ホラーというよりはダークファンタジーという感じが致します。
ギレルモ・デル・トロ監督作品の中では結構好きな作品ですね。

この映画、観ている間ずっとイーライ・ロスが出演していると思っていたんですよ。あれ、イーライ・ロスってこんないい男だっけって思ったら、エドゥアルド・ノリエガって全然別の俳優さんでした。
いや、なんか雰囲気似てたんですよ。

スペイン内戦の最中に孤児となった子供達の描写と、行方不明になった子供の幽霊、象徴的な信管を抜かれた爆弾、胎児のラム酒漬けのビン、複雑な事情を抱えた大人たち、などダークファンタジーっぽい雰囲気がいい感じ。

最後の少年と元職員との攻防戦も面白かった。
彼らを守る老医師の存在もじんわりと心に来ます。