プライムで無料だったので、3作まとめて観てみました。
なんで感想もまとめて書きます。
霊幻道士
まさにキョンシーブームを起こした一作目。
久しぶりに観ましたが、この一作目はやはり面白いですね。
個々のキャラも生きてるし、お話のテンポもいい。また、いわゆるゾンビものでも妖術的な部分もあって、エキゾチックな趣きも新鮮です。
主役のラム・チェンインが結構好きなんですよね。眉毛の繋がった独特の顔立ちですが、やっぱり彼あっての霊幻道士って言うか。
もともとスタントマンということもあって、アクションもちゃんとこなすし、術を使う際の指の動きも格好いいです。44歳で亡くなられたようで、早逝だったのだなーと惜しまれます。ただ、彼の経歴をみると、霊幻道士のシリーズは8作もあり、さらにTVシリーズまで存在していたことを知りました。そんなにいっぱい続いていたとは驚きです。
道士の弟?のアンソニー・チェンも好きです。キョンシーを導く道長という役割なんですが、映画の中で特に説明がないので長年なぞの人物でした。今回調べてみたら、どうやら、遠方で亡くなった遺体を術でキョンシーにして、遺族の元へ届ける役割のある人のようで、だからキョンシーをお客さんと呼んだり、いつもぞろぞろキョンシーを引き連れていたのかーと納得しました。
なにげに最後に道長がキョンシーを操ってラスボスを倒そうとするあたりが好きです。この道長、また登場して欲しかったのですが、その後のシリーズには登場しないのが残念です。
弟子のひとりを演じるチン・シュウホウがちょっとユン・ピョウとかぶるんですよねー。一応イケメン担当かな。
もうひとりの弟子リッキー・ホイは完全コメディリリーフ。
とにかくキャラの配分がいいですね。シリーズ中では風水や、キョンシーの設定など、細かく丁寧に作られている印象です。
霊幻道士2 キョンシーの息子たち!
公開当時、一気にファミリー感があって観る気がしなくなった2作目。テレビでちらみした程度だったので、今回ちゃんと観ることにしたのですが、うーん、やっぱりつまらない。
キョンシーの息子と子供たちのふれいあがまんまETもどきなんですよねー。
お話が現代になってしまったので、そこもいまいち。
ラム・チェンインが登場してからは少しはましだったけど、やっぱりキョンシーの親子劇にはいまいちのれませんでしたねー。
前作でチン・シュウホウがユン・ピョウとかぶるなーと思ったのですが、今回はそのユン・ピョウが登場。でも、動きが遅くなるというガスを吸って、アクションがとろとろしてるのは見せ方としては失敗だったなーと言う感じがしました。やっぱりキレッキレのアクションが観たかったですよねー。
霊幻道士3 キョンシーの七不思議
何が七不思議なのか、邦題がいい加減ですが、時代的には一作目に戻ったので、2作目よりはましかなーという出来です。
ラム・チェンインの弟子が増えてました。
やっぱりキャラ立ちとかお話の構成などは一作目には及ばずと言ったところで、キョンシーなのか幽霊なのかよくわからない設定となっています。
そこそこ観られる作品ではありますが、あまり印象には残らないかなー。