プライムビデオで観ました。

久しぶりに嫌な感じのハラハラ感を味わったかなー。

ストーリー展開がそこまで斬新という訳ではないが、低予算ながらなかなかよく出来たサスペンススリラーでした。

 

足が麻痺した娘を演じるキーラ・アレンは映画初出演の上、実際に足に障害があるようで、そういう演技にはないリアリズムがあったりします。

母親演じるサラ・ポールソンも独特の存在感があり、印象的。

 

 

 

ネタばれ

 

自分が最も信頼している存在、その母親が、実は最も信頼出来ない存在であったと知ることはかなりきついことだと思う。

ましてや、その母親、実は本当の母親でさえなかったというオチとは。

自分だったらアイデンティティ崩壊というか、今後の人生にも混乱と精神的病を抱えてしまいそう。

 

電話、薬局、部屋から脱出、病院とハラハラシーン連続で、主人公の体がままならないものだから焦燥感募りまくり。

その分すっきりはさせてくれるというか、最後は最後でなかなかブラックなオチがついている。

 

途中で助けてくれる宅配のおじさんが、母親の脅しに屈しず、娘の言葉を信じてくれるのは良かったが、死亡フラグたちまくりで、案の定あっさり殺されてしまったのが悲しい。

 

もう少し母親の背景を描いてくれると良かったような気もするが、そこはくどくど突っ込まないライトさがあるかな。

ずっと父親のことにふれないのもなにげに気になった。

 

体の不自由な人間が自分の意思に反して監禁されるというシチュエーションはなんとなく『ミザリー』を思い出す。