久しぶりのチャウ・シンチー新作。2020年に日本公開されてたんですねー。見逃してました。
1999年に監督・主演した『喜劇王』のアレンジ版らしいです。
いっときチャウ・シンチーマイブームで彼の映画を観まくっていた時期があるんですが、いっぺんにいろいろ観たので『喜劇王』がどういう内容だったがいまいち思い出せません。なんで、前作と比べてどうというのはわからないんですが、とりあえず今回は女性が主役と言う点からして異なっているようです。
この主演のエ・ジンウェンがべっぴんの多いチャウ・シンチー映画では珍しくそこまでべっぴんではないんですが、役柄的にはべっぴんではない方が正解ではあります。しかもこの映画がデビュー作だったようで、ある意味、この映画がリアルタイムに映ります。
2008年『ミラクル7号』以降、チャウ・シンチーは自分が出演することがなくなってしまい、個人的には寂しいのですが、まるでそのチャウ・シンチーの分身のようなワン・バオチャンがその穴を埋めるかのように登場します。吹き替えの声がチャウ・シンチーの声を担当している山寺宏一の声にもちょっと似ているので余計にかぶるんですよねー。
ネタばれ
同じようなサクセスストーリーとして『ラ・ラ・ランド』を引き合いに出される映画でもありますが、まあ、わからんでもないような。
『ラ・ラ・ランド』は好きになれない作品ですが『新喜劇王』の方は好感もてます。
とにかく、表面では怒りながらも影ながら娘を応援するお父さんのキャラがよかったし、仕事がないのにプライドだけは高いかつてのスター俳優マーもいい味でてました。とはいえ、あんなおもらし動画で再起出来たことは俳優としてはやっぱり嬉しいことなんでしょうかねー。
若干、突然何もかもがうまくいきすぎな感じもありますが、まあ、うまく行くときはそういうもんかなーとも思いますねー。
とはいえ、誰も彼もがこううまくいかず、夢かなわず終わっていく人もいっぱいいるとは思うので、そこまでこの夢に酔えないなーと言うのが正直な気持ちです。
まあ、映画くらいはハッピーな気持ちを味わいたいのもわかりますけどね。