第2の試練が最高だった! 
何故それをチョイスしたんだろうって言うw 
あれだけでオアシスの世界に行きたくなるw 

あとピーター・ウェラーのあのネタがマニアック過ぎ! 
なにげに選曲も80年代からのチョイスが多くて、MTV世代としては嬉しい感じ。 
いっぱい細かいネタがあって、一度じゃ全部拾いきれないね。 

とにかく楽しかったです。

 

 

 

ネタばれ

大体どれほどの人が『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』を知っているのだ? 
アメリカでは密かに人気のある作品なのか? 日本人の殆どが知らない気もするような、とりあえず超絶ヘンテコ映画なのだけど、未来の若者がわざわざバカルー・バンザイのファッションを選択するのが非常に謎だった。でも、「そこ?」って言う不可解さが面白かったけどね。
何しろのっけからヴァン・ヘイレンジャンプにはじまり、途中a-haテイク・オン・ミーの話題もでる。

かと思えば70年代のディスコサウンドまで登場したり、そもそもの原作の小説『ゲームウォーズ』の作者アーネスト・クラインが1972年生まれなので、そのあたりの時代に思い入れが深いのか、極めつけ『シャイニング』まで登場し、2045年という未来にもかかわらず、極めてある種の年代にとってはノスタルジーを感じさせてくれる。ちなみに脚本では『ブレードランナー』が予定されていたらしいが、その方がSF繋がりでスムーズな展開だけど、やっぱり想像の斜め上行く『シャイニング』にしたことでより面白くなったと思う。
さらに、メカゴジラやガンダムと日本の特撮やアニメからも結構なキャラが参戦し、日本人ごころをくすぐってくる。本来なら日本版スパイダーマンのロボット・レオパルドも登場する予定だったらしいが、それもまたかなりマニアックだなー。

どの年代をターゲットにしているのかわかんないけど、今の10代20代は?なネタが多いのでは。

 

それにしても最初の試練をクリアするのに5年もかかったのに、残りの試練はあっというまに片付いた感じ。
作り手の心に寄り添うというヒントを得たら、あとは楽勝ってことですかね。

 

ジュブナイル版マトリックスっぽい感じもあり、主人公がバーチャルな世界で一種の救世主的役割を果たす訳だが、マトリックスと違ってリアルに愛を育むことも大事だよって締めるあたりは、すっかりリア充な結末。

ヒロインは顔に痣はあるものの、顔立ちはべっぴんさんだしなんの問題もなしでしょう。もう少しそのあたり、ギャップがあった方が面白かったけどね。