大好きな人魚が題材で、しかもシュールなダークファンタジーで、ビジュアル的にはめっちゃ好みなのです。肉食系美人姉妹の人魚なんて素晴らしい設定じゃないですか。
人魚の造型も、なんかやたら生々しい長い尾っぽがいい感じ。
しかし、この映画がミュージカルだったのは予想外というか、あたくし、ミュージカルは大好きですが、この作品にはミュージカルなのりは求めてなかったので、ちょっと期待していたものと違うなーというがっかり感はありました。
さらに、このお話しは人魚姫がベースなんですよね。いい加減人魚を題材にする際に人魚姫をベースにするのは止めませんか? 私が知る限り人魚を題材にした映画はもれなく大体人魚姫がベースになっちゃうんですよね。あまりにワンパターン過ぎて辟易です。
でも、雰囲気はすごく好きです。特に途中の雑な手術シーンは最高でした。
あと、冒頭のアニメーションも良かったです。
人魚姉妹もきれいどころで、あまりグラマラス過ぎず、なんかさっぱりしたヌードでいやらしさがなかったですね。
ネタばれ
乾けば足に、濡れれば人魚にってあたりは『スプラッシュ』っぽいですね。
どうせ人間の足になるんだからわざわざ手術しなくても?って思うんですが、やっぱりバービーちゃんでは人間と交われないということですか。
とにかくこの手術シーンはすごく印象深いです。
そして人魚姫よろしくやっぱり王子様は殺せない訳ですが、そんなに彼を愛してたんだって感じで、あんまりぴんとこないのと、その姉の犠牲をものともせずに王子を殺しちゃう妹もすごいというか、姉の犠牲報われずですね。