http://bravenewclimate.files.wordpress.com/2011/03/fukushim_explained_japanese_translation.pdf

上記の文献が出回っている。読んでみたら大切なことが書いてあった。日本語訳が時々わからないので、原文の重要なところを引用して訳しておく。

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The Zircaloy casing is the first containment. It separates the radioactive fuel from the rest of the world.

The core is then placed in the “pressure vessels”. That is the pressure cooker we talked about before. The pressure vessels is the second containment. This is one sturdy piece of a pot, designed to safely contain the core for temperatures several hundred °C. That covers the scenarios where cooling can be restored at some point.

The entire “hardware” of the nuclear reactor – the pressure vessel and all pipes, pumps, coolant (water) reserves, are then encased in the third containment. The third containment is a hermetically (air tight) sealed, very thick bubble of the strongest steel and concrete. The third containment is designed, built and tested for one single purpose: To contain, indefinitely, a complete core meltdown. For that purpose, a large and thick concrete basin is cast under the pressure vessel (the second containment), all inside the third containment. This is the so-called “core catcher”. If the core melts and the pressure vessel bursts (and eventually melts), it will catch the molten fuel and everything else. It is typically built in such a way that the nuclear fuel will be spread out, so it can cool down.

This third containment is then surrounded by the reactor building. The reactor building is an outer shell that is supposed to keep the weather out, but nothing in. (this is the part that was damaged in the explosion, but more to that later).

http://climatesanity.wordpress.com/2011/03/13/why-i-am-not-worried-about-japans-nuclear-reactors-from-mits-dr-josef-oehmen/
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ジルコニウム合金の容器が第一の防護壁である。これが放射線燃料を外界から遮断する。

この炉心が次に「圧力容器」に入れられる。この圧力釜につては既に説明した。この圧力容器が第二の防護壁である。これは、実にガッチリとしたポットであり、何百度という温度でも炉心を安全に閉じ込められるよう設計されている。これがある状態で冷却が回復するというシナリオを保障する。

こうした原子炉の全ての「ハードウェア」、つまり圧力容器、全てのパイプ、ポンプ、冷却材槽(つまり水槽)は、更に第三の防護壁に収められる。第三の防護壁は、空気を通さないように密封された、最強の鉄とコンクリートで固められた、極めて硬い入れ物である。第三の防護壁は、唯一の目的のために設計され、テストされている。すなわち、完全な炉心のメルトダウンを、間違いなく閉じ込める、ということである。この目的のために、大きな、硬いコンクリートの盥が、圧力容器(第二の防護壁)の下に据えられている。全てはこの第三防護壁の内にある。これがいわゆる「炉心キャッチャー」である。もし炉心が溶けてしまい、圧力容器が破裂し(更には溶け)てしまっても、これが溶けた燃料およびその他のものを受ける。これは、例によって、核燃料が拡散して冷却しうるように作られている。

この第三の防護壁は更に、原子炉建屋で囲まれている。この原子炉建屋は、雨除のような意味で作られた外殻であり、中にはそれ以外、何もない。(これが爆発で破壊された部分である、しかし詳細は後述)。
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何を行っているかというと、核燃料は、

(1)ジルコニウム合金の入れ物
(2)圧力容器(いわゆる原子炉の本体)
(3)格納容器

の三重の防護壁によって外界と遮断されているが、最後の格納容器の底は、

(3-2)底がメルトダウンした炉心を受けて、平たくして、大人しくさせるための大きな盥「炉心キャッチャー」になっている

ということである。ということは、最悪の事態になっても、ここで事態は停止するはずである。

但し、この説明文ではプルトニウムの環境中への放出の持つ問題や、膨大な数の人々の低レベル被曝の問題が過小評価されているように私は感じる。
先ほど、枝野官房長官の記者会見を聴いて、「事態の更なる悪化」という記事を書いた。しかしそのあとに、彼が大きな勘違いの記者会見をしていたことがわかった。

まず、1000「ミリシーベルト」と言っていたが、「マイクロシーベルト」の間違いだった。こんな恐ろしいいい間違いは勘弁してほしい。正門でそんな値なら、もう早晩、作業員も発電所には居られない、こりゃ終わりだ、と思ってしまうではないか!!!何のために記者会見しているのやら。。。。

実は枝野官房長官は「数値が上がってミリシーベルト単位になった」と言っていたので、「さっきのはマイクロシーベルトのいい間違いか?」と思ったのだが、NHKの水野倫之解説委員も「ミリシーベルト」と言っていたので、「やっぱりミリシーベルトか、こりゃあかんわ~」と思ってしまった。

それから第3号機の圧力容器も壊れた、という恐ろしいことを言っていたが、下の報道では、2号機からだ、と言っている。

ということは、事態はそれほど悪化していない。

ふ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

である。勘弁してくれ!!




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■ 福島第一原発付近、放射線量が一時急上昇


 依然として予断を許さない状況が続いています。福島第一原子力発電所付近で16日午前、白煙が上がり、放射線の量も一時、急激に上がったことが分かりました。

 「正門付近の放射線量が本日10時すぎから急激に上がりまして、ミリシーベルトの単位に上がった」(枝野幸男官房長官)

 16日、記者会見した原子力保安院によりますと、第一原発正門付近での放射線量は午前10時に810.3マイクロシーベルトだったのが、午前10時45分には6400マイクロシーベルト=6.4ミリシーベルトまで上昇、その後、午前11時、3.3ミリシーベルトに下がったということですが、まだ、高い状態が続いています。

 原子力安全保安院によりますと、放射線の量が高いのは2号機の周辺で、15日、格納容器の一部が破損されたこととと関連があるのではないか、ということです。

 「煙が出たのは確かに3号機付近。ただ、いろんな状況を見ると、数値が上がった原因は2号機からではないかと」(原子力安全・保安院の会見)

 福島第一原子力発電所では16日午前5時45分ごろに、4号機の建屋の4階付近で火災が発生したほか、3号機からは白煙が上がっているのが確認されています。(16日13:47)
http://maps.google.co.jp/maps/ms?oe=utf-8&hl=ja&client=firefox-a&ie=UTF8&brcurrent=3,0x34674e0fd77f192f:0xf54275d47c665244,0&msa=0&msid=216128354650842399419.00049e6a217dfc6e8b7e8&ll=35.891275,140.042725&spn=1.461845,1.661682&z=9&iwloc=00049e6a46197d9fedca4


上に、放射線測定値をアップしている箇所が提示されている。ちなみに、日本原子力発電の、

東海・東海第二発電所周辺の放射線監視状況
http://www.japc.co.jp/pis/tokai/monitoringr.htm

を見たら、以下のようになっていた。nGy /h は、http://www.jnfl.co.jp/monitoring/kaisetsu/spatial-nGyh.htmlによると、0.8 ナノシーベルトだそうである。ナノシーベルトは、マイクロシーベルトの線分の一。

● 発電所周辺での空間線量率は、おおよそ30~80nGy/hです。

ということなので、以下の値は、その十倍以上になっている。

2011年03月16日 11時50分
線量率
nGy/h 風向 風速
m/秒 降水量
mm 
モニタリングポスト(A) 463.1 - - -
モニタリングポスト(B) 803.1
モニタリングポスト(C) 800.1
モニタリングポスト(D) 1032.0

● モニタリングポストの一時的な指示値の上昇は、東海第二発電所からの放射性物質等の放出によるものではありません。
● 空間線量率のデータは、降雨等の影響によってその値が変動する場合があります。
● モニタリングポストでは気象観測を行っていないため、気象データは東海第二発電所の観測値を用いています。
● 測定装置や伝送装置の点検作業時やデータ通信エラー発生時は、データが表示されず、「-」表示となる場合があります。
● 発電所周辺での空間線量率は、おおよそ30~80nGy/hです。そのほとんどが大地や大気からの自然放射線によるもので、降雨等の影響により変動します。
● 雨量観測値は、1時間積算値を用いています。
追記:この会見の内容は間違いです!!
枝野のバカ!! 絶望しかかりました。


先程の枝野官房長官の記者会見で、正門付近の放射線量が昨夜、1000ミリシーベルトを超えた、と言っていた。その後、数百ミリシーベルトに下がったが、10時以降、急激に上昇した、と言っている。また、3号機の白煙は、格納容器が漏れているためではないか、と言っていた。

これはまた一段階、事態が大きく悪化したことを意味する。なぜなら、3号機は、プルトニウムを混ぜたMOX燃料だからである。この原子炉の放射性物質は、極めて危険である。

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福島第一 3号機から煙か

2011年3月16日10時46分
 東京電力は16日、福島第一原発で煙のようなものが発生していると発表した。東電は、3号機からで、燃料貯蔵プールの水が沸騰したために出た水蒸気ではないかとみている。東京の本社での会見。
海江田万里経済産業相がこういう指示をして、どういう意味があるのだろうか?

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経産相、燃料プールに注水命令 福島第1原発4号機
2011/3/16 7:11
 海江田万里経済産業相は15日夜、東京電力に対し、福島第1原子力発電所4号機の使用済み燃料プールに速やかに注水するよう、原子炉等規制法に基づき命令した。4号機では15日午前、使用済み燃料プール周辺で、水の減少によるとみられる火災が起きていた。

「再臨界防止を」経産相が東電に指示 第1原発4号機
2011/3/15 18:36
 海江田万里経済産業相は15日、東京電力に対し、福島第1原発4号機について核分裂が連続して起きる「再臨界」の防止に努めるよう指示した。定期点検中で止まっていた4号機は同日午前に建屋で火災があり、使用済み核燃料を収めたプール内の水が高温になっている可能性がある。

 また格納容器の一部に破損が生じたとみられる2号機については、原子炉への注水を急ぎ、必要に応じて原子炉内部の空気を外部に出して圧力を下げる作業を指示した。原子炉等規制法に基づく措置。
相変わらず、原子力危険・隠蔽院がニヤニヤしている。

なぜニヤニヤしているのか不思議だったが、四号機の火災が起きたあたりから、枝野官房長官が質問をうけるとニヤニヤし始めた。これはつまり彼らが情勢の厳しさを、認識しつつ隠蔽していることの表現なのではないかと思う。

たとえばあなたが、大学入試とか、スポーツの競技会とか何かで、ぜんぜん成績が上がらず、「こりゃ絶対にダメだないな」と思っているとしよう。ところがおせっかいな親戚とか友人とが、壮行会とかをひらいてくれて、挨拶させられたとしよう。「頑張って、絶対に成功します!」と無理にでも言わなくを得なくなったときに、眦を決して立派に言えるだろうか。ついニヤニヤしてしまうのではなかろうか。

あのニヤニヤ笑いは、危険を安全と言いくるめている人間が必然的に浮かべる表情なのだと思う。原子力危険・隠蔽院は、それが仕事なので、ニヤニヤ笑いの筋肉が発達して、普通にしているとニヤニヤしてしまうのだと思われる。
見落としていたが、昨夜15日22時に、原子力危険・隠蔽院が逃げたという報道があった。「20キロ圏内から避難せよ」という避難指示に従ったというワケだが、これは極めて重要な事態である。

何よりも、原子力発電所で命懸けで戦っている東電、警察、消防、自衛隊の人々の士気に与える影響がすさまじく大きい。

「おい、オフサイトセンターから連中が群馬県に逃げたってよ」

という情報が現場を駆け巡ってしまえば、アホらしくてやっていられなくなるであろう。

首相が、15日早朝に、

「あなたたちしかいないでしょ。覚悟を決めてください。撤退すれば東電は100%潰れます」

と東電幹部を怒鳴りつける一方で、原子力危険・隠蔽院を逃がすとは、開いた口が塞がらない。

彼らが50キロも逃げたということは、少なくともその範囲は非常に危険だということであろう。30キロから50キロの範囲の若い人は、少なくともそこまでは逃げたほうがよかろう。

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保安院職員らも福島原発から退避

 政府は、原子力安全・保安院の職員らを福島第1原発からおよそ5キロのところにある「オフサイトセンター」で待機させていましたが、15日午前、第1原発からおよそ50キロ離れた郡山市まで退避させました。

 これは北澤防衛大臣が明らかにしたもので、政府は、第1原発周辺での作業にあたるため現地からおよそ5キロの「オフサイトセンター」に原子力安全・保安院の職員と自衛隊員らを待機させていましたが、当面、作業の実施が難しい状況となりました。

 このため、第1原発から20キロ以内の住民に対し、避難するよう指示を出している中、保安院の職員らの安全にも配慮し、退避させたものです。

 また北澤防衛大臣は、福島第1原発の4号機の冷却について「当面、消防と警察が地上から放水する」と述べました。今後、自衛隊が冷却のためにヘリコプターで放水する可能性はあるとしながらも、安全性を考慮する姿勢を示したものです。(15日22:16)
皆様 

まだ、未曽有の危機と災害は少しも立ち去ったわけではありませんが、しかしこのへんで、真の再生のための動きを始めなくては!と前回のメールで少し提案した、里山の復興のための人のつながりをつくりだしてゆく活動、という原点に立ち返って、現時点でやるべきことを考えました。

東北の多くの美しい歴史と自然の豊かな漁村や町や村が、尊い数多くのともに一瞬にして飲み込まれてゆきました。また人間が作り出した悪夢のような巨大破壊技術により、東京や大都市に電力を送るためにつくられた原発が、放射能をまき散らしながら、音をたてて崩れてゆきつつあります。

ここで、壊滅的破壊を受けた東北の人々のなかから、家族の安全が確認され、なおかつ家も畑も漁船も失ってしまった、、、というような人たちを対象に、主として西日本を中心とした過疎高齢化の地域への暫時受け入れ、と長期移住の仲立ちをしていってはどうかと考えました。名付けて「里山ルネッサンス」運動。

東北の方々の農林漁業のすばらしい技術と、人間性の美しさ、これらをもって、やはり別の意味で危機に瀕している農山村に新たな力を与えていただく。それによって、被災した方々自身も、大きなコストなく、新たな生活の場や生産の場を得て、里山が豊かになる。我々はそれが、生業として、あるいはビジネスとして成り立つためのお手伝いをする、、。そうした一連の人のつながりをつくりだす動きを、「里山ルネッサンス」と題して、CRECの当面の活動の焦点としてはと考えました。もちろん、その一環に「ジビエビジネス」もあります。

東北は、まずは、安否の確認や被災地への食糧支援、ライフラインの復旧などが最優先ですが、現地の復興が難しい中、住宅や農地の再建はその場では非常に困難です。人々はそんな過酷な現実に、絶望感にさいなまれています。なによりも、そうした人々に、「一緒に農業やりましょう!」とか「果樹園の後継者がいないけれど手伝ってもらえませんか?」とか、そういう呼びかけの輪をつくりだして、生きる場所への新たな希望があることを感じてもらえれば、それは生きのびることと同様に重要ではないかと思います。すぐに移住の決意がつかなくても、とりあえず、簡易避難的に身を寄せて、可能性を探る。

深尾葉子

注)CRECというのは、私たちが立ち上げたNPOです。https://sites.google.com/site/crecsatoyama/
今回の事故は極めて厳しい状態にあり、東電職員が全員退避するのは時間の問題のような気がする。

放射性物質は、殆どの場合、一般市民が高レベル放射線を浴びることにはならい。問題は、膨大な数の人々が、低レベル放射線被曝を受けることである。原子爆弾でも、ピカっという奴は、極めて高レベルであったが、一瞬なので、累積被爆量は低レベルであった。

問題はむしろ、「黒い雨」の方で、放射性物質を体に浴び、特に、体に取り込んでしまうことが問題なのである。放射性物質を、身体の構成部分にしてしまうと、非常に長期にわたって、至近距離で細胞が被曝するので、必然的に、癌などの病気になる。

昨日は、首都圏でも通常の数倍という放射線が観測されていた。ということは、放射性物質が空中を浮遊していた、ということである。それを吸い込んだり、食べたりすると、かなりの被曝となる。しかし半日程度で排泄されれば、被害はそれまでである。しかし、それが体の構成部分として吸収されてしまったら、ひどいことになる。

それゆえ、被爆して危険かどうかは、内部被曝が起きるかどうかが決定的に重要である。つまり、

(1)体に取り込む量
(2)取り込んだもののうち、体の構成部分になる量

で被害の大小が決まる。特に、(2)が重要である。

ではどういう人が、(2)の危険が高いかというと、体をせっせとつくっている人である。また、発病するのに、数年とか二十年とか掛かるわけであるから、余命が長いほうが、被害が大きい。

以上のことから、簡単に避難すべき人のランキングが出る。

(1)胎児
(2)赤ちゃん
(3)幼児
(4)児童
(5)若者
(6)これから子供を持つつもりの人
(7)子供をこれから持つつもりのない人
(8)もう子供なんか出来ない人
(9)老人
(10)後期高齢者
(11)平均余命を超えた人

という具合である。私の個人的な考えとしては、(9)以上の人は、まぁ、原発のことを気にして、気分が暗くなる方が、体に悪いのではないだろうか。これに対して、(1)~(3)の人々は、できるだけリスクを回避すべきである。
原子炉の中がどうなっているかは、事実上わからないので、以下の報告は極めていい加減なものと思わざるを得ない。どうやら、炉心を水につけて冷やす、ということはできていないことは間違いがない。

>2基の原子炉内の圧力は下がる傾向にある

という情報が唯一の良いニュースだが、「傾向にある」という曖昧表現が気になる。気休めのような感じがする。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110316/t10014705041000.html

冷却水の注入が進まず、燃料棒が露出した福島第一原子力発電所の3基の原子炉のうちの2基で、燃料棒の損傷が急速に進んでいるおそれがあることが分かりました。

東京電力は、福島第一原発の2基の原子炉で、冷却水の中に漏れ出した放射性物質の量を基に燃料棒全体のうちどれぐらいの範囲に小さな穴やひびなどができているかを推定し、15日に開かれた県の災害対策本部の会議で結果が示されました。それによりますと、損傷したおそれがある燃料棒の割合は、▽1号機では15日午後1時に43%だったのが、午後3時25分には70%に広がっていました。また、▽2号機でも14%から33%へと急速に増えたということです。これらの2基では、原子炉内の冷却水の水位が下がって燃料棒が露出し、内部に海水を注入する作業が続けられていますが、なかなか水位が回復せず、燃料棒が高温になって溶けているおそれがあると指摘されています。燃料棒の損傷が進みますと、放射性物質が外部に漏れ出しやすくなります。2基の原子炉内の圧力は下がる傾向にあるということで、東京電力では、今回のデータの推移を慎重に見守りながら、海水の注入を進めていくことにしています。

http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031501000747.html

福島第1、第2原発の現状 

 15日現在の東京電力福島第1、第2原発の現状4 件は次の通り。

 【第1原発1号機】地震後に冷却機能が失われ、燃料の一部が溶ける「炉心溶融」が発生。原子炉格納容器の蒸気を外部に放出した。12日に水素爆発で原子炉建屋を損傷、海水を注入し炉心を冷却する作業を実施。

 【同2号機】冷却機能が失われ燃料が一時、全て露出した。14日に同3号機の爆発で原子炉建屋を損傷。15日午前、格納容器の圧力抑制プール付近で爆発音。メルトダウン(全炉心溶融)発生の恐れを否定できず。炉心への海水の注入作業で水位は一部回復。

 【同3号機】13日に冷却機能が失われ、炉心溶融の可能性。蒸気を外部に放出し、炉心に海水を注入。14日に水素爆発が起き、原子炉建屋を損傷。15日に付近で毎時400ミリシーベルトの高い放射線量を観測。

 【同4号機】定期検査中。15日午前に原子炉建屋で火災。使用済み燃料が反応した水素爆発の可能性。水位は未確認で注水作業はできていない。

 【同5・6号機】定期検査中。

 【第2原発】1・2・4号機は地震後に自動停止。冷却機能が失われていたが、蒸気を外部に放出する作業などの結果、15日までに安定的な「冷温停止」状態となり緊急事態を脱した。3号機は地震後に自動停止し冷温停止状態になった。



http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110316-OHT1T00022.htm

放射線量高すぎて東電社員も常駐できない メルトダウン否定できず…福島第1原発

福島第1原発の状況について、記者会見する東京電力の担当者

 東日本大震災による原発事故で、東京電力によると、15日朝、福島第1原発2号機の原子炉格納容器の設備・圧力抑制プールの付近で爆発音があった。プールが損傷し、放射性物質が漏れ出た恐れがある。同4号機の建屋でも水素爆発による火災が発生。付近の放射線量は、危険な濃度に急上昇し、菅直人首相は半径20キロ圏内への避難指示に加え、新たに20キロ~30キロまでの住民に屋内退避を指示した。

 福島原発2号機では有害な放射性物質を閉じ込める“壁”のひとつが壊れた。破損したとみられる圧力抑制プールは、原子炉格納容器の下部につながる。経済産業省原子力安全・保安院によると、午前6時10分ごろ、爆発音があった後、プール内圧力が通常状態の3気圧から1気圧にまで低下。損傷があったと判断された。

 格納容器には、炉心から出る放射性物質を含む蒸気が充満しており、これが漏れ出た恐れがある。

 前日、同機は冷却水の水位低下で、炉心の燃料が長時間、完全露出した。冷却するための注水作業は続いており、午前8時半ごろには、燃料棒(高さ4メートル)の下から1・2メートルが水に浸かるまでに回復した。ただ、東電は今後、最悪の事態である燃料の大規模溶融(メルトダウン)が起きる可能性について「否定できない」としている。

 一方、地震時、定期点検で止まっていた4号機でも、爆発と火災が発生。午前9時40分ごろ、原子炉建屋4階にある使用済み燃料プールで火災が起き、その前には爆発音が上がっていた。燃料の冷却装置が地震の影響で働かず、水温が上昇し、燃料が露出。水蒸気と反応して、水素が発生し、爆発したとみられる。

 プールの水位は15日夕の時点で未確認で、注水作業はできていないという。爆発により、建屋の壁には8メートル四方の穴が2か所開いており、東電は16日以降、この穴を通じて放水することを検討している。

 この日、同原発3号機付近では、午前10時22分に一般人の年間被ばく線量限度の400倍の毎時400ミリシーベルトを観測。このため、これまでの20キロ圏内の避難指示に加え、20~30キロ圏内の屋内退避指示も出された。

 放射線量の高い数値については、3号機に隣接する4号機の水素爆発の残がいの影響の可能性が指摘された。枝野長官は、「4号機の高濃度の放射性物質の放出は継続的ではない」との見方も示している。ただ予断を許さない状況に変わりはない。

 停止していた4号機でも爆発が起き、原発は1~4号機で同時多発的な危機に見舞われた。東電は15日夜、各号機の中央制御室の放射線量が高すぎて社員が常駐できず、定期的に戻って状況を監視していることを明らかにした。離れた場所にある緊急時対策本部で、運転に関する数値は監視できるとしているが、このままでは原発が最悪の事態に向け、制御不能の“暴走”をしてしまう危険もある。

(2011年3月16日06時02分 スポーツ報知)