いやー、前作殆ど忘れちまったよー。観ながら徐々に思い出す感じ。
評価的には1作目よりもよさげだし、97分というコンパクトさもあって、とりあえず観てみるかーという感じで。
キリアン・マーフィーも出演してるしねー。
最初にビギニング的エピソードがあるので、仮に初見でもまあ、わからなくはない感じ。
サスペンスにも磨きがかかり、結構はらはらさせられる。
ネタばれ
前回は結局エイリアン侵略ものかーい!というがっかり感も少なからずあったが、音をたててはいけないというサスペンスはまあまあ面白かった。
補聴器のハウリングが弱点とわかって、こっから逆襲していくぞって感じで1作目が終わったのだが、案外そこまでの威力がなく、相変わらずエイリアンに苦戦する家族。
お父さんが亡くなってしまったが、その穴を埋めるように登場するキリアン・マーフィー。
子供も妻も亡くし、圧倒的に強いエイリアンを前にひたすら自分だけが生き残ることを考えるキリアン。でもあんな強いエイリアンを前にしたらそうなっちゃうのもわかるのだが、何故か主人公家族は「お父さんとは大違い」と責めてくる。
しかも、勝手な行動をとる娘を助けに行けとたきつける母親。キリアンが助けに行ってもふたりとも殺されかねない状況で、正直キリアンにそこまでの義理もないと思うのだが、まるで行くのが当然のごとく上から目線で要求するこの母親がなんだか嫌い。
そして自分は安全な場所で赤ん坊の世話をにこやかにしている。んー、なんだかなー。
この言ってることは正論なんだけどなんだかイラつく感じは『パージ』シリーズを思い出すな。
勝手な行動をする娘。それを助けに行くキリアン。怪我をした息子。赤ん坊や息子の為にボンベや包帯を集めに行く母親。
個々が陥る危機を平行に見せる演出は、クリストファー・ノーランっぽい。
途中船着き場で会ったやつらはなんだったんだろうなー。一種のならず者の集団?
ラジオから流れる曲にヒントを得て、生存者を見つける娘とキリアン。
エイリアンの脅威をまったく感じていない生存者の姿にびっくり。孤島なのでエイリアンが渡ってくることはほぼなかったのかもしれないが、にしてもまったく防衛を考えていないので、いざ一匹訪れただけで大パニック。
最終的には娘、息子がたくましく成長し、エイリアンに立ち向かうところで終わる。
続編まだまだいけそうだね。
冒頭の日常に不意に現れたエイリアン襲撃の場面は迫力があってよかった。
(前作で冒頭に死亡した子役のぼうやがちょっと前作より大きかったけどね)
尺的にもこれくらいが丁度いい。
