自衛隊のヘリが撮影した赤外線写真が公開された。これを見ると、一番心配な2号機の天井は、床暖房くらいの温度のようである。4号機のプールも水が入っているとしか考えられない。42度なら、ちょうどよいお風呂である。使用済み核燃料がむき出しになって水素が出るなら、1000度とかになっているはずだ。ということは、4号機のプールが割れているというアメリカの主張は間違いである。3号機の格納容器のてっぺんも128度であれば、当分、溶けない。1号機も一番熱いのがプールの58度のようだ。1号機は多分、格納容器を覆うコンクリートが吹き飛んでいないのだと思う。

これは、かなり良い知らせだ。
(防衛庁がデータを変造していない限りは。多分、やっていないだろう。)

あと、高レベルの放射線を出している瓦礫を戦車で片付けて、電源が回復すれば、落ち着く見込みが出てきた。

ふ~~~~~~~~~~~~~~

とはいえ、敵は勝手に熱くなる核燃料なので、どういう逆転があるかわからないが、当分は炉心の全面溶解や水蒸気爆発は起きないだろう。しばらくニュースを見ないで放置しようと思う。肩こりのほうが健康被害が深刻だ。


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$マイケル・ジャクソンの思想(と私が解釈するもの)著者:安冨歩

福島第1原発:「全プール100度未満」防衛相

福島第1原発の放射温度写真=防衛省技術研究本部撮影
 北沢俊美防衛相は20日夜、記者会見し、陸上自衛隊ヘリCH47Jで同日午後行った福島第1原発1~6号機の表面温度計測結果について、使用済み核燃料プールの温度は「すべて100度未満だった」と発表した。「原子力安全・保安院の専門官からは『プールには水が入っている』との指摘があった」と語った。

 防衛省によると、高度約900メートルから赤外線を使い計測。建屋上部が吹き飛ばされ、放水作業が続く3号機は62度と最も高く、1号機58度、4号機42度で、建屋が破壊されていない2、5、6号機(天井部分)は35~24度と低かった。また、プール以外では3号機の原子炉の格納容器上が128度と高かったが、北沢防衛相は「炉心の上なので想定の範囲内というのが専門家の見解だ」と述べた。【本多健】

毎日新聞 2011年3月20日 23時21分(最終更新 3月21日 11時07分)
アメリカ軍の無人偵察機による写真が公開された。しかし小さくて良く見えない。

ニューヨーク・タイムズには、これを使ったわかりやすい原子炉の状況表が出ている

気になることを怖い順に列挙しておく。

(1)2号機になんだか穴が空いていて、白煙が出ていること。
(2)既に述べたように、アメリカが4号機のプールが破損していると言っていること。
(3)3号機の格納容器の圧力が一時期上がっていたこと。
(4)1号機が何の音沙汰もないこと。

日本中はもう、原子力安全欺瞞言語に浸って、福島原発について考えるのをやめたようである。そのなかで、真宗大谷派(東本願寺)が、親鸞聖人の50年に一度の大法要(御遠忌)を中止し、「被害者支援のつどい」を行うという大英断を行った上に、教団の総長が

「悲惨な事故を生み出す原子力発電所に頼る生活を営んでいるのは他ならぬ私たち。一人ひとりが原子力に依存する現代生活を考え直さないといけない」

と明言したことは特筆に値する。なぜこのように言うのかというと、原発ライフが自己欺瞞の極致であり、親鸞の他力の教えと真っ向対立するからではないか、と私は考える。

ちなみに、真宗大谷派では「門主」といわず「門首」というし、念仏は「唱える」でのはなく「称える」と書く。こんなに大事なポイントで間違えるのは失礼というものである。

なぜ「門首」というかというと、大谷派では、30年に及ぶ激しい闘争の末に大谷家の実権を奪って完全に象徴化したからである。一門の主ではなく、門徒の首長だということで、「門首」と改称された。また、念仏とは阿弥陀如来の名を称えて呼ぶことであるから、「称える」という。

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4200人の念仏響く 京都・東本願寺で被災者悼む法要

2011年3月20日18時26分 朝日新聞

 東本願寺(京都市下京区)で19日、大震災の犠牲者を悼む「被災者支援のつどい」の法要が始まった。門徒ら約4200人が、親鸞像を納めた御影堂に参拝し、僧侶らと念仏を唱えた。門徒らは境内に設置された募金箱に義援金を入れ、親鸞像に手を合わせていた。法要は28日まで。

 大谷暢顕(ちょうけん)門主は「尊い生命を奪われた方々に哀悼の意を表し、今なお苦しい生活を余儀なくされている方々にお見舞い申し上げる」とあいさつ。続いて、安原晃宗務総長が「悲惨な事故を生み出す原子力発電所に頼る生活を営んでいるのは他ならぬ私たち。一人ひとりが原子力に依存する現代生活を考え直さないといけない」と話した。

 東本願寺は19~28日、浄土真宗の宗祖・親鸞の750回忌法要を行う予定だったが、15日に中止を発表。法要の内容を被災者支援にした。

 一方、西本願寺は「共に悲しみ、共に苦しむ」親鸞の遺志をついで、750回忌法要を4月9日から予定通り行う。(竹田真志夫)
現時点では、以下で述べられているように、危険性はさほど高くないと思われる。しかし同時に、以下の結果は、もしも今後、原子炉が水蒸気爆発を起こすという最悪のケースが発生すれば、

栃木県、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山形、新潟

といった非常に広い範囲で放射性物質が降り注ぐことを事前に立証してくれている。もちろんこれは風向き次第であり、風向きや風の強さが違えば状況は全く変わってくる。また、水蒸気と共に空に登った放射性物質が、最初の雨によって落ちてくる場所が最も危険である。それがどこになるのか、事前には全くわからない。

チェルノブイリでは、中性子の減速材として使われていた炭素が激しく燃え上がり、とんでもない火事を起こしたことが被害を大きくした。今回の軽水炉では、減速材として水を用いているので、こういうことにはならない。しかし、3つの原子炉でチェルノブイリの2倍の核燃料を燃やしている上に、ひとつはMOXというプルトニウムを用いた危険な燃料を使っている。それ以外に数千本の使用済み核燃料が貯蔵されている。そんなこんなで考えると、可能な被害の最大規模は、チェルノブイリを超えるおそれがある。

このことを認識せねばならない。しかし同時に、そこから生じる被害が、ハルマゲドンのようなものでもないことを理解しておく必要がある。何度も述べたように、問題は若い世代を如何に守るかにあり、高齢者に及ぶ影響は遥かに小さい。幸か不幸か、日本は世界最高水準の高齢化社会であるから、被害は相対的に小さくなる。

怯える必要はないが、ハイパーレスキュー隊の総隊長が指摘したように、放射能の恐ろしさを十分に熟知し、どういう被害が生じうるかを考えて、おそれる必要がある。その上で、冷静に、自分と自分の子孫の身を守る最善の方法を講じなければならない。それが勇気ある行動というものである。


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1都8県の空中で放射性ヨウ素など検出

 福島第一原子力発電所の事故の影響を調べている文部科学省は20日、首都圏を中心に1都8県で、ほこりや雨水などの空中降下物から放射性ヨウ素や同セシウムを検出したと発表した。

 専門家は、直ちに健康に影響を及ぼす数値ではないとしている。同時期の水道水調査で規制値を下回る放射性ヨウ素が出ており、今回の検出は、原発から放出された放射性物質が水道水に溶け込んだ裏付けとなる。

 各都道府県で19日午前9時~20日同9時の間に採取した。放射性ヨウ素は、栃木県で1平方キロ・メートルあたり540メガ・ベクレル(1平方メートルあたり540ベクレル)のほか群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山形、新潟で検出。セシウムは群馬で63メガ・ベクレル(同63ベクレル)のほか栃木、山形、千葉、岩手で検出された。宮城、福島、茨城、奈良のデータはなく、ほかの道府県では検出されなかった。18日午前9時からの24時間では、栃木で1300メガ・ベクレル(同1300ベクレル)の放射性ヨウ素を観測するなどしたが、翌24時間は数値が低下した場所が多い。事故後、空中降下物の放射性物質量が公表されたのは初めてで、観測は今後も続けられる。

 松原純子・元原子力安全委員会委員長代理は「チェルノブイリ原発事故が周辺の国や地域に及ぼした汚染レベルの1000分の1以下と言え、直ちに健康に影響を及ぼすものではないが、環境中や、野菜、牛乳などの放射能レベルを継続して観察していくことが重要だ」と話している。

(2011年3月20日22時09分 読売新聞)
3号機はMOXというプルトニウムを混ぜた燃料を使っている。その格納容器は既に弁が開けられており、そこから蒸気が出ている。現段階ではその蒸気はフィルターやプールを通って出るので、ほとんど放射能を持つ物質は出ないと思われる。

しかし、今日午後の段階では、弁が開いてているはずの格納容器の圧力が上がり、フィルターもプールもない弁が開けられるおそれがあった。もしそうなっていれば、プルトニウムが環境中にかなりの量、放出されるおそれがあった。相当に危険な事態であったが、幸いにも圧力が下がり、回避された。プルトニウムは非常に危険な物質であるが、既に幾らかは表に出ているようである。もしベントされていれば、事態は更に深刻になるところであった。

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福島第1原発:3号機の圧力安定 減圧操作見合わせ

 東京電力によると、福島第1原発3号機の格納容器の圧力を下げる操作は当面見合わせる。容器内の圧力が安定したため。

毎日新聞 2011年3月20日 16時04分

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福島第一3号機格納容器、圧力降下策で蒸気放出

福島原発
 東京電力は20日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉格納容器の圧力が再び上昇を始めたとして、格納容器内の蒸気を外部に放出して圧力を下げる操作を再度行うと発表した。


 圧力は同日午前1時10分には約2・8気圧だったが、同4時30分には約3・4気圧になった。現在、所内で行われている電源の復旧作業や放水作業などは中断する。

 3号機は13日午前8時41分から蒸気を放出する弁を開けたままで、圧力が再び上昇した理由は不明。この弁が閉じてしまっている可能性があるため、復旧作業員などが退避した後、弁を開ける操作を試みる。

 それでも圧力が下がらなければ、別の弁を開けるが、冷却水を通さずに排気するため、強い放射能を帯びた物質が外部に放出される可能性がある。

(2011年3月20日13時44分 読売新聞)

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ハイパーレスキュー隊の活動が成功した。これは、人間側がはじめて収めた大きな成功である。これで敷地内の放射能濃度が下がるように願う。そうすれば活動領域を拡大できる。

記者会見を見れば、彼らの活動が、如何に深い知識と、冷静な判断力と、勇気とによって実現されたかがわかる。富岡豊彦総括隊長は、「長男に、安全が確保されない限り、仕事はしないから、安心して待ってろ、と言って私は家を出ました。」と言っている。正確な知識に基づいて安全を確保し、最大限の貢献をする、ということが、まさに勇気なのである。

読売新聞は、

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佐藤総隊長は「放射能の危険を熟知しているので、恐怖心を克服できた」と述べた。
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と書いているが、これは事実を大きく歪曲している。YouTube では見つからなかったのだが、先程見たNHKニュースで流れた記者会見で佐藤康雄総隊長が言っていたことは、

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「私たちは、普通の人とは違って、放射能について熟知していますので、それゆえ、非常に強い恐怖心を持っています。それを克服して、この任務に取り組みました。」
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というようなことであった。

読売新聞の表現では、佐藤総隊長が、「正しい知識があれば、放射能なんて怖くないぜ!」という無謀者であるということになる。とんでもない侮辱である。意図的に歪めているとしか考えられない。

『論語』に、

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子路曰、
「子行三軍、則誰与。」
子曰、
「暴虎馮河、死而無悔者、吾不与也。必也臨事而懼、好謀而成者也」。

子路曰はく、
「子三軍を行はば、則ち誰と与にせん。」と。
子曰はく、
「暴虎馮河し、死して悔い無き者は、吾与にせざるなり。必ずや事に臨みて懼れ、謀を好みて成す者なり。」と。
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という対話がある。孔子は

「虎に素手で襲いかかったり、黄河を泳いでわたるような、そんな死んで悔いないような者とは、一緒にやらない。必ずや、事に臨んでおそれを抱き、良く考えて行動する者と一緒にやる。」

と言った。ハイパーレスキュー隊の指導者たちは、まさにそういう人々である。

また、

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子曰、知者不惑、仁者不憂、勇者不懼。
子曰わく、知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。
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という章がある。彼らはまさに知者であり、勇者であり、仁者であった。

原子力欺瞞用語を駆使する最低の小人どもが引き起したこの事態を、このように立派な人々の命を危険に晒すことで尻拭いさせるとは、痛恨の極みである。



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東京消防庁放水「恐怖心を克服、プールに命中」
読売新聞 3月19日(土)23時16分配信
 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、3号機の使用済み核燃料の一時貯蔵プールに19日未明に放水を行った東京消防庁の緊急消防援助隊の総隊長ら3人が同日夜、東京・大手町の同庁で記者会見を行い、「恐怖心を克服し、ミッションを達成できた」などと振り返った。

 会見に出席したのは、現場に行ったハイパーレスキュー隊の冨岡豊彦(47)、高山幸夫(54)の両隊長ら。オレンジ色の作業服姿に黒いブーツを履いた冨岡隊長は大変だったことを尋ねられると、「隊員の士気が高いので……」と切り出し、絶句。しばらく声を詰まらせた後、「家族ですね。本当に申し訳ない。この場でおわびとお礼を申しあげたい」と唇を震わせながら目に涙を浮かべた。

 高山隊長は、「(放射能という)目に見えない敵との戦いだった。短い時間で活動を終了するのが大変だった。仲間のバックアップがあったから良かった」と話した。

 会見に同席した同庁警防部長の佐藤康雄総隊長(58)の説明によると、同隊はまず、18日午後5時過ぎ、同原発の正門から中に入った。当初の予定では、3号機そばの岸壁から直接海水をくみ上げることになっていたが、がれきや流木が現場に散乱して大型車が通行できなかったため、いったん撤退した。

 同日午後11時30分、隊員約40人で再び敷地内に入った。そのうち20人が約350メートルにわたって手作業でホースをつなぐなどし、19日午前0時30分、屈折放水塔車の高さ約22メートルのホースから3号機に向かって20分間、毎分約3トンを放水した。

 放水前の現場の放射線量は約60ミリ・シーベルトあったが、放水を終えた段階でほぼ0ミリ・シーベルトに。佐藤総隊長は、「(使用済み核燃料プールに)命中しているなと思った。139人の安全を確保しつつ、連続して大量の水を注入するミッションを達成できた」と笑顔で語った。

 2度の活動に従事した約50人のうち、最も被曝(ひばく)量が多かった隊員は約27ミリ・シーベルトで、14~15ミリ・シーベルトが3人、10ミリ・シーベルト以下が45人いた。同庁は原子力災害の現場での被曝量の基準を30ミリ・シーベルトと設定しており、佐藤総隊長は「基準を満たすことができた。放射能の危険を熟知しているので、恐怖心を克服できた」と述べた。活動には、本人が承諾したハイパーレスキュー隊員を充てた。
最終更新:3月20日(日)1時28分


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消防放水「命中を確信」 涙の隊長、家族に陳謝
2011年3月20日5時6分

「非常に難しく危険な任務だった。国民の期待をある程度達成でき、充実感でほっとしている」――。東京電力福島第一原発の冷却作戦で、10時間以上の「連続放水」を成功させた東京消防庁の派遣隊員の一部が19日夜、帰京した。佐藤康雄総隊長(58)ら3人が東京都内で記者会見し、心境を語った。

 会見したのは、災害救助のスペシャリストである「ハイパーレスキュー」の冨岡豊彦隊長(47)と高山幸夫隊長(54)。

 冨岡隊長は「大変だったことは」と問われると、「隊員です」と言って10秒ほど沈黙。涙を浮かべ、声を震わせながら、「隊員は非常に士気が高く、みんな一生懸命やってくれた。残された家族ですね。本当に申し訳ない。この場を借りておわびとお礼を申し上げたい」と言った。

 高山隊長は18日、職場から直接現地に向かった。妻に「安心して待っていて」とメールで伝えると、「信じて待っています」と返信があったという。

 佐藤総隊長も妻にメールで出動を伝えた。「日本の救世主になってください」が返事だった。

 高山隊長は今回の任務を「目に見えない敵との闘い」と振り返った。注意したのは放射線量。「隊員たちが常に測定しながら安全を確認し、アピールしてくれた。仲間のバックアップがあったから任務を達成できた」と話した。

 会見では、作戦の具体的な中身も明かされた。

 佐藤総隊長によると、派遣隊は本人が承諾した隊員から選抜された。

 原発に入ったのは18日午後5時5分。作戦は当初、車から出ずに車両でホースを延ばす予定だった。8分で設置できる計算だった。だが、海岸付近はがれきだらけ。車が走れそうなルートだと2.6キロあり、ホースが足りない。

一度本部に戻り、安全な方法を再検討した上で午後11時半に原発に戻った。最終的には、途中まで車で延ばし、最後の約350メートルは隊員が車外に出て、巻いたホースを手で延ばし、取水のために海まで届かせた。

 ポンプで吸い上げた海水を放つ「屈折放水塔車」を止めたのは、2号機と3号機の真ん中で建物まで約2メートルの至近距離。目標とした、使用済み核燃料が貯蔵された3号機のプールまでは50メートルだった。いつでも退避できるようにマイクロバスを用意し、「特殊災害対策車」も待機した。

 翌19日の午前0時半、「白煙の方に向かって」3号機への放水が始まった。

 放水現場の放射線量は毎時60ミリシーベルトだったが、放水後はゼロ近くに。「命中している」と確信したという。
福島みずほがツイッターで半日前に以下の様に指摘している。

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米空軍無人偵察機グローバルホークが撮影した福島原発の上空の映像が公開されない。米軍は同意したが政府は公開をしていない。この情報は世界の原子力専門家が事故終息のための対策を考えるうえでじゅうようなものだ。世界中の知恵を借りるべきときに非公開にする理由はない。官邸は公開を決断すべき。

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そしたら、以下のような記事が出た。4号機のプールが割れているので、水を入れても無駄だ、とアメリカは言っている。プールから出た水素であれだけ爆発したのだから、それが自然な考えだ。アメリカがえらく自信満々なのも気になる。偵察機や軍事用人工衛星で上から覗いた結果ではないだろうか。

だとすると、これは大変である。4号機のプールをおさめないと、屋外でいきなり臨界という、考えたくもない最悪の事態が起きる可能性がある。

公明党の提案で、生コンの機械を持ってきて注水しようとしているそうだが、水ではなく、生コンを注入しないといけないのかもしれない。そんなことして大丈夫なのかどうか知らないが。。。。


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4号機の貯蔵プールめぐり日米で食い違う見解
2011/03/19 22:54

 福島第1原子力発電所4号機の使用済み核燃料貯蔵プール(約1400立方メートル)をめぐり、日米で見解の違いが鮮明化している。日本側は19日、自衛隊による放水準備を進めたのに対し、米専門家らはプールに亀裂が入り冷却水が漏れ、「打つ手のない」(米物理学者)状況に追い込まれる可能性を指摘している。

使用済み核燃料への対応急務 水位下が…
原子炉を冷却できないとどうなる?

 4号機では15日早朝に爆発音が確認された。5階にあるプール付近で爆発が起きたとみられ、建屋が大きく破損した。計測機器が電源喪失で使えないうえ、建屋内は放射線量が高く、東京電力はプールの水位や温度を確認できない状況となっている。このことが日米間の食い違いを生む要因となっている。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は18日、米原子力規制委員会の複数の専門家の見解として、プールの壁に亀裂か穴が開いていると報じた。地震が起きた後の事態の推移のほか、事故発生時に同原発にいた米国人から得た情報をもとに判断したという。

 原子力企業幹部も同日、米紙ニューヨーク・タイムズにプールが壊れており、水の補充が極めて困難になっていると語った。

 4号機の危険性を最初に指摘したのは規制委のヤズコ委員長。16日の下院エネルギー委員会で「水はもう完全になくなり乾いている」と証言した。日本側は否定したが、同氏はすぐに「情報は信じるに値する」と反論した。

 これに対し北沢俊美防衛相は19日の記者会見で「米側の見解は聞いている」としながらも、4号機の表面温度が100度以下であるとして、残っている水により冷却の効果があらわれているとの認識を示した。

 経済産業省原子力安全・保安院の担当者も19日、産経新聞に対し、プールの水位について「16日に目視した時点よりも下がっていると考えられるが、水がなくなっているという情報はない」と強調した。

 16日に陸上自衛隊のヘリが原発上空で計測した放射線量は250ミリシーベルトと高い数値だったが、専門家は「燃料棒が露出していればもっと高い数値になるはずだ」と指摘する。

 東電と保安院も4号機より、プールの水が蒸発して白煙が上がり続けていた3号機の方が緊急性が高いとして、3号機への放水を優先した。

 北沢氏は「(3号機で)一定の効果をあげたら4号機に移る」と語った。
いやな予感がする。
いくら海水を入れているといっても、炉心の一部はまだ露出が続いているのではないのか。あれだけ苦労しても露出が続いていて、一時は、注水をやめていたのだから、そう簡単に入らないだろう。それに、海水をあれだけ入れると、水が蒸発して、塩分がパイプを埋めてしまい、注水を妨害するようになるはずだ。

こんな段階で「炉心が冷却された」などという言葉を平気で使うとは、信じられない神経である。原発安全欺瞞用語に違いない。非常にいやな感じがする。

それから、農産物についてだが、「国とも相談しながら」というのがミソなのだろう。国民の税金でなんとかケツを拭いてもらうつもりなのだ。




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1~3号機、炉心は冷却状態…東電会見

読売新聞 3月19日(土)19時42分配信
 東京電力は19日午後7時頃から広報担当者が記者会見し、「福島第一原発1号機から3号機については炉心を冷却するための海水の注入が続いている」として、炉心が冷却された状態であるとの見方を示した。

 また、復旧に当たっている作業員のうち、6人が100ミリ・シーベルトを超える放射線量を浴びたことも明らかにした。

 厚労省が定める作業員の緊急作業時の被曝(ひばく)限度量は、これまで100ミリ・シーベルトだったが、今回の事故に限り、250ミリ・シーベルトに引き上げられており、限度の中に収まっている。

 このほか、農産物から規制値を超える放射線量が検出されたことについて「心よりおわび申し上げる。今後お客様から損害賠償などの申し出があれば、国とも相談しながらしっかり準備を進めていきたい」とも語った。
最終更新:3月19日(土)19時42分


ここに来て、漸く、色々なことが回りだしたのは何故かと思っていたのだが、上の天皇のメッセージが奏功したのではないか、という気がしてきた。こういう心の豊かな方が、重要なメッセージを発してくださったことは、誠に大切な事であったと思う。
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枝野氏は、検出された放射性物質濃度の牛乳を1年間とり続けた場合、被曝(ひばく)量は胸部CTスキャン1回分程度、ホウレンソウは胸部CTスキャン1回分の5分の1程度、と説明。「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではないということを十分ご理解いただき、冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけた。
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これもまた、内部被曝と外部被曝とを、意図的に混同する、原子力欺瞞用語の典型例である。

こんなホウレン草や牛乳を毎日とったら、内部被曝を何百回もすることになる。そんなに内部被曝したら、平岡憲夫さんのように長期的には癌になってしまうだろう。

基準値以上とか以下とかの問題ではなく、放射能を持つ物質が1分子でも付いていたら、申し訳ないが、非国民と言われようと何と言われようと、私は食べたくない。子供には絶対食べさせたくない。

それに、こういう放射能が検出された食品は、捨てることもできない。なぜならこれだって、低レベル放射性廃棄物だから。

もったいないので、枝野さんもこんなことを言った以上は、自分で食べたらどうだろうか。原子力行政を推進している、あるいは推進した、御用学者、官僚、政治家および東電はじめ電力会社の経営者、東芝や日立のような原子炉メーカーの経営者は、ぜひとも率先して食べていただきたい。あれだけ安全だと言ってきたし、今も言っているのだから。彼らの体で放射性物質を受け止めてもらって、お亡くなりになったら、福島第一原発の立ち入り禁止区域に葬ることにしよう。放射能の拡散を防御し、農業を支えた功績で、勲章をあげて立派なお墓を国費で立てることに私は反対しない。

現段階で既に放射能が検出されるということは、今後、事態が改善しなければ、一体、どうなるというのだろう。放射能を持つ微粒子が徐々に日本中に拡散していって、広範囲の食品や飲料水に、微量の放射能が含まれる事態になりかねない。日本の食品に対する巨大な風評被害が生じて、海外の人は誰も買ってくれなくなるだろう。

尤も、我々は常に内部被曝している。人体にカリウム40という放射性物質という放射性物質が含まれているからである。しかしだからといって、余計な放射能を取り込むのは真っ平御免である。

日本は雨が多く、大地に傾斜が多いので、いずれは皆流されて海に出るであろう。しかしそれでも、生態系に対する影響は、延々と継続する。

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農産品から暫定基準値超える放射能「健康に影響ない値」

2011年3月19日18時35分

被曝線量と体への影響
 枝野幸男官房長官は19日の記者会見で、福島県内の牛乳と茨城県内のホウレンソウから、食品衛生法上の暫定規制値を超える放射性ヨウ素などが検出されたことを明らかにした。政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響と見て調査し、同原発から一定区域内の産品の摂取制限や出荷規制などの対応を検討する。

 枝野氏は、検出された放射性物質濃度の牛乳を1年間とり続けた場合、被曝(ひばく)量は胸部CTスキャン1回分程度、ホウレンソウは胸部CTスキャン1回分の5分の1程度、と説明。「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではないということを十分ご理解いただき、冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけた。

 厚生労働省によると、牛乳は、福島第一原発から30~40キロ離れた福島県川俣町の農場の原乳3検体から検出されたヨウ素131がいずれも基準を超えた。基準の3倍を超えたものもある。そのうち1検体からはセシウム137も検出されたが、規制値内だった。

 茨城県によると、18日に福島県境に近い高萩市で採取したホウレンソウから、国が示した規制値の約7.5倍のヨウ素131を検出。日立市や常陸太田市、東海村やひたちなか市、大子町の5地点のホウレンソウからも、3~7倍程度のヨウ素が検出された。第一原発から各自治体の中心地は84~122キロ離れているという。高萩市のホウレンソウからは規制値を超す放射性セシウムも検出された。同県の橋本昌知事は19日、ハウス栽培も含め県内全域で取れるホウレンソウすべてについて、JAなどを通じて出荷自粛を要請したことを明らかにした。県は「毎日15グラムを1年間食べ続けても健康に影響を及ぼすレベルではない」としている。

 厚労省は19日、福島県と茨城県に対し、該当する牛乳とホウレンソウの入手先や流通先を調べたうえで、その結果に基づき販売の禁止など必要な措置をとるよう要請した。政府は、厚労省に文部科学省や農林水産省、関係自治体などのデータを集約させ、原子力災害対策本部が調査結果を踏まえて対応を指示する。

 暫定規制値は、福島原発の事故を踏まえて政府が食品衛生法に基づき設けた、放射性物質で汚染された食品の出荷や販売を規制する基準。枝野長官は「通常から確定的な基準として数値を設定しておくべきだったと思っているが、そのことによって国民の健康被害を防ぐことについての影響はない」と述べた。
「いい加減、マイケルの話をしてくれ!」というご要望があった。私もいい加減、嫌になってきた。なぜこのブログで原発の話を延々とやるのかについて、説明しておかねばならないだろう。

マイケル・ジャクソンが原発についてどう考えていたのか、私は知らない。ご存知の方は、ぜひ教えていただきたい。

私がこの間、ずっと考えてきた言葉は、Smooth Criminal である。放射能は典型的な Smooth Criminal であり、また、原子力産業自体が、Smooth Criminal によって構成されたものだと思うからである。

原発事故によって放射能を持つ物質が大量にばら蒔かれると何が起きるだろうか。それは風に乗って遠くまで漂っていく。そして雨となって地面に落ちる。人々の衣服や靴について家に忍び込む。何かの拍子で食べ物や飲み物に入る。あるいは、川に落ちて水道に入り、蛇口から忍びこむ。あるいは乾燥して地面から舞い上がり、呼吸と共に肺に入る。そうやって体の中から放射線を至近距離で浴びせ、遺伝子を静かに傷つける。ヨウ素なら半年、セシウムなら数十年にわたって。

遺伝子を傷つけられた細胞の大半は黙って死んでいく。しかし中には、遺伝子を無理に修復し、変な配列を創りだして生き延びる奴が出てくる。それでも大半は、免疫系によって排除される。しかしそれをくぐり抜ける奴が出てきたら、癌である。それは徐々に増える。この過程が人を殺すには、長い長い時間が掛かる。何年か、何十年か。発病してもすぐにはわからない。

こうやって発病した癌や白血病は、それが原発起源なのかどうかすらわからない。遡って原因を特定することが本質的に困難なのである。原発事故がどういう病気を引き起こすかを明らかにするには、何十年にわたる、詳細かつ広範囲な調査が必要である。そんなことをするには大きな権限が必要であり、費用も人員も掛かる。これができるのは政府だけであるが、政府が原発を推進したいなら、決して真剣にはやらない。御用学者が適当に調査すれば、必ずや「明確な影響は認められない」という結果が出る。多少出ても、「限られた被害しか認められない」という結果が出る。

国民は間違いなく、この結果を喜んで受け取る。そして「あれだけの事故が起きても、影響は限られていたので、原発は安全だ」という欺瞞言語がさらに強化される。人々は通常の生活に戻る。自分自身に向き合い、真の幸福を目指すなどという面倒なことはやめて、自分の苦悩の原因を放置して隠蔽する。隠蔽された原因から生じる苦痛を紛らわすための刺激を求める。膨大な数の人にとめどなく刺激を与えるには、電気が必要である。それゆえ、原発も必要である。

原発というシステムはそれ自体が、Smooth Criminal によって構成されている。自分をごまかし、欺瞞語を駆使し、弱い立場の人々を経常的に被曝させることで初めて作動する。人々に欺瞞言語を吹きこみ、「原発なしには決して楽しく暮らせませんよ」と脅すことで維持される。弱い人間の自己欺瞞を助長させることで、原発はさらに放射性廃棄物を蓄積する。それはただ蓄積されるだけで、どこにも捨てることができない。

更に深刻な Smooth Criminal は自然と生態系とに対する犯罪である。福島原発が水蒸気爆発を起こしても、幸いにも強い西風が吹いて、全ての放射性物質が海に出たとしよう。めでたしめでたし。日本は救われた。そして放射能は全て海に落ちる。微生物が吸収する。植物が吸収する。それを小魚が食べる。それを大きな魚が食べる。それを人間が釣り上げて、食べる。内部被曝する。人間が食べなくとも、放射能は、海を循環する。蒸発して、大気を循環する。

地球創世直後には大量の放射能があった。しかしそれらは地質時間的には短い時間しかもたない。プルトニウムさえ、半減期はわずか二万数千年であるから。そうして生命が出現するころには、ほとんどが消えてなくなっていた。それを悪魔に魂を売り渡した人類が取り出してしまった。日本人もまた、悪魔に魂を売り渡し、五十四基の原発を、この地震津波列島に作り出した。そうして案の定、想定された通りに、環境中にばら蒔いた。巨大な Smooth Criminal である。

以下は、This Is It と HIStory とを合成した映像である。これを見ると、「一度はやって欲しかったな~」と強く思う。繁栄する大都会に忍び寄る Smooth Criminal 。それは東京に忍び寄る福島原発の放射能の雲のことだったのかもしれない。