> 「(全炉心溶融は)想定しなかった。認識が甘かった」
>  細野豪志首相補佐官は13日開かれた政府・東電統合対策室の記者会見で見通しの甘さを認めた。

原子力発電所事故に関する本を読めば、メルトダウンはだいたい、分単位とか、おそくとも時間単位で起きるというストーリーが書かれている。それゆえ、原子力大事故を想定して思考していた人は、そのくらいの見積もりをしていたはずだ。小出さんも勝負はあっという間につく、どんなに長くとも一週間とか十日以内と想定していた、と何度も言っている。

それが結局は正しかったのである。

なぜ彼らがそういう普通の考え方で臨まなかったかというと、何度も書いているように、

原子力安全欺瞞言語

を使っているからである。そこから離脱しない限り、事態は決して見えない。妄想に対応し続けているので、事態が一向に改善しないのである。

政府は今からでもいいから、原子力安全欺瞞言語を話す連中を排除すべきである。事態は絶対に改善しない。



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1号機、冠水作戦窮地…4千t以上の水消えた

福島原発


 東京電力福島第一原子力発電所の事故収束に向け、最も復旧作業が進んでいた1号機で、大量の燃料が溶融し、圧力容器の底部にたまる「炉心溶融(メルトダウン)」が判明するなど工程表の見直しを迫るトラブルが相次いでいる。

 事故から2か月経過した今になって、こうした想定外のトラブルが発覚したのはなぜか。背景を追った。

 ◆メルトダウン◆

 「(全炉心溶融は)想定しなかった。認識が甘かった」

 細野豪志首相補佐官は13日開かれた政府・東電統合対策室の記者会見で見通しの甘さを認めた。

 福島第一原発1~3号機は、東日本大震災によって冷却機能を喪失、水で満たされているはずの燃料が露出した。必死の注水作業を続ける東電は、「燃料の一部は溶融したが、メルトダウンはしていない」としてきた。経済産業省原子力安全・保安院も同様の見方で、先月17日に東電が発表した原子炉安定化に向けた工程表は、これを前提にした作業計画だった。それだけに、12日判明した1号機の炉心溶融は関係者に大きな衝撃を与えた。原子炉を冷やすため、格納容器に水を満たす冠水(水棺)作業は、順調に進んでいると思っていたからだ。

 現実は違った。炉心溶融は、原子炉建屋内に作業員が入り、水位計を修理・調整したことで判明。圧力容器内(高さ19メートル)の水位は底部から最大で4メートルしかなかった。燃料が崩壊した底部の穴やすき間から漏出したと考えられる。格納容器側の水位も想定より低く、これまで注水された1万トンのうち、少なくとも4000トン以上の水が「消えた」ことになる。

 ◆消えた水◆

 なぜ、トラブルの発見が遅れたのか。

 水位計を調整する前、圧力容器と格納容器の圧力に差があったため、東電は「容器の損傷はない。格納容器にも着々と水がたまっている」と見込んでいたからだ。

 しかし、見通しが甘かった。建屋内の高い放射線が水位計の調整を阻んでいたとはいえ、事故直後から数値がほとんど変化しなかったことを重視しなかった。水位計などの故障や炉心溶融の可能性が指摘され、東電は「調整後、水位低下は予想していたが、それを大幅に上回った」と語る。

 消えた水の行方も注目される。高濃度の放射性物質で汚染された水が、圧力容器の穴から外へと漏れ出す恐れがあるからだ。滞留先として最も疑わしいのは、原子炉建屋の地下だ。作業員が階段を下りようとしたところ、高い放射線でその先に行けなかった。

(2011年5月14日09時52分 読売新聞)
福島原発1号機で発見された新事実にどう向き合うか
松本 徹三

http://agora-web.jp/archives/1328070.html

しかし、一つだけ我々にも出来ることがある。それは、拡散している放射性物質の実態を正確に把握し、必要な具体策の策定に役立たせることだ。この分野なら、我々携帯通信事業者も何等かの役割を果すことが出来ないでもないかもしれない。いたるところに無線基地局があるし、携帯端末は殆どの人が如何なる場合でも肌身離さず持ってくれているものだからだ。

放射線量を隈なく測るシステムなしには、もはや我々は生活できない。一刻も早い構築が望まれるが、政府は全くそういう手を打っていない。ソフトバンクをはじめ、民間企業から動いていただくことが、このトンマな政府を動かすためには必要だと思う。

ちなみに、松本氏は、京大法学部のご出身で、そのせいか、東大話法は使っていない。
京都もガラ空きである。外人がまったく来ない。

原発などというアホなものを持っていたために、京都の「人気」という貴重な資源を失ったのである。


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アジアでは2番手だった京都旅行人気

 世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」(米国)の人気観光都市ランキングで、京都がアジアでは香港に次いで2位、全体でも11位に入った。

 同サイトには月間4000万件以上の投稿があり、ランキングは、1年間の口コミなどを同社が総合的に評価して決定している。全体の1位はケープタウン(南ア)で、日本では沖縄がアジア12位だった。

 同社は取材に対し、「京都には金閣寺や伏見稲荷大社など寺社仏閣が多く、古都の風情が好まれている」と評価。京都市はシドニーやパリなど海外の6拠点で観光情報を提供しており、「これまでの広報活動の成果」としている。

(2011年5月13日17時36分 読売新聞)
http://onihutari.blog60.fc2.com/blog-entry-49.html

「中鬼と大鬼のふたりごと」というブログで分析されている。彼らの判定は以下。

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後にチェルノブイリの汚染区分と比較しておこう。ここでは先述した理由から予測値の最高値を使って計算する。

東京(奥多摩以外の大部分):77,000Bq/m2(MBq/km2)=2.1Ci/km2
茨城(北茨城・日立除く):125,000Bq/m2(MBq /km2)=3.4Ci/km2
福島市中心地:500,000Bq/m2(MBq/km2)=13.5Ci/km2
※Ci(キュリー)=37000MBq(MBqは百万ベクレル)

福島市中心地の13.5Ci/km2とは、自主移住が進められたチェルノブイリの第二汚染区分(5-15Ci/km2)に匹敵する。東京の2.1Ci/km2はチェルノブイリの第三汚染区分(1-5Ci/km2)に匹敵する。この記事ですでに千葉市が第三区分に含まれると書いたが、WSPEEDIの情報から東京の大部分も第三区分に含まれる可能性が濃厚になった。この第三汚染区分は、チェルノブイリ災害から10年から20年の間に、その地域で呼吸しその地域の食品を食べていた人々(成人含む)の中でガンや白血病が増加したエリアである。
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ここにも山下教授が出てきて、極めてハラスメント的な対応をしている。非常にハラスメント的な人物であることは確実だと私は考える。いったい、なぜ文部科学省は、子どもを守るための努力を払うことに、あれほど抵抗するのだろうか。信じがたいことだが、子供を被曝させたいという強い意欲を感じる。


保安院の認可を受けたあとに、海にウランが流れ込んでしまうパイプがあったので、所長の武田氏が誤って外そうとしたら、「国が認可したのだから駄目だ。やるなら勝手にやれ」と言ったという。


純ちゃんの歌を聴いてしまったら、体調がおかしくなってきたので、ゲン直しにマイケルのビデオを探したら、1996年にブルネイ国王の誕生日を祝うフリーコンサートのエンディングで歌われた Earth Song を見つけた。すばらしい演奏である。

エンディングで、

Tell me what about it
Tell me what about it
Tell me what about it
Tell me what about it
Tell me what about it
Tell me what about it
..................
No, no, no
No, no, no
No, no, no

と繰り返される。

What about it?

「それがどうしたというのか」とか「 だからどうだというのか」というような意味だが、ここではおそおらくそうではなく、

「あなたが言っていることは、いったい何の話だというのか、言ってくれ。」

という意味ではないかと思う。
下の、原子力安全・保安院の無人記者会見にコメントするとしたら、

Tell me what about it

以外には思いつかない。その下の武田邦彦氏の証言によれば、彼らは24分間にわたって、無人の記者会見場に向かって滔々と説明したあと、

「質問はありませんか」

と言ったそうである。武田氏の言うように、本当に気が狂っている。



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経済産業省原子力安全・保安院も、燃料が溶けて圧力容器の底にたまる「メルトダウン」が1号機で起きた可能性が否定できないとしている。
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まぁ、よく水蒸気爆発しなかったもんだ。
しかし、また後だしだ。


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核燃料の大半溶け圧力容器に穴 1号機、冷却に影響も

2011年5月12日13時46分 朝日新聞


福島第一原発1号機の圧力容器の状態
 東京電力は12日、東日本大震災で爆発事故を起こした福島第一原発1号機の核燃料が溶けて原子炉圧力容器の底にたまって穴が開き、水が漏れていることを明らかにした。燃料を冷やすために入れている水が圧力容器の1割以下しかたまっていなかった。溶けた燃料が格納容器に漏れ出ている可能性も否定できないとしており、今後の原子炉の冷却作業は大幅に遅れる見通しだ。

 東電はこれまで、1号機の原子炉の核燃料の損傷度を55%とし、燃料を覆う被覆管が損傷して燃料の一部が溶けているが、燃料集合体としての形は維持していると説明していた。燃料が溶けて本来の形を維持していない状態と認めたのは初めて。

 1号機では現在、原子炉を冷やすため、燃料の上部まで格納容器を冠水させる作業をしている。格納容器の水を外付けの冷却装置につないで循環させて冷やす予定だが、溶けた燃料が格納容器に漏れ出ているなら、超高濃度に汚染された水を循環させることになり、漏れがあれば汚染が広がる危険がある。

 東電は今回、圧力容器の水位計を修理して、改めて測定したところ、値が出なかった。測定限界である原子炉底部から約4メートルの位置より下に水位があり、燃料が通常ある場所より下にあることを意味する。

 圧力容器は高さ20メートルで容積360立方メートル。現在は毎時8トンのペースで、これまで1万立方メートル以上注水したが、容器の1割程度以下しかたまっていない計算だ。

 東電によると、溶けた燃料が圧力容器の底に落下、その熱で制御棒を動かす棒を入れる管の溶接部などに亀裂が入り、圧力容器の底から大量の水が漏れている可能性があり、3千トンの水が行方不明になっている。

 東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「実際には燃料は形状を保っておらず、大半が溶けて底にたまっているとみられる。底にわずかにたまった水で燃料が冷やされていると考えられる」と説明。また、「核燃料が圧力容器の外に漏れているとは考えていないが、可能性は否定できない」とも話した。

 燃料が溶け、格納容器の損傷の可能性も高いことから、東電では、注水量の変更など作業の見直しをすることにしている。

 また、経済産業省原子力安全・保安院も、燃料が溶けて圧力容器の底にたまる「メルトダウン」が1号機で起きた可能性が否定できないとしている。(坪谷英紀)
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スイスの連邦保険局 ( BAG/OFSP ) 放射能線保護課主任、クリストフ・ミュリット氏・・・は放射線学の専門家。原発の事故などによる放射線の被害からスイス国民の健康を守るのが任務だ。
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こういう任務の人は、日本政府にはいないのか?!

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http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=30189670

2011-05-10 15:38
福島原発事故、もし「フクシマ」がスイスで起きたら - 1 -

放射能の影響を一番受ける子どもたちを守らなければならないとミュリット氏は言う。秋田県横田市に避難した福島県の子どもたち (AFP)
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里信邦子 ( さとのぶ くにこ), swissinfo.ch
「スイスでフクシマのような事故が起きても、許容される年間の放射線量は1ミリシーベルトだ」とスイスの連邦保険局 ( BAG/OFSP ) 放射能線保護課主任、クリストフ・ミュリット氏は強調する。
この1ミリシーベルト ( mSv ) は、外部被曝 のみならず食べ物摂取による内部被曝の場合も厳守される。特に妊婦、胎児、子どもの場合は絶対だ。

ミュリット氏は放射線学の専門家。原発の事故などによる放射線の被害からスイス国民の健康を守るのが任務だ。チェルノブイリの事故で汚染されたスイス国内の対策にかかわり、1999年には現地に赴き半径30キロの立ち入り禁止区域で調査も行った。

ミュリット氏に、福島原発のような事故がスイスで起きたらどういった対策を考えているのか、また現在の福島へのアドバイスなどを聞いた。今回のインタビューでは情報量が多いため、2回に分けお届けする。

swissinfo.ch : 福島の原発事故から2カ月が経過しますが、まだ収束しておらず、水素爆発などもまったくないとは言えない状況です。もし、スイスで福島のような原発事故が起きたら、どう対処するのでしょうか。
ミュリット : 放射線の当たらない家屋などに避難、あるいはその地域からの退去、安定ヨウ素剤の配布などを行う。3時間後に原子炉が爆発すると分かれば、基本的には退去だ。事故の初めが特に重要で放射性ヨード131を避ける必要がある。甲状腺がんを引き起こすからだ。世界の基準は、甲状腺の器官そのもので50ミリシーベルト以上の放射線が計測されないのが原則。これ以上は許されない量だ。

とにかく事故の第1段階では外部被曝と放射性物質の吸引を避ける。この2点が大切だ。被曝時間を制限する、放射線を浴びないような建物に避難する、また放射線を出す物体から距離を取ることだ。例えば放射性物質から1ミリメートル、つまり触ってしまう距離と1メートルの距離とでは、被曝線量が全く違う。100万倍違う。距離を取ることは肝要だ。

第2段階で少し落ち着けば、食料摂取などによる体内への取り込みが問題になってくる。スイスではこの内部被曝でも外部被曝と同様の被曝線量1ミリシーベルトの基準は守るようにする。以上はスイスが特殊というのではなく、世界の基本的対策はほぼ同じだ。ただスイスが厳しくしている点は、この年間の被曝量を1ミリシーベルトに限定し、特に妊婦や胎児、子どもには絶対にこの1ミリシーベルトを守る点だ。中でも胎児の場合は放射線によるダメージが大人の3、4倍だからだ。

しかし、放射能事故現場の作業員たちの最大被曝線量は、スイスでも250ミリシーベルトだ。一人一人が計器を携帯するのは義務で、250ミリシーベルトになったらアラームが鳴るようにしておき、鳴ると放水中であろうと作業の途中であろうと、その場を去らなければならない。この数値は欧州連合(EU)や世界保健機構(WHO)でも同じだ。

フクシマの原発内は毎時1シーベルト ( 1000ミリシーベルト ) の高い放射線が観測されていると聞く。つまり1人15分しか作業できないという訳だ。1000人の作業員がいれば、10人が15分作業して終了し、また10人が入るという方法を取らなければならないだろう。

非常時だから250ミリシーベルトだが、実は100ミリシーベルトが重要な基準値になっている。多くの研究が100ミリシーベルトから、ガンや胎児の奇形、知能障害などの危険性が高まると証明しているからだ。30年後にこうした症状が現れる場合もある。


クリストフ・ミュリット氏 (courtesy)
swissinfo.ch : 作業員の被ばくも大問題ですが、原発から4、50キロメートル離れた地域の住民の積算放射線量も問題になっています。この積算放射線量による影響とはどのようなものでしょうか?
ミュリット : 長期にわたって浴びた放射線量が、ある値を越すとこうした症状を引き起こすという目安がある。例えば500ミリシーベルトから1 シーベルト ( 1000ミリシーベルト) では、がんにかかる可能性が高まり、1シーベルトから2シーベルトではさらにこの可能性が高まる。5シーベルトで100人中50人が死ぬ。瞬間に浴びても500ミリシーベルト からリンパ球の減少が現れ、50シーベルトでは2、3時間後に死ぬというものだ ( 右欄参照 )

結局、長期間の被曝では、被曝後10年から30年後にがんに、2年から10年後に白血病にかかるリスクが高まると言われている。ただ、1シーベルトを浴びたから必ずがんになるというわけではなく、可能性が高まると言うことだ。

swissinfo.ch : 福島などで今後問題になるのは、食べ物や水などによる内部被曝の積算放射線量ですが、スイスの基準はどのようなものでしょうか。
ミュリット : スイスでは先に述べたように、国際基準に従い放射能事故の場合、一般の人の被曝線量は年間1ミリシーベルトに限定されており、汚染された食品消費量の総数がこの1ミリシーベルトを超えないように、含有放射能量が決定される。それは1キログラムにつき何ベクレル ( Bq ) が上限かという値になる。

具体的には二つ基準がある。世界の限界基準値とスイスの許容基準値で、後者は世界の基準値が高すぎるため、スイス独自で決めたものだ。これは健康管理という観点からではなく、食品の品質を消費者に保障する目安としてあり、世界基準の1~10% の数値にあたる。例えば放射性ヨード131では、世界基準値は食品全般で1キログラム中2000ベクレル、液状食品で500 ベクレル。これに対し、スイスの値は両方ともわずか10ベクレルにしている。

現在日本では野菜が2000ベクレル、液状食品が300ベクレルで、欧州連合 ( EU ) が日本に基準を合わせようとしているため、スイスの許容基準値も、もう少し高い値に変えざるを得ないだろう。

管理すべき食品中の主な放射性物質はヨード131、セシウム137、ストロンチウム90、だが、こうした基準値に沿って計測することで、内部被曝は制御できると思う。

ただ、その場合、それぞれ半減期が違うため、対策はさまざまになる。例えばヨード131は半減期が8日だが甲状腺がんを引き起こす。半減期が30年のセシウム137は筋肉に、半減期が30年のストロンチウム90はカルシウムと同じ働きをするため、骨に吸収される。骨に残ったストロンチウムは骨髄細胞を侵すため、白血病を発病させやすい。

そのため大切なのは、食品中にどの放射性物質がどれほどの量あるのか、さらにその国の食文化によって何を主体に、一年に何キログラムの放射線汚染食品を食べるかという4点。スイスでは乳製品の消費が多いので、こうした食品の放射線量レベルの上限は低くしている。日本では魚や米など消費量の多いものの基準に気をつけるべきだろう。

里信邦子 ( さとのぶ くにこ), swissinfo.ch