いやいや、ついこの間、『ゴットファーザー2』でヴィトー・コリレオーネを演じる格好いいデ・ニーロを観たばかりなのでそのギャップがたまらんですわ。
やっぱり、デ・ニーロはあのせんだみつおを思い出す笑顔が苦手。でも腐ってもデ・ニーロというか、堅実な演技で思ったよりいい感じでした。

老年が社会に参加し、その経験と知識を生かし、必要とされる存在であり続けるというのは素晴らしいことだし、若者と老齢者の交流という着眼点も良いのだが、すべてが理想的過ぎて、まるで夢物語。
デ・ニーロは完璧で万能過ぎるし、アン・ハサウェイは多少悩みもするものの、基本万事うまく行きすぎで現実的とは思えない。
デ・ニーロ演じるベンは殆どアン・ハサウェイの執事みたいだった。そういう意味ではアン・ハサウェイ演じる主人公にとっては本当に都合のいい存在。
まずもってこんな素敵な老紳士はなかなかおらんぞ。

CEOを外部から雇うという考えも、日本ではまだまだぴんとこない所ですね。
あと、会社の人間とLINEやFBで繋がるとかプライベートまでべったりみたいな関係は私は考えられないです。