1996年公開の『ツイスター』の続編です。
なぜ、28年を経て続編が作られたのか…。というか、竜巻を題材にしているだけで、別に前作との共通点もないし、あえて続編とする必要あるんでしょうか?
まあ、それはさておき、ディザスタームービーが下火になった昨今、ディザ好きとしては久しぶりの頭を使わずに見られるド派手映像というディザムビの王道のような映画を観られて満足です。
ただ、見たのが先週だったんですが、内容は殆ど覚えてないというか、覚える必要がある内容だったかどうかってくらい、割とどうでもいい感じになっています。まあ、そこはディザムビのお約束みたいなもんですから。『ツイスター』も何回か見ていますが物語の方はさっぱり思い出せませんもんね。
とはいえ、一種のイベント映画みたいなもんなんで、やっぱり年一くらいでこういうド派手ディザムを作ってくれないかなーなんて思います。
ネタバレ
『ツイスター』は確か主人公が子供の頃、父親が竜巻に連れ去られるというトラウマから始まるのですが、こちらは主人公が彼氏と仲間を台風で失うというトラウマ度アップな展開です。
まあ、この種の主人公はトラウマを抱えていても、危険を顧みず果敢に竜巻に挑んで行くんですね。しかも、巨大竜巻がほぼ毎日発生している。壊滅的な竜巻がやたらめったら起こるので、実際アメリカってそんな感じなのか、とても住める土地とは思えぬ有様ですよ。
でもって、『ツイスター』では観測装置・ドロシーをいかに巨大竜巻に仕掛けてデーターをとることが出来るかという目的がメインのお話でしたが、今回はさらに竜巻の強さを人為的に弱める研究をしているチームが、巨大竜巻に挑むというもので、映画的には最後はそれが成功するわけですが、実際、そういうことが可能なんでしょうかね? 仮に出来るとしても、竜巻にその装置を導入するのがかなりハードル高そう。
最初に死んでしまうヒロインの彼氏が、「ああ、多様性の時代だからこういう感じなのかな」って思いましたが、あっさり葬られてしまって、後から出てくる本命はナイスガイだったので、「ああ、そういうことね」と思いました。
このナイスガイがYouTuberという設定が今時な感じ。でも、この男とその仲間は最初は感じが悪くていわゆるやられやくライバルかと思いきや、実は主人公の所属するチームの方が金儲けが目的となっていて、ライバルチームの方が人道的だったというひねりがあったりします。
クライマックスの台風はド派手で、もう、誰も助かる気がしない感じで楽しませてくれました。
主人公が台風ど真ん中にいて助かるのはちょっとうっそーって感じでしたけど、それは前作もそんな感じなんで、まあ、いいでしょう。
今、レビューを書くにあたってなんとか内容をなんとか思い出していますが、竜巻と共に内容も何もかもスカッとすべてが消し飛んでしまう、そんな映画でございました。