計画的避難区域に指定されている浪江町から福島市内の仮設住宅に移った農業の男性(63)は「原発周辺が『死の町』になっているのは事実で辞めるほどの言動ではなかったと思う。政界はいつも揚げ足取りばかりしてうんざり」と嘆いた。
=======
こういアホ臭いことをいつまでもやっていれば、国家体制そのものが揺らいでしまうだろう。チェルノブイリでソ連が崩壊したことを、思い出したほうが良い。
=====================
鉢呂経産相辞任:「当然の結果だ」 深まる政治不信
日経新聞 2011年9月10日 22時11分 更新:9月10日 22時39分
福島入りし放射線量の高い地域の除染について説明を受ける鉢呂吉雄経産相=福島県伊達市霊山町の下小国中央集会所で2011年9月8日、小林努撮影
就任から1週間余。鉢呂吉雄経済産業相が、東京電力福島第1原発視察後の発言で辞任に追い込まれた。「福島の再生なくして日本の再生なし」と宣言した野田佳彦首相の言葉の重みに疑問符がつく事態。政治不信を募らせる福島県民は、複雑な思いで今回の辞任を受け止めた。【渡辺暢、浅野翔太郎、種市房子】
福島市内の借り上げアパートで避難生活を送る飯舘村の元畜産農家、只野あさ子さん(55)は「放射能で子牛を手放さなければならず、年老いた母も避難生活が長期化し、足腰が弱り始めた。民主党とか自民党とか言わずに被災地を一生懸命考えてくれる人に国を動かしてほしい」と求めた。
福島市の主婦、佐藤美由起さん(36)は夫と離れ、京都市に9歳と1歳の子供2人と避難している。「辞めるのはしょうがないと思う。放射能がうつるかのような表現で、子供たちがいじめに遭うかもしれないと心配している」と話した。
田村市で「みやこ旅館」を経営する吉田幸弘さん(55)は「永田町では『放射能がうつる』とか、その程度の認識がまん延しているんじゃないかと悲しくなった。次の大臣は国会議員でなくても痛みの分かる地元の人がいい」と望んだ。
一方で、辞任の必要はないとの声も。
警戒区域や計画的避難区域に指定されている浪江町から福島市内の仮設住宅に移った農業の男性(63)は「原発周辺が『死の町』になっているのは事実で辞めるほどの言動ではなかったと思う。政界はいつも揚げ足取りばかりしてうんざり」と嘆いた。
風評被害などの対応にあたる県庁のある課長は、「福島県民は風評被害に苦しんでおり、発言を悲しい思いで受け止めた。ただ、閣僚が代わると災害対応に空白ができ、政治家には『しっかりしてくださいよ』と言いたい」と注文を付けた。
放射性セシウムに汚染された稲わらが見つかった宮城県登米市で肥育農家を営む佐野和夫さん(58)は「あまりにも資質に欠ける発言で辞任は当然。7月以降ほとんど牛が出荷できず収入はゼロで、われわれは放射能の恐ろしさを日々感じている。本気で取り組まなければ解決できるはずがない。責任感のない大臣はいらない」と厳しい口調で話した。
妻と子ども4人を福島県浪江町から東大阪市に避難させ、自身は福島第1原発で働く安部三郎さん(33)は「人ごとのようで軽い発言でよくない」と経産相の発言を批判。「『死の町』という表現も含め、今はふざけた表現を使う時期じゃない。期待もあっただけに、がっかりした」と話した。
◇舞い上がり型失言
元民主党事務局長の伊藤惇夫さんの話 かつての自民党の閣僚の失言は、思想信条による確信犯的な発言が多かったが、民主党の場合は、自分が権力の中枢にいる自覚を欠いた舞い上がり型の単純な失言が目立つ。元々が「権力成り金」のようなものだから、大臣の発言の重みがわからず、浮かれてしまう。
◇自覚のなさを示す
前宮城県知事で慶応大教授の浅野史郎さんの話 本来はこの時期の職務の重要性を考えれば、身の引き締まる思いになるはずで、こうした発言がそもそも出てくるはずがない。大臣としての自覚のなさを示しており、辞任は当然だ。それを見抜けなかった野田首相も不明を恥じるべきだ。早期に辞めたのが不幸中の幸いとも言える。
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警戒区域や計画的避難区域に指定されている浪江町から福島市内の仮設住宅に移った農業の男性(63)は「原発周辺が『死の町』になっているのは事実で辞めるほどの言動ではなかったと思う。政界はいつも揚げ足取りばかりしてうんざり」と嘆いた。
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こういアホ臭いことをいつまでもやっていれば、国家体制そのものが揺らいでしまうだろう。チェルノブイリでソ連が崩壊したことを、思い出したほうが良い。
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鉢呂経産相辞任:「当然の結果だ」 深まる政治不信
日経新聞 2011年9月10日 22時11分 更新:9月10日 22時39分
福島入りし放射線量の高い地域の除染について説明を受ける鉢呂吉雄経産相=福島県伊達市霊山町の下小国中央集会所で2011年9月8日、小林努撮影
就任から1週間余。鉢呂吉雄経済産業相が、東京電力福島第1原発視察後の発言で辞任に追い込まれた。「福島の再生なくして日本の再生なし」と宣言した野田佳彦首相の言葉の重みに疑問符がつく事態。政治不信を募らせる福島県民は、複雑な思いで今回の辞任を受け止めた。【渡辺暢、浅野翔太郎、種市房子】
福島市内の借り上げアパートで避難生活を送る飯舘村の元畜産農家、只野あさ子さん(55)は「放射能で子牛を手放さなければならず、年老いた母も避難生活が長期化し、足腰が弱り始めた。民主党とか自民党とか言わずに被災地を一生懸命考えてくれる人に国を動かしてほしい」と求めた。
福島市の主婦、佐藤美由起さん(36)は夫と離れ、京都市に9歳と1歳の子供2人と避難している。「辞めるのはしょうがないと思う。放射能がうつるかのような表現で、子供たちがいじめに遭うかもしれないと心配している」と話した。
田村市で「みやこ旅館」を経営する吉田幸弘さん(55)は「永田町では『放射能がうつる』とか、その程度の認識がまん延しているんじゃないかと悲しくなった。次の大臣は国会議員でなくても痛みの分かる地元の人がいい」と望んだ。
一方で、辞任の必要はないとの声も。
警戒区域や計画的避難区域に指定されている浪江町から福島市内の仮設住宅に移った農業の男性(63)は「原発周辺が『死の町』になっているのは事実で辞めるほどの言動ではなかったと思う。政界はいつも揚げ足取りばかりしてうんざり」と嘆いた。
風評被害などの対応にあたる県庁のある課長は、「福島県民は風評被害に苦しんでおり、発言を悲しい思いで受け止めた。ただ、閣僚が代わると災害対応に空白ができ、政治家には『しっかりしてくださいよ』と言いたい」と注文を付けた。
放射性セシウムに汚染された稲わらが見つかった宮城県登米市で肥育農家を営む佐野和夫さん(58)は「あまりにも資質に欠ける発言で辞任は当然。7月以降ほとんど牛が出荷できず収入はゼロで、われわれは放射能の恐ろしさを日々感じている。本気で取り組まなければ解決できるはずがない。責任感のない大臣はいらない」と厳しい口調で話した。
妻と子ども4人を福島県浪江町から東大阪市に避難させ、自身は福島第1原発で働く安部三郎さん(33)は「人ごとのようで軽い発言でよくない」と経産相の発言を批判。「『死の町』という表現も含め、今はふざけた表現を使う時期じゃない。期待もあっただけに、がっかりした」と話した。
◇舞い上がり型失言
元民主党事務局長の伊藤惇夫さんの話 かつての自民党の閣僚の失言は、思想信条による確信犯的な発言が多かったが、民主党の場合は、自分が権力の中枢にいる自覚を欠いた舞い上がり型の単純な失言が目立つ。元々が「権力成り金」のようなものだから、大臣の発言の重みがわからず、浮かれてしまう。
◇自覚のなさを示す
前宮城県知事で慶応大教授の浅野史郎さんの話 本来はこの時期の職務の重要性を考えれば、身の引き締まる思いになるはずで、こうした発言がそもそも出てくるはずがない。大臣としての自覚のなさを示しており、辞任は当然だ。それを見抜けなかった野田首相も不明を恥じるべきだ。早期に辞めたのが不幸中の幸いとも言える。
アホくさ!
それ以外に言葉が出ない。
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鉢呂経産相が辞任 就任9日目、政権運営に打撃
日経新聞 2011/9/10 21:00
鉢呂吉雄経済産業相は10日夜、野田佳彦首相と衆院議員宿舎で会い、東京電力福島第1原子力発電所の視察を巡り不適切な発言を重ねたことの責任を取り、辞表を提出した。首相は受理した。臨時国会の召集を13日に控え、早期に事態を収拾する必要があると判断した。内閣発足から1週間余りでの閣僚辞任で、首相は今後の政権運営に不安を抱えることになった。
(首相に辞表を提出し、議員宿舎を出る鉢呂経産相(10日午後8時52分、東京・赤坂)=共同)
政府筋によると、首相と鉢呂氏は10日夜、地方視察から都内に戻り、国会近くの衆院議員宿舎内で会談。この場で辞表を提出した。
首相は10日午後、岩手県陸前高田市で記者団に「報道と本人の言っていることが違うところもある。なるべく早い段階に、本人に考えと経緯をしっかり説明してもらいたい」と述べた。鉢呂氏は10日午後、相模原市で記者団に「経産省の様々な事業についてリーダーシップをとってやっていきたい」と続投への意欲もみせていた。鉢呂氏は首相との会談に先立ち、藤村修官房長官に事情を説明していた。
政府・与党内には野党側が鉢呂氏問題で攻勢を強めることへの懸念が強まっていた。13日からの臨時国会の混乱だけでなく、2011年度第3次補正予算編成に向けた与野党の政策協議の障害になるおそれがあるからだ。民主党執行部の一人は「軽率とのそしりは免れないだろう。あいまいにせず、早く結論を出すべきだ」と指摘した。首相に近い党幹部の一人は「鉢呂氏続投は政治的に困難だ」との認識も示した。
鉢呂氏は8日に首相とともに福島第1原発を視察。議員宿舎に帰宅した際、報道陣の一人に防災服の袖をすりつけ「放射能をつけてやろうか」と発言した。翌日の記者会見では原発周辺の市街地を「死の町」と表現し、その後に撤回した。
それ以外に言葉が出ない。
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鉢呂経産相が辞任 就任9日目、政権運営に打撃
日経新聞 2011/9/10 21:00
鉢呂吉雄経済産業相は10日夜、野田佳彦首相と衆院議員宿舎で会い、東京電力福島第1原子力発電所の視察を巡り不適切な発言を重ねたことの責任を取り、辞表を提出した。首相は受理した。臨時国会の召集を13日に控え、早期に事態を収拾する必要があると判断した。内閣発足から1週間余りでの閣僚辞任で、首相は今後の政権運営に不安を抱えることになった。
(首相に辞表を提出し、議員宿舎を出る鉢呂経産相(10日午後8時52分、東京・赤坂)=共同)
政府筋によると、首相と鉢呂氏は10日夜、地方視察から都内に戻り、国会近くの衆院議員宿舎内で会談。この場で辞表を提出した。
首相は10日午後、岩手県陸前高田市で記者団に「報道と本人の言っていることが違うところもある。なるべく早い段階に、本人に考えと経緯をしっかり説明してもらいたい」と述べた。鉢呂氏は10日午後、相模原市で記者団に「経産省の様々な事業についてリーダーシップをとってやっていきたい」と続投への意欲もみせていた。鉢呂氏は首相との会談に先立ち、藤村修官房長官に事情を説明していた。
政府・与党内には野党側が鉢呂氏問題で攻勢を強めることへの懸念が強まっていた。13日からの臨時国会の混乱だけでなく、2011年度第3次補正予算編成に向けた与野党の政策協議の障害になるおそれがあるからだ。民主党執行部の一人は「軽率とのそしりは免れないだろう。あいまいにせず、早く結論を出すべきだ」と指摘した。首相に近い党幹部の一人は「鉢呂氏続投は政治的に困難だ」との認識も示した。
鉢呂氏は8日に首相とともに福島第1原発を視察。議員宿舎に帰宅した際、報道陣の一人に防災服の袖をすりつけ「放射能をつけてやろうか」と発言した。翌日の記者会見では原発周辺の市街地を「死の町」と表現し、その後に撤回した。
こりゃ本当に凄い。煽りにあおっている。
福島瑞穂までまにうけている。
こりゃだめだな。。。。
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鉢呂経産相の進退言及相次ぐ
2011.9.10 09:42 産経新聞
福山哲郎前官房副長官は10日午前、鉢呂吉雄経済産業相が福島第1原発周辺市町村を「死の町」と発言したことについて「不適切だ。これからいろいろなことが起きてくる」と述べ、進退問題に発展する可能性に言及した。民主党内から公然と発言を批判し進退を問う意見が出てきたことで、鉢呂氏は一段と厳しい立場に追い込まれた。TBS番組で語った。
また、民主党幹部は「鉢呂氏の自発的辞任が望ましい」との認識を示した。一方、野田佳彦首相は10日朝、鉢呂経産相は辞任すべきかと聞いた記者団の問い掛けに無言だった。
自民党の山本一太参院政審会長はTBS番組で「即刻辞めていただきたい」と要求。その上で「国会が始まれば本気で追及する。結局辞めなければいけなくなるから、自らその前に辞めた方がいい」とも指摘した
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鉢呂経産相:「放射能つけた」発言 野田政権に強い打撃
2011年9月10日 2時30分 更新:9月10日 2時46分 毎日新聞
閣議を終え退室する野田佳彦首相(左)と鉢呂吉雄経産相=首相官邸で2011年9月9日午前9時19分、藤井太郎撮影
鉢呂吉雄経済産業相が、東京電力福島第1原発の周辺市町村を「死の町」と表現したり、記者に「放射能をつけたぞ」などと発言した問題で、政府・与党内では厳しい見方が広がった。野田政権は東日本大震災の復旧・復興と福島第1原発の早期収束を「最優先の課題」と位置付けてきただけに、政権に与える打撃は計り知れない。大震災を巡っては7月に松本龍前復興・防災担当相が自らの発言で辞任したばかり。野党側は追及姿勢を強めており、野田政権は発足早々、難題を抱えることになりそうだ。
民主党幹部は9日昼、「死の町」発言について「復興して頑張っていこうということを言ったのではないか。仕事ぶりをみればいい」と擁護したが、「放射能をつけた」発言が浮上。福島県の被災地では原発事故の対応を巡り、住民が帰還する見通しがつかない厳しい状況に政府への批判が強い。汚染地域の除染など困難な課題が山積しており、鉢呂氏の発言が「被災地の住民の神経を逆なでしかねない」(党幹部)との危機感が募っている。
経産省の政務三役の一人は「我々は涙を流しながら一生懸命やっているのに、福島の人が聞いたらどう思うか」と怒る。また別の経産省の政務三役の一人は「辞める辞めないは首相が判断することだが、事実なら問題になる」と厳しい表情で語った。
別の経済官庁の政務三役の一人は「野田佳彦首相が慎重にしているのに、なんでそんな話をするのか。辞めないですむかわからない」と困惑の表情。福島県選出の国会議員は「ちょっと信じられない。放射能の問題には神経を使い、言動には当然注意しなければいけない」と語った。
鉢呂氏の一連の発言に対し、野党は一斉に猛反発しており、辞任は当然との声が相次いだ。
自民党の石破茂政調会長は取材に対し「経産相としてではなく人間として不適格で、間違いなく辞任だ。首相の任命責任と言うより、民主党の責任だ。一川保夫防衛相や平野博文国対委員長の問題発言と合わせ、予算委員会で追及する」と非難した。
自民党の逢沢一郎国対委員長は「大臣として不適格で、そういう人を任命した首相の責任は問われる」と声を上げた。
社民党の福島瑞穂党首は「将来は脱原発すべきだと発言した鉢呂氏が、こんな非常識なことを言うのは真に残念だ」と語った。
福島瑞穂までまにうけている。
こりゃだめだな。。。。
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鉢呂経産相の進退言及相次ぐ
2011.9.10 09:42 産経新聞
福山哲郎前官房副長官は10日午前、鉢呂吉雄経済産業相が福島第1原発周辺市町村を「死の町」と発言したことについて「不適切だ。これからいろいろなことが起きてくる」と述べ、進退問題に発展する可能性に言及した。民主党内から公然と発言を批判し進退を問う意見が出てきたことで、鉢呂氏は一段と厳しい立場に追い込まれた。TBS番組で語った。
また、民主党幹部は「鉢呂氏の自発的辞任が望ましい」との認識を示した。一方、野田佳彦首相は10日朝、鉢呂経産相は辞任すべきかと聞いた記者団の問い掛けに無言だった。
自民党の山本一太参院政審会長はTBS番組で「即刻辞めていただきたい」と要求。その上で「国会が始まれば本気で追及する。結局辞めなければいけなくなるから、自らその前に辞めた方がいい」とも指摘した
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鉢呂経産相:「放射能つけた」発言 野田政権に強い打撃
2011年9月10日 2時30分 更新:9月10日 2時46分 毎日新聞
閣議を終え退室する野田佳彦首相(左)と鉢呂吉雄経産相=首相官邸で2011年9月9日午前9時19分、藤井太郎撮影
鉢呂吉雄経済産業相が、東京電力福島第1原発の周辺市町村を「死の町」と表現したり、記者に「放射能をつけたぞ」などと発言した問題で、政府・与党内では厳しい見方が広がった。野田政権は東日本大震災の復旧・復興と福島第1原発の早期収束を「最優先の課題」と位置付けてきただけに、政権に与える打撃は計り知れない。大震災を巡っては7月に松本龍前復興・防災担当相が自らの発言で辞任したばかり。野党側は追及姿勢を強めており、野田政権は発足早々、難題を抱えることになりそうだ。
民主党幹部は9日昼、「死の町」発言について「復興して頑張っていこうということを言ったのではないか。仕事ぶりをみればいい」と擁護したが、「放射能をつけた」発言が浮上。福島県の被災地では原発事故の対応を巡り、住民が帰還する見通しがつかない厳しい状況に政府への批判が強い。汚染地域の除染など困難な課題が山積しており、鉢呂氏の発言が「被災地の住民の神経を逆なでしかねない」(党幹部)との危機感が募っている。
経産省の政務三役の一人は「我々は涙を流しながら一生懸命やっているのに、福島の人が聞いたらどう思うか」と怒る。また別の経産省の政務三役の一人は「辞める辞めないは首相が判断することだが、事実なら問題になる」と厳しい表情で語った。
別の経済官庁の政務三役の一人は「野田佳彦首相が慎重にしているのに、なんでそんな話をするのか。辞めないですむかわからない」と困惑の表情。福島県選出の国会議員は「ちょっと信じられない。放射能の問題には神経を使い、言動には当然注意しなければいけない」と語った。
鉢呂氏の一連の発言に対し、野党は一斉に猛反発しており、辞任は当然との声が相次いだ。
自民党の石破茂政調会長は取材に対し「経産相としてではなく人間として不適格で、間違いなく辞任だ。首相の任命責任と言うより、民主党の責任だ。一川保夫防衛相や平野博文国対委員長の問題発言と合わせ、予算委員会で追及する」と非難した。
自民党の逢沢一郎国対委員長は「大臣として不適格で、そういう人を任命した首相の責任は問われる」と声を上げた。
社民党の福島瑞穂党首は「将来は脱原発すべきだと発言した鉢呂氏が、こんな非常識なことを言うのは真に残念だ」と語った。
見落としていたが、以下の記事が出ていた。
なんで鉢呂氏をこんなふうに陥れようとするのか、不思議に思っていたが、な~んだ、簡単ではないか。
「基本的に原発はゼロになる」
と発言したからである。あまりにも露骨で笑ってしまう。
======================
経産相の原発ゼロ発言、衝撃と困惑 普天間の時と同じ 何を信じれば…
産経新聞 2011.9.7 09:36
鉢呂吉雄経済産業相が民主党政権として初めて「基本的に原発はゼロになる」と発言したことを受け、電力各社には6日、衝撃と戸惑いの声が渦巻いた。
「どのような議論や根拠に基づいた発言なのか分からず、コメントのしようがない」
松江市の島根原発3号機がほぼ完成状態にある中国電力の幹部は経産相発言に困惑を隠さない。
野田政権の発足に際し、電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)が「どのようなエネルギーを選択していくのか、オープンな場で、長期的かつ複眼的な視点をもって、国民的な議論を十分に積み重ねていただきたい」と、唐突な脱原発政策にクギを刺したばかり。それだけに、電力各社のショックも大きい。
広島県の湯崎英彦知事は6日の定例記者会見で「見通しもなく言っているのは問題だ。普天間問題を思い出す」と政府の対応に苦言を呈した。
また野田佳彦首相が原発の新規建設をめぐり「現実的に困難」と発言したことも新規原発を計画する電力会社には大きな衝撃。藤村修官房長官が6日、「新規建設とは今から土地を手当てし、建設するという意味」と軌道修正を図ったが、山口県上関町で土地を入手し上関原発を計画中の中国電幹部は「何を信じればいいのか」と閣僚発言に頭を抱えている。
なんで鉢呂氏をこんなふうに陥れようとするのか、不思議に思っていたが、な~んだ、簡単ではないか。
「基本的に原発はゼロになる」
と発言したからである。あまりにも露骨で笑ってしまう。
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経産相の原発ゼロ発言、衝撃と困惑 普天間の時と同じ 何を信じれば…
産経新聞 2011.9.7 09:36
鉢呂吉雄経済産業相が民主党政権として初めて「基本的に原発はゼロになる」と発言したことを受け、電力各社には6日、衝撃と戸惑いの声が渦巻いた。
「どのような議論や根拠に基づいた発言なのか分からず、コメントのしようがない」
松江市の島根原発3号機がほぼ完成状態にある中国電力の幹部は経産相発言に困惑を隠さない。
野田政権の発足に際し、電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)が「どのようなエネルギーを選択していくのか、オープンな場で、長期的かつ複眼的な視点をもって、国民的な議論を十分に積み重ねていただきたい」と、唐突な脱原発政策にクギを刺したばかり。それだけに、電力各社のショックも大きい。
広島県の湯崎英彦知事は6日の定例記者会見で「見通しもなく言っているのは問題だ。普天間問題を思い出す」と政府の対応に苦言を呈した。
また野田佳彦首相が原発の新規建設をめぐり「現実的に困難」と発言したことも新規原発を計画する電力会社には大きな衝撃。藤村修官房長官が6日、「新規建設とは今から土地を手当てし、建設するという意味」と軌道修正を図ったが、山口県上関町で土地を入手し上関原発を計画中の中国電幹部は「何を信じればいいのか」と閣僚発言に頭を抱えている。
毎日新聞では、「放射能をつけたぞ」になっている。なぜこんなことをしたのか、もう一度考えてみたが、
「除染をしっかりしないといけないと思った」と強調した
ということなので、原発の視察に行って、防災服に放射性物質が付着している気がして、
メチャクチャ怖かった
のだろう。それで記者に
「デン」
して放射能の穢れを移そうとしたのだと思う。鉢呂氏は、本当に、怖かったのだ。そう考えれば、大人気ないけれど、自然な行為であって、不可解ではない。
しかしやはりこれでは大人げない。彼がすべきであったことは、
福島原発の視察に行って、とても怖かった、
と正直に言うことだったのだと思う。今からでも遅くないから、そういえば良い。
=========
鉢呂経産相:「放射能つけたぞ」記者に防災服をすりつける
毎日新聞 2011年9月9日 22時36分 更新:9月10日 0時6分
鉢呂吉雄経済産業相=経産省で2011年9月9日
鉢呂吉雄経済産業相が東京電力福島第1原発の視察を終えた8日夜、東京都内で報道陣の一人に近寄って防災服をすりつける仕草をし、「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言をした。不用意な行動と批判されるのは必至で、原発を所管する担当閣僚としての資質が問われそうだ。
鉢呂氏は防災服をすりつける仕草をした後、記者団に「除染をしっかりしないといけないと思った」と強調した。報道陣は、鉢呂氏の福島第1原発の視察後の見解を聞くため、取材していた。鉢呂氏は9日、仕草について「厳しい状況だったということを話した」と周囲に釈明している。
鉢呂氏は9日午前の会見で、福島第1原発の周辺市町村を「死の町」と発言。野田佳彦首相が訂正を求め、鉢呂氏は同日午後の会見で発言を撤回し、陳謝した。鉢呂氏は8日、野田首相に同行して福島第1原発や同原発から半径20キロの警戒区域を視察していた。
「除染をしっかりしないといけないと思った」と強調した
ということなので、原発の視察に行って、防災服に放射性物質が付着している気がして、
メチャクチャ怖かった
のだろう。それで記者に
「デン」
して放射能の穢れを移そうとしたのだと思う。鉢呂氏は、本当に、怖かったのだ。そう考えれば、大人気ないけれど、自然な行為であって、不可解ではない。
しかしやはりこれでは大人げない。彼がすべきであったことは、
福島原発の視察に行って、とても怖かった、
と正直に言うことだったのだと思う。今からでも遅くないから、そういえば良い。
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鉢呂経産相:「放射能つけたぞ」記者に防災服をすりつける
毎日新聞 2011年9月9日 22時36分 更新:9月10日 0時6分
鉢呂吉雄経済産業相=経産省で2011年9月9日
鉢呂吉雄経済産業相が東京電力福島第1原発の視察を終えた8日夜、東京都内で報道陣の一人に近寄って防災服をすりつける仕草をし、「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言をした。不用意な行動と批判されるのは必至で、原発を所管する担当閣僚としての資質が問われそうだ。
鉢呂氏は防災服をすりつける仕草をした後、記者団に「除染をしっかりしないといけないと思った」と強調した。報道陣は、鉢呂氏の福島第1原発の視察後の見解を聞くため、取材していた。鉢呂氏は9日、仕草について「厳しい状況だったということを話した」と周囲に釈明している。
鉢呂氏は9日午前の会見で、福島第1原発の周辺市町村を「死の町」と発言。野田佳彦首相が訂正を求め、鉢呂氏は同日午後の会見で発言を撤回し、陳謝した。鉢呂氏は8日、野田首相に同行して福島第1原発や同原発から半径20キロの警戒区域を視察していた。
8日夜には、鉢呂氏が都内で着ていた防災服の袖を取材記者にくっつけ、「ほら放射能」と語る不可解な態度を示したことも明るみに出た。
という言動を、「不可解な態度」などと、分かっていないフリをする読売新聞はまったく不可解である。放射能ネタのおやじギャグに決まっているではないか。
鉢呂経産相は、無意識に潜む何かに振り回されているようだ。何に振り回されているのかというと、多分、こんな隠蔽工作を続けていたら、大変なことになる、という焦りが背景にあるのだと思う。そういう焦りを完璧に覆い隠して、何事もなかったフリをしようとしている野田首相のほうが、もっと「不可解」だと私は思う。
==============
防災服の鉢呂経産相「ほら放射能」と記者に触る
発足から1週間の野田政権で、閣僚や民主党幹部から不用意な発言が止まらない。
9日には鉢呂経済産業相が東京電力福島第一原子力発電所の周辺自治体の様子を「死のまち」と発言し、政権は火消しに追われた。
鉢呂氏の発言は、9日の閣議後の記者会見で飛び出した。野田首相らと8日に原発周辺の自治体を視察した感想を記者団から問われ、「残念ながら、市街地は人っ子一人いない。まさに『死のまち』という形だった」と述べた。
直前の閣僚懇談会で、藤村官房長官が「テレビなどでの発言は、政府方針を十分踏まえて対応いただきたい」と注意を促したばかりだった。
8日夜には、鉢呂氏が都内で着ていた防災服の袖を取材記者にくっつけ、「ほら放射能」と語る不可解な態度を示したことも明るみに出た。
鉢呂氏は旧社会党出身で、衆院当選7回のベテラン議員。民主党国会対策委員長を務めた経験もあり、閣僚の不用意な言動が政権に打撃を与えることは知り抜いているはずだった。
実際、自民党の大島理森副総裁は9日、「被災者から希望を奪うような発言をすること自体、閣僚として失格だ」と批判。みんなの党の渡辺代表も「国会で糾弾されるべきだ」と強調した。
(2011年9月9日23時07分 読売新聞
という言動を、「不可解な態度」などと、分かっていないフリをする読売新聞はまったく不可解である。放射能ネタのおやじギャグに決まっているではないか。
鉢呂経産相は、無意識に潜む何かに振り回されているようだ。何に振り回されているのかというと、多分、こんな隠蔽工作を続けていたら、大変なことになる、という焦りが背景にあるのだと思う。そういう焦りを完璧に覆い隠して、何事もなかったフリをしようとしている野田首相のほうが、もっと「不可解」だと私は思う。
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防災服の鉢呂経産相「ほら放射能」と記者に触る
発足から1週間の野田政権で、閣僚や民主党幹部から不用意な発言が止まらない。
9日には鉢呂経済産業相が東京電力福島第一原子力発電所の周辺自治体の様子を「死のまち」と発言し、政権は火消しに追われた。
鉢呂氏の発言は、9日の閣議後の記者会見で飛び出した。野田首相らと8日に原発周辺の自治体を視察した感想を記者団から問われ、「残念ながら、市街地は人っ子一人いない。まさに『死のまち』という形だった」と述べた。
直前の閣僚懇談会で、藤村官房長官が「テレビなどでの発言は、政府方針を十分踏まえて対応いただきたい」と注意を促したばかりだった。
8日夜には、鉢呂氏が都内で着ていた防災服の袖を取材記者にくっつけ、「ほら放射能」と語る不可解な態度を示したことも明るみに出た。
鉢呂氏は旧社会党出身で、衆院当選7回のベテラン議員。民主党国会対策委員長を務めた経験もあり、閣僚の不用意な言動が政権に打撃を与えることは知り抜いているはずだった。
実際、自民党の大島理森副総裁は9日、「被災者から希望を奪うような発言をすること自体、閣僚として失格だ」と批判。みんなの党の渡辺代表も「国会で糾弾されるべきだ」と強調した。
(2011年9月9日23時07分 読売新聞
いい加減にしろ!
のヒトコトである。
自民党の大島理森副総裁は9日、党本部で記者団に対し、
「被災者から希望を奪うような発言をすること自体、閣僚として失格だ」
とほざいたらしい。いい加減にしてほしい。原発周辺には、決してもどることのできない土地が広がっている。この事実を無視して、
被災者にありもしない希望を振りまくことこそ、政治家として言語道断の悪行
であることが、まだわからないのだろうか。
みんなの党の渡辺代表も
「国会で糾弾されるべきだ」
などとアホなことを言っている。みんなの党も結局のところは、
幻想をみんなにばら撒く党
ということなのだろう。
===========
鉢呂経産相、「死のまち」発言を撤回・謝罪
発足から1週間の野田政権で、閣僚や民主党幹部から不用意な発言が相次いでいる。
9日には鉢呂経済産業相が東京電力福島第一原子力発電所の周辺市町村を「死のまち」と評し、発言の撤回と謝罪に追い込まれた。自らの発信を極力控え、「守り重視」のスタートを切った野田首相だが、思わぬ形で周囲に足を引っ張られている。
鉢呂氏の発言は、9日の閣議後の記者会見で飛び出した。首相らと8日に原発周辺の自治体を視察した感想を記者団から問われ、「残念ながら、周辺市町村の市街地は人っ子一人いない。まさに『死のまち』という形だった」と述べた。9日午前の閣僚懇談会で、藤村官房長官が「テレビなどでの発言は、政府方針を十分踏まえて対応いただきたい」と注意を呼びかけた直後の出来事だった。
野党は一斉に批判の声をあげた。自民党の大島理森副総裁は9日、党本部で記者団に対し、「被災者から希望を奪うような発言をすること自体、閣僚として失格だ」と指摘。みんなの党の渡辺代表も「国会で糾弾されるべきだ」と責任を追及する考えを示した。
広がる波紋に、台風豪雨の被災地を視察していた首相は9日午後、記者団に「不穏当な発言だ。経産相には謝罪して訂正してほしい」と語り、さっそく自ら火消しに動いた。鉢呂氏は同日夕、2011年度第3次補正予算案について説明した経産省での記者会見で、「誤解を与える表現だったと真摯に反省し、撤回する」と陳謝した。
(2011年9月9日20時55分 読売新聞)
のヒトコトである。
自民党の大島理森副総裁は9日、党本部で記者団に対し、
「被災者から希望を奪うような発言をすること自体、閣僚として失格だ」
とほざいたらしい。いい加減にしてほしい。原発周辺には、決してもどることのできない土地が広がっている。この事実を無視して、
被災者にありもしない希望を振りまくことこそ、政治家として言語道断の悪行
であることが、まだわからないのだろうか。
みんなの党の渡辺代表も
「国会で糾弾されるべきだ」
などとアホなことを言っている。みんなの党も結局のところは、
幻想をみんなにばら撒く党
ということなのだろう。
===========
鉢呂経産相、「死のまち」発言を撤回・謝罪
発足から1週間の野田政権で、閣僚や民主党幹部から不用意な発言が相次いでいる。
9日には鉢呂経済産業相が東京電力福島第一原子力発電所の周辺市町村を「死のまち」と評し、発言の撤回と謝罪に追い込まれた。自らの発信を極力控え、「守り重視」のスタートを切った野田首相だが、思わぬ形で周囲に足を引っ張られている。
鉢呂氏の発言は、9日の閣議後の記者会見で飛び出した。首相らと8日に原発周辺の自治体を視察した感想を記者団から問われ、「残念ながら、周辺市町村の市街地は人っ子一人いない。まさに『死のまち』という形だった」と述べた。9日午前の閣僚懇談会で、藤村官房長官が「テレビなどでの発言は、政府方針を十分踏まえて対応いただきたい」と注意を呼びかけた直後の出来事だった。
野党は一斉に批判の声をあげた。自民党の大島理森副総裁は9日、党本部で記者団に対し、「被災者から希望を奪うような発言をすること自体、閣僚として失格だ」と指摘。みんなの党の渡辺代表も「国会で糾弾されるべきだ」と責任を追及する考えを示した。
広がる波紋に、台風豪雨の被災地を視察していた首相は9日午後、記者団に「不穏当な発言だ。経産相には謝罪して訂正してほしい」と語り、さっそく自ら火消しに動いた。鉢呂氏は同日夕、2011年度第3次補正予算案について説明した経産省での記者会見で、「誤解を与える表現だったと真摯に反省し、撤回する」と陳謝した。
(2011年9月9日20時55分 読売新聞)
「残念ながら周辺町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死のまちという形だった」
という鉢呂経産大臣の当然の発言に対して、
「担当閣僚自身が周辺地域を「死のまち」と表現したことは反発を招きそうだ。」
と読売新聞が脅し・煽り文句を書いている。ほんとうに質の悪い書き方だ。いい加減にすべきである。
原発周辺は死の街だ。
それも今だけではなく、何十年、何百年も死の街になる。それは既に起きた事実であって、その事実に向き合わないことには、何も始まらない。
マスコミは、原発事故の事実から目を背け、虚偽によって覆い隠すことに全力を挙げている。隠蔽の主体である政府が、たまに本当のことを言ったら、すかさず叩きに来るとは、開いた口が塞がらない。
この会見で攻撃されるべきは、
原発事故の作業員らについては、「前向きで明るく活力をもって取り組んでいる。3、4月に(現場に)入った方からは『雲泥の差』と知らされた」と話し、作業環境が改善しているとの認識を示した。
という事実に反した認識である。あんな状況下で「前向きで明るく活力をもって」作業をしているとしたら、それは頭がおかしい。そんな素振りをしていたとすれば、それは大臣向けのパフォーマンスを東電にやらされたに決まっている。政治家がそんなものを真に受けてどうするというのか。それでは中国共産党幹部の「視察」と何ら変わらない。
たとえ表面的に居住環境が改善したとしても、肝心の放射線からの防護ができているのか、はなはだ疑問である。たとえ何重かの扉や、換気装置がついているとしても、人や物がが出たり入ったりを繰り返せば、徐々に放射性物質が入ってくるのは避けられないであろう。その意味で、作業員を守るには、膨大な投資と努力とが必要なはずだ。そんなことを東電が果たしてやっているのだろうか。以下の報道を見れば、到底、そうとは思えない。
==========
「原発周辺まさに死のまち、再生を」鉢呂経産相
福島原発
鉢呂経済産業相は9日の閣議後の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の周辺自治体を野田首相らと8日視察した感想を述べ、「残念ながら周辺町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死のまちという形だった」と発言した。
経産相は「福島の再生なくして、日本の再生はない」とも述べたが、原発事故やその後の対応で政府の責任が問われる中、担当閣僚自身が周辺地域を「死のまち」と表現したことは反発を招きそうだ。
経産相は会見で、原発事故の作業員らについては、「前向きで明るく活力をもって取り組んでいる。3、4月に(現場に)入った方からは『雲泥の差』と知らされた」と話し、作業環境が改善しているとの認識を示した。地元14市町村長から除染対策の説明を受けたことについて、「前向きな方向も出てきている。政府も全面的にバックアップする」と述べた。
(2011年9月9日11時45分 読売新聞)
という鉢呂経産大臣の当然の発言に対して、
「担当閣僚自身が周辺地域を「死のまち」と表現したことは反発を招きそうだ。」
と読売新聞が脅し・煽り文句を書いている。ほんとうに質の悪い書き方だ。いい加減にすべきである。
原発周辺は死の街だ。
それも今だけではなく、何十年、何百年も死の街になる。それは既に起きた事実であって、その事実に向き合わないことには、何も始まらない。
マスコミは、原発事故の事実から目を背け、虚偽によって覆い隠すことに全力を挙げている。隠蔽の主体である政府が、たまに本当のことを言ったら、すかさず叩きに来るとは、開いた口が塞がらない。
この会見で攻撃されるべきは、
原発事故の作業員らについては、「前向きで明るく活力をもって取り組んでいる。3、4月に(現場に)入った方からは『雲泥の差』と知らされた」と話し、作業環境が改善しているとの認識を示した。
という事実に反した認識である。あんな状況下で「前向きで明るく活力をもって」作業をしているとしたら、それは頭がおかしい。そんな素振りをしていたとすれば、それは大臣向けのパフォーマンスを東電にやらされたに決まっている。政治家がそんなものを真に受けてどうするというのか。それでは中国共産党幹部の「視察」と何ら変わらない。
たとえ表面的に居住環境が改善したとしても、肝心の放射線からの防護ができているのか、はなはだ疑問である。たとえ何重かの扉や、換気装置がついているとしても、人や物がが出たり入ったりを繰り返せば、徐々に放射性物質が入ってくるのは避けられないであろう。その意味で、作業員を守るには、膨大な投資と努力とが必要なはずだ。そんなことを東電が果たしてやっているのだろうか。以下の報道を見れば、到底、そうとは思えない。
==========
「原発周辺まさに死のまち、再生を」鉢呂経産相
福島原発
鉢呂経済産業相は9日の閣議後の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の周辺自治体を野田首相らと8日視察した感想を述べ、「残念ながら周辺町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死のまちという形だった」と発言した。
経産相は「福島の再生なくして、日本の再生はない」とも述べたが、原発事故やその後の対応で政府の責任が問われる中、担当閣僚自身が周辺地域を「死のまち」と表現したことは反発を招きそうだ。
経産相は会見で、原発事故の作業員らについては、「前向きで明るく活力をもって取り組んでいる。3、4月に(現場に)入った方からは『雲泥の差』と知らされた」と話し、作業環境が改善しているとの認識を示した。地元14市町村長から除染対策の説明を受けたことについて、「前向きな方向も出てきている。政府も全面的にバックアップする」と述べた。
(2011年9月9日11時45分 読売新聞)