いやいや、これ、クリス・プラットだから成り立つお話しでしょう。
生理的に無理!って奴だったらオワコンですよ。
まさにイケメンに限るって奴です。
ということで、美男美女が織りなす非常にロマンティックなお話しでした。
そもそも予告からイメージする以上のことがあるのかな?って懸念してたんですが、やっぱりそれ以上のことはありませんでした。
でも、まあ、隕石を防御しながら飛ぶ宇宙船とか、宇宙船での暮らしとか、ディテールは面白かったですよ。
特にお掃除ロボットたちがとても可愛かったです。
キャストは最初にジェニファー・ローレンスの名前がくるんですね。
どっちかと言えば主役はクリス・プラットのような気がしますが、アカデミー賞女優強しです。
ネタばれ
とにかくホラーになりそうな怖いシチュエーションです。
90年もひとりで生きなければならない。そりゃー、もう男に同情する作りにはなっております。
なにしろクリス・プラットですよ。ついお点が甘くなるというか、ジェニファー・ローレンスのお怒りはごもっともだけど、許してやれよって気持ちになっちゃうんですよ。
でも、もしこれがクリス・プラットじゃなくて、自分が生理的に受け付けないタイプだったらと想像した途端、絶対許せないなーと思いましたね。
命がけで船を救おうとしたり、冬眠ポッドを自分に譲ると言った時点でとりあえず許すでしょうが、でも、きっとお言葉に甘えてひとり冬眠ポッドに入っちゃうと思います。
素朴な疑問としてどうしてふたりは子供を作らなかったんでしょうかね?
てっきり90年後、彼らの子供が出てくると思ってましたよ。
ふたりきりで生きていくってロマンティックだけど、いずれにせよ、どちらかが先に死ねば残った方がその後ひとりで生きていかなければならない訳で、それは男より長生きする確率の高い女の方がリスキーなんだけど、ヒロインはよく決断したなーと思います。
絶対喧嘩したり愛情が冷めちゃう瞬間ってあるような気がして、そうしたら「やっぱり冬眠ポッドに入る!」って言い出すことも充分ありえそうな。
とりあえず彼らの最後が気になりますね。というかどうせなら最後まできっちり描いて欲しかったけど、あくまでロマンティックなお話しで終わってしまったので物足りないです。
あと、女の方が240年後に地球に戻って、まだ自分が作家として通用すると思っているところがすごいというか、240年前の文学なんてその時代からすると古典だし、言語とか文化とか価値観とかあらゆるものが変わってるかもしれないのに、そんな世界で問題なく自分がやっていけるなどとよく思えるなーっと。
また、クリスは植民地で20%のマージンが取られる契約らしいが、その収益を受けるのが120年後ってそんな長いスパンでビジネスが成り立つのだろうかとか、いろいろ疑問を感じちゃいますね。
仮にクリスが支払いを怠ったとしても、どうやってペナルティを与えるのか、まさか120年かけて借金取りが行く訳にもいかないだろうし、その頃は貨幣の価値とかもどうなってるんでしょうね。
そうそう、クリスが出したヘルプメールに対して、55年後、地球からどんな返信が来たのか興味深いです。