>検察官が証拠の内容を有利な方向に改変したという、わが国の刑事裁判史上例を見ない犯罪。

というが、本当だろうか。私は、

>検察官が証拠の内容を有利な方向に改変したのがバレたという、わが国の刑事裁判史上例を見ない犯罪チョンボ

というのが正しいのではないかと思う。

なぜこんなことを言うかというと、偽装やら改竄やらは、日本の組織の中では、日常的に行われているからである。そうしないで、真面目にやっていたら、組織の作動が止まってしまうので、たとえやりたくなくとも、袋叩きのイジメにあうことを覚悟しない限りは、手を染めざるを得ないのである。それは、ある程度以上の規模の組織であれば、どこだってそうであるから、日本国民の大半は知っているはずだ。

大学の研究だってそうで、バレないように変なことをやって、都合の良い結果を出して論文を良い雑誌に発表することで、地位を確保している。「こういうインチキならやってOKですよ~」という業界公認の誤魔化し手法があり、それを適用している限り、インチキということにならないのである。それをも踏み越えてこっそりインチキしている場合もあり、あまりにひどい場合だけ、時々、処分されている。

それでも、検察が証拠に手を出すのはヤバ過ぎる。それゆえ、普通はもっとバレないようにうまくやるのである。関係ないことを結びつけたり、意味を事実とは違うように強引に証拠を解釈したりなど。ところが前田元検事は、アホなので、直接手を出してしまった。手を出すにしても、もっとうまくやる方法もあったのに、バレバレの方法でやってしまった。だから、「史上例を見ないチョンボ」なのである。

この事件は、福島原発の事故と関係がある。原子力村の連中に強い態度で挑んでいた佐藤栄佐久知事を、特捜が陥れたからである。『知事抹殺』を見れば、その構図が、前田検事のでっち上げと同じ作動によっていることがわかろう。佐藤知事が辞めていなければ、今回の事故はなかったかもしれない。

また、東京電力も原発関係のデータを、散々、改竄してきた。それは、前田検事がやったのと同じ理屈である。この作動を止めない限り、同じことは続く。原発も爆発すれば、冤罪も起きる。我々、一人ひとりの生き方が、問われているのである。



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証拠改ざん、前田元検事に懲役1年6月の実刑

 大阪地検特捜部の証拠品改ざん事件で、郵便不正事件の証拠品だったフロッピーディスク(FD)のデータを書き換えたとして証拠隠滅罪に問われた元主任検事・前田恒彦被告(43)の判決が12日、大阪地裁であった。

 中川博之裁判長は「刑事司法の根幹を破壊しかねない所業で、刑事司法全体の公正さに対する国民の不信を招いた責任は誠に重大だ」と述べ、懲役1年6月(求刑・懲役2年)の実刑を言い渡した。

 検察側の求刑は法定刑の上限で、起訴事実を認めた前田被告が実刑となるかどうかが焦点だった。判決は、FD改ざんを「常軌を逸している」と批判し、「検察官が証拠の内容を有利な方向に改変したという、わが国の刑事裁判史上例を見ない犯罪。被告の有利な事情を考慮しても刑の執行を猶予すべきとは認めがたい」と述べた。

(2011年4月12日14時37分 読売新聞)

深尾葉子大阪大学経済学研究科准教授のメールを転載します。
彼らは、

「実は、念のためでも、安全でもありませんでした。エヘ」

とでも言うのだろうか?

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こんなことをいまさら確認せねばならないこと自体、本当に苦しく、悔しいけれど、どうしても確認しておかなければなりません。チェルノブイリを超えるレベルであるということを、ようやく、1か月も遅れて、政府が認めた。しかもその根拠は、地震後数時間の放射能の放出の事実によって、、、。

恐るべき「安全対策」欠如国家です。

政府および原発関係者は必ず、事前には危険を知らせず、実は危険でした、と過去形で出すので、自ら判断して動き出さなければ身の安全は守れない、、と必死で訴えてきたけれど、それは悲しくもすべて本当となってしまいました。3号機の爆発後、福島の人は、子供を連れて飛んで逃げなければいけなかった。かたや政府は「安全」「パニックに陥るな」を繰り返していた。

また、福島はウクライナになってしまって、長期にわたって農産物、畜産品が打撃をうけるほか、人間も立ち入れないような未曽有の深刻な事態に見舞われてしまう、という危機感も、すべて現実のものとなってしまった。政府が果たした役割は、この「現実」を認識する時間を人々に「遅らせる」ということだけ!!まさか、何の変化もないように見える自宅や故郷が、もはや生涯立ち入れないかもしれない場所になりつつあるなんて、にわかに信じられない福島原発周辺の住民が、本当に新たな人生を歩む場を緊急に提供せねばならないこと、など、危惧していたことは次々すべて現実のものとなってきています。

「大げさだ」「デマだ」などといわれかねなかったことが「真実」で、政府や東電や安全保安院が出していた情報が「不確実」で「事象の過小評価」であり、つまり「デマ」ではないにしても(本当はデマといいたい)、欺瞞であり、信ずるに足りないものであったことが、次々と裏付けられてゆきます。悲しいほど
に、、。

この一連の事実の経緯を、我々は同じ日本で目撃したものとして、歴史に刻む責務があると考えています。
忘却するわけにはいきません。

深尾

本日のツイートから。

mukiwaguri ゆみ
yoshitaka_wがリツイート
過去形…今を知りたいのに RT “@yoshitaka_w: これから何が起きても国民には過去形でしか教えないということか RT@AkihiroTogo: 1時間当たり最大1万テラベクレル(1テラベクレルは1兆ベクレル)の放射性物質を放出していた、と過去形で


310kakizawa 柿沢未途(みんなの党・衆議院議員)
flowerdishがリツイート
福島第一原発事故、レベル7に引き上げへ。発生から数時間、最大1万テラベクレルの放射性物質を放出していたと原子力安全委は見ていると。今頃言われてもその時には戻れない。これが周辺住民にとってどういう事を意味するのか、政府はきちんと説明してほしい。

memeomimi みみちゃん
計画的避難とか言うけど、事故後の数日でこの累積線量になることは「#SPEEDI」が予測していたはず。政府は「かも」では動かず、「であることがほぼ間違いない」という状況まで指示を出さないということがハッキリわかりました。 #genpatsu

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー過去のツイートから
shenwei 深尾葉子
炉心溶解を示すセシウム137がすでに外部に漏れ始めた。これは、土壌粒子と結合しやすく、人体に取り込まれやすいため、万一原子炉格納容器が崩壊して大量にばら撒かれると、チェルノブイリのウクライナへの影響と同じことに。まさにその危機目前なのに「安全」「念のため」というアナウンス。3月12日

shenwei 深尾葉子
猛毒プルトニウムの大気圏放出の危険が高まっています。近隣の方のみならず、関東および遠方の方も何らかの影響がある可能性があります。有事の際の退避の準備と心づもりを!子供や若い人たちはできるだけ遠くに移動したうえで安全な場所に!3月15日

shenwei 深尾葉子
恐怖の原発安心安全講演会。放射能漏出しても安全です!と。「生活、今まで通りに」 放射性物質の専門家ら講演会。産経新聞 3月30日(水)7時57分配信。「パニック」をおさえて、人々を安全に死に追いやるために?「専門家」は本当にすごい。3月30日

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この間、安全を吹きまくった長崎大の医者や、安全保安院や枝野さんは、罪をきせられるべき立場にある。
笑ってしまう。

こんな事故を、「レベル4」とか「レベル5」とか言っていたことこそが、
そういう希望的観測にしたがって行動していたことこそが、
そういうアンポンタンのノータリンのクルクルパーぶりこそが、


日本の国際的イメージをボロボロにしてしまったというのに。
これで少しはイメージが回復したと私は思う。

それよりも、事故直後に、「チェルノブイリ級の事故になる」と原子力安全委員会が政府に助言すべきであったのだ。電源を喪失し、冷却系が破壊され、冷却水さえも手に入らない状態の原発が、どういうことになるかくらい、少しでもノーミソがあれば、すぐにわかることなのだから。出てきた放射能の量を測定してランキングするなら、機械にだってできる。状況を把握して意味を汲み取ることが人間の役割なのだ。こんな重い仕事を、自動人形化している御用学者にやらせていることが問題なのだ。政府の責任は重いが、政府が自動人形政府だから、言っても意味がわからないだろう。

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国際的イメージに大きな影響…レベル7引き上げ

 東京電力福島第一原子力発電所の事故が最悪のレベル7相当と判断されたINESは、放射性物質を封じ込める機能の損傷や、作業員らの被曝状況などをもとに、監督官庁が判断し、レベル5(所外のリスクを伴う事故)以上の大きな事故では、大気に放出された放射性物質の量が重要な判断基準となる。


 保安院は先月18日、レベル5との暫定評価を発表したが、周辺の放射線量の高さや、世界に広がった放射性物質の拡散量などから、国内外の専門家からは「6以上ではないか」との指摘が相次いでいた。

 チェルノブイリ事故では、10日間で約520万テラ・ベクレルもの放射性物質が大気に放出された。福島第一原発から放出された63万テラ・ベクレルは、チェルノブイリの1割程度に過ぎないが、世界の原子力事故の中では極端に大きい。レベル5の米スリーマイル島原発事故では、放出される放射性物質の多くを占めるヨウ素131の放出量が0・6テラ・ベクレルだった。

 しかも、福島第一原発では、海にも多量の放射性物質が流出している。作業が難航しており、数か月、1年と長期化すれば、放出量はさらに増える。

 忘れてはならないのは、INESのレベルは単なる数字ではなく、健康と環境への影響の程度を意味していることだ。がんや白血病の発生率、土壌汚染など、注意深く見守っていく必要がある。国際的なイメージにも大きな影響を与えるだろう。(科学部 笹沢教一)

(2011年4月12日12時43分 読売新聞)
チェルノブイリの1割というのを強調しているが、何ら、嬉しくない。

63万テラベクレルというのは、

630,000 × 1,000,000,000,000  ベクレル

である。
1秒間に1つ原子が崩壊するのが1ベクレルだから、1秒間に

370,000,000,000,000,000個~630,000,000,000,000,000個

の原子が崩壊して放射線を出す。チェルノブイリは、

5,200,000,000,000,000,000個

だから、これに比べるとずっと少ないよね~、と言われても、人間にはもはや区別がつかない。

チェルノブイリは10日で勝負がついた。
福島は何年もかかる。
福島の炉心にある放射能はチェルノブイリの2倍であり、それ以外に使用済燃料が1万本くらいある。
福島のありうる最大限は、チェルノブイリをはるかに超える。
福島第二原発も、普通の基準では大きな事故が起きている。
それらを積算すれば、福島の事故の規模は、チェルノブイリを越えていると私は思う。
被害の規模はこれからどうなるかわからないが、そちらも、今後の進展と風向き次第では、周辺の人口がはるかに多いので、チェルノブイリを超える可能性がある。

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福島原発事故、最悪「レベル7」 チェルノブイリ級に

2011年4月12日11時15分 朝日新聞

原子力事故の国際評価尺度

原子炉冷却のシナリオ
 福島第一原発の事故について、経済産業省原子力安全・保安院と原子力安全委員会は、これまでに放出された放射性物質が大量かつ広範にわたるとして、国際的な事故評価尺度(INES)で「深刻な事故」とされるレベル7に引き上げた。原子力史上最悪の1986年のチェルノブイリ原発事故に匹敵する。放射性物質の外部への放出量は1けた小さいという。12日午前に発表した。

 保安院は3月11日の地震に伴う事故直後、暫定評価でレベル4としていた。18日に1979年の米スリーマイル島原発事故に匹敵するレベル5に引き上げた。その後、放出された放射性物質の総量を推定したところ、事故から4月5日までに放射性ヨウ素換算で37万~63万テラベクレル(テラは1兆倍)になった。INESの評価のレベル7にあたる数万テラベクレル以上に相当した。

 チェルノブイリ事故では爆発と火災が長引き、放射性物質が広範囲に広がり世界的な汚染につながった。実際の放出量は520万テラベクレルとされている。今回の福島第一原発の事故での放出量はその1割程度だが、評価尺度でレベル7の条件に当たる「放射性物質の重大な外部放出」に該当すると判断された。評価結果は国際原子力機関(IAEA)にも報告される。

 福島第一原発では、原子炉格納容器の圧力を逃がすため放射性物質を含む水蒸気を大気中に放出した。さらに地震後に冷却水が失われ核燃料が露出して生じたとみられる水素によって、1、3号機では原子炉建屋が爆発して壊れた。

 2号機の格納容器につながる圧力抑制室付近でも爆発が起こったほか、4号機の使用済み燃料貯蔵プールでの火災などが原因で放射性物質が大量に放出されたと見られている。

 ただ、原発周辺や敷地の放射線量の測定結果は3月15~21日に非常に高い値を示していたものの、その後低下している。4月10日に非公開で開かれた安全委の臨時会で保安院の黒木慎一審議官は「最悪の事態は今は脱した」と報告している。(香取香介、小堀龍之)
私は当初からチェルノブイリ・レベルあるいはそれ以上の事故だと主張してきた。それは別に「卓見」なのではなく、スリーマイル・クラスあるいはそれ以上のものが4つあったのだから、足し算すれば当然の事だったと思う。普通にあの事態を見れば、そう見えるのであり、海外の反応が異常に緊張していたのは、そう感じたからである。チェルノブイリ・クラスあるいはそれ以上に見えない、というのは、原子力安全欺瞞言語体系に浸かっているからである。

このために、意図的かどうか知らないが、深刻な事実が隠蔽されていたのは間違いない。最初から「チェルノブイリ・クラス」の事故だ、と原子力安全委員会が言っていてれば、対応は大きく変わり、ここまでの後手後手にはならなかったはずだ。責任は極めて、極めて重い。

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福島第1原発 政府、レベル7検討…最も深刻
毎日新聞 4月12日(火)1時29分配信

 内閣府の原子力安全委員会は11日、福島第1原発事故について、発生当初から数時間、1時間当たり最大1万テラベクレル(ベクレルは放射能の強さ。1テラベクレルは1兆ベクレル)の放射性物質を放出していたとの見解を示した。現在は1時間当たり1テラベクレルほどまで落ちているとみている。

【1~4号機を図解】福島第1原発の現状を見る

 数万テラベクレルは原発事故の深刻度を示す国際原子力事象評価尺度(INES)の最も深刻なレベル7にあたる。今回の事故は数時間の放出でレベル7に相当するため、現在レベル5としている政府は、引き上げの検討に入った。過去に発生したレベル7の事故には86年のチェルノブイリ原発事故がある。

 INESは、程度の低い方から、レベル0~7の8段階に分類している。スリーマイル島原発事故(79年、米国)はレベル5、茨城県東海村で起きたJCO臨界事故(99年)はレベル4とされている。
最初から、チェルノブイリとスリーマイルの経験者を呼んできて、参謀本部を作るべきだった。今からでも遅くないから、すぐにやるべきだ。

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汚染水放出は「国際犯罪」 チェルノブイリ関係者らが批判

2011.4.11 22:32 産経ニュース

 【モスクワ=遠藤良介】東京電力が福島第1原子力発電所から低レベルの汚染水約1万1500トンを海に放出した問題で、旧ソ連チェルノブイリ原発事故(1986年)で現場処理の責任者を務めたオストレツォフ氏や環境専門家ら3人が11日、モスクワ市内で記者会見し、日本の措置を「国際犯罪だ」と強く批判した。

 出席者らは、汚染水の放出がロンドン条約(廃棄物などの投棄による海洋汚染の防止条約)に抵触すると主張。「日本は汚染水に含まれる物質を明らかにせず、その影響に関する科学的予測もなく放出した」「汚染水は石油ターミナルなどに貯蔵して処理することもできるはずだ」などと述べた。

 ロシアは日本の支援で建造された放射能汚染水の海上処理施設「すずらん」を福島に送る考えも示しており、出席者からは「日本は迅速に(受け入れの)決定をするべきだ」との声も上がった。

 オストレツォフ氏は産経新聞の取材に「まずは放射能汚染を局地化するための“障壁”設置を急ぐべきであり、それを石棺で原発を覆うための第1段階と位置づけるべきだ」と指摘。「状況は日本人が考えている以上に深刻だ。少なくとも北東アジア全体にかかわる国際問題として受け止めてほしい」と話した。

 ロシア外務省は今月7日、汚染水の放出について「今後は排出を容認しない措置を取るよう望む」との声明を出し、不快感を表明した。
ついに始まったようだ。

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http://newscatch.net/dqnplus/1302511053/

菅政権、震災のドサクサの中で「ネット規制強化法案」を閣議決定(04月11日 17時37分)

菅政権は長く問題点が議論されてきたコンピュータ監視法案を、震災のドサクサの中で閣議決定した。これは捜査当局が裁判所の捜査令状なしでインターネットのプロバイダに特定利用者の通信記録保全を要請できるようにするものだ。

指宿信・成城大学法学部教授はこう指摘する。

「当局が通信傍受を行なう場合は組織犯罪に限るなど厳しい制限があり、国会報告も義務付けられている。しかし、この法案はやろうと思えば誰のネット通信記録でも安易に取得されてしまう危険性がある」

この法案の閣議決定と歩調を合わせるように、警察庁はネット上の「デマの規制強化」に乗りだし、名誉毀損などで摘発も検討する方針を打ち出した。

警察庁OBの大貫啓行・麗澤大学教授が語る。

「ネットの掲示板にはデマも多いが、それをデマだと打ち消す情報もある。大震災や原発事故にかかわるネット情報が氾濫していることに、捜査当局がパニックになって冷静な判断ができていない印象がある。
「計画避難」という名前だが、これも「無計画避難」の言い換えのようである。
避難に伴う苦難を軽減するための手立てを打つのが「計画避難」というものだ。

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「国に裏切られた」 計画避難に住民ら怒り

2011.4.11 20:49 産経新聞

 「何で今さら」。福島第1原発事故で11日、政府が新たに「計画的避難区域」の対象にすると発表した福島県の飯舘村や葛尾村、浪江町の全域と川俣町と南相馬市の一部。住民らはこれまで高い放射線量の中で不安な生活を続けていた。

 避難の指示もなく「安全」と言い続けた政府が、事故から1カ月もたって出した、あいまいな指示。「国に裏切られた気分だ」。怒りと悲痛な声が上がった。

 1カ月をめどに避難するように求める計画的避難区域に指定された飯舘村。11日午後、村役場で開かれた説明会では住民から強い訴えが飛んだ。「補償はどうなるのか」「いつ戻ってこられるのか」

 経営者の一人は「地域に密着してやってきた。退去すれば信頼を失い、廃業になってしまう。逃げることはできない」と涙を浮かべた。自治会長の細山利文さん(62)は「自主避難とは違い、長期的になる可能性が高い。何百頭も牛を飼っている人もいる。生活の基盤をどうするのか、住民には村からちゃんと説明してほしい」と訴えた。

 菅野典雄村長は「大変残念な状況だ。国などと交渉し、できるだけ村に基盤を残していけるように努力したい」と説明した。

妻と2人でプラスチック製品の製造業をしている坂本徳さん(60)は「これから工場を見つけて再開したとしても何千万円もかかる。避難するつもりはない」ときっぱり。一方、自動車関係製造業の庄司正良さん(68)は「風評被害で取引先から『大丈夫か』といわれていた。(放射線量の)数値が高くなっているのを見て、避難した方がいいのか考えていたところだった」と頭を抱えた。

 村内で働く女性(52)は「『大丈夫、大丈夫』と言いながら結局避難させるのか。これだけの地域が避難対象になったら、福島県はなくなってしまうのではないか」と政府の対応への不満を口にした。

 「計画的避難区域」と、屋内退避や自主的避難を求める「緊急時避難準備区域」の両方に一部が指定された福島県南相馬市は「情報を収集しているところ」と対応に追われた。

 南相馬市で避難生活を送る男性(60)は疲れた様子で、「計画避難とか緊急避難とかいわれても内容がよく分からない。避難所生活にも慣れてきたのに、またドタバタするのは勘弁してほしい」と話した。
乗馬クラブ・クレインという会社がある。アスレチックやスイミングクラブに行くくらいの金額で、乗馬を楽しめるようにしようという、イノベーションを起こしてきた会社である。全国に29箇所ある。そのうち、仙台のクラブは空港近くの海岸にあり、津波に呑まれてしまった。幸いにも人間は無事であったそうだが、馬が被災した。しかし奇跡的に55頭のうち37頭が助かったそうである。

同クラブは、阪神淡路大震災の時にも、被災した子供たちをクラブに招くなどの活動をした。今回は、「ふれあい乗馬」を30分1000円という値段で提供し、その売上をすべて寄付するという企画をなさっている。

「大震災で不安を募らせている人が馬とのふれあいを通して心の安らぎを得てもらえれば」という意味もある。馬の癒し効果は大きいので、原発のお陰で気分が滅入っている人は行かれると良いと思う。

http://www.uma-crane.com/kaigan.html