前作の『グランド・イリュージョン』を想像以上に忘れていたのが致命的というか、思い出し思い出し観てたんで、内容にいまいち集中出来なかった。

 

マジックは相変わらずもう魔法の域なんだけど、でもところどころちゃんとマジックらしい種もあって面白い。特にカードを盗むシーンなどは楽しかった。

ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、モーガン・フリーマンと出演している俳優も魅力的だし、映像とか演出は格好いいんで観ている間はそれなりに楽しいが、今作もあっと言う間に記憶から消えてしまいそうな予感。

やっぱりどんでん返しのあたりは『ルパン三世』を思い出すし、最後のオチも「やっぱりそういうオチにならざるを得ないよね」というオチのつけかた。

 

ダニエル・ラドクリフが悪役を演じているのは面白かった。なかなか小物感があってよい。そうやってどんどんハリーのイメージ払拭しないとね。