蔦屋発掘良品第二弾。
『10番街の殺人』に続き、こちらもリチャード・フライシャー監督作品。
こちらは公開された作品であるが、未公開となった『10番街の殺人』の方が私は好きかな。
盲目の主人公が遭遇する恐怖という意味ではオードリー・ヘップバーンの『暗くなるまで待って』が思い出されるが、こちらは目が見えない者が遭遇したら怖いであろうシチュエーションをこれでもかと言うくらい描いて少々やり過ぎ感を覚えるほどだ。
とにかくひたすらいたぶられるミア・ファロー。
もう、実際立て続けにこんな目にあったら絶対にトラウマになるってくらいひどい扱い。
目が見えないのだからしょうがないとはいえ「志村後ろ!」的な焦燥感が募る。
目が見えない分、嗅覚が優れているはずだし、血の臭いには気付かなかったのだろうか? という疑問もあるが、まあ、そこはともかく、本当にあったら怖いお話である。