ポスターからはとうとうジェイコブは外れてしまいましたが、安心してください、彼も十分活躍しますよ。
とにかく最後の最後に来てこのシリーズやっと面白くなってきたかなーという感じはあります。
というのも、個人的にジェイコブとレネズミの関係がツボっていうのもあって、彼らを主役に新シリーズをはじめると言うならおつきあいしてもいいかなーって気分なんですね。
エドワードとベラのかったるい恋愛模様も、ジェイコブとレネズミの前座に過ぎなかったんじゃないかという気分です。

世界各国からいろんな吸血鬼が集結するという展開もよかったし、最後の決戦も悪くはなかったのです。

もともと恋愛メインの物語なんで、今回はシリーズ中ちょっと異色の展開とも言えましたね。

あと、やっぱりオオカミたちがすごくいいんですよ、このシリーズ。オオカミたちが登場するとなんだかキュンキュンしちゃう自分は変態でしょうか。

ここよりネタばれ
しかし、戦いの一部始終がまさの夢オチというのはいただけないですね。
まあ、もともとティーン向けのロマンティック恋愛ファンタジーだし、そこまでハードな展開は望めないのでしょうが。
もうベラとエドワードはここで死んで、これからはジェイコブとレネズミのお話で展開しませんか? ダメですか? そですか。。。
まあ、狼たちが死んじゃうシーンはちょっと悲しくて嫌だったんで、それもまたよしと致しましょう。

しかし、自分がレネズミの立場だったら頼もしいオオカミさんに守られてウキウキですよ。
赤ん坊だったレネズミが力強いオオカミさんを守護者に選ぶとは「やるな、おぬし」です。
まあ、そのままだとロリコンになっちゃうんで、レネズミが急速に成長する体質で良かったです。
将来の嫁である小さな少女を守るオオカミさんって図は本当にツボにきますね。

ちなみにベラが吸血鬼として転生したらジェイコブを臭いと言ったり、ちょっと嫌な女になっていました。
でもレネズミをネッシーと呼ぶジェイコブに「娘をネス湖の怪物みたいに呼ばないで!」と切れるベラは面白かったです。

そういえば、まだ新婚であるエドワードとベラに新居がプレゼントされるのですが、こういうところはやっぱり経済力のある王子様は強いです。
しかし、せっかく新しい家を用意しておきながら、ベラの父親にベラが死んだことにして町を出るつもりだったことは驚きです。それがわかっていながら、わざわざベラの父親がいる町に新居を用意するのって…。
いやいや、お金持ちさんは無駄なことをするものです。