最近スターウォーズのEP5,6を見直し、特別編の不満が再燃したところで、このドキュメンタリーを見てみることにしました。
やはりリアルタイムにスターウォーズを見ていた世代はEP1~3の新シリーズに否定的で、特別編にも不満を持っているのですね。
そういう意味ではファンの声に共感を覚えます。
傑作なのはミザリーのパロディで、ルーカスを監禁して「私が納得出来るEP3を作れ」と迫るファンですね。
私も新シリーズに関してはEP4~6の前作とは認めないレベルなんですが、もともとダーズベーダーの過去を描くという企画自体に???だったので、どうしてEP7以降を撮ってくれなかったのかとずっと不満でしたね。
ジャー・ジャー・ビンクスどうこう以前に、人が暗黒面に落ちていく話なんて三部作の長さで見たくはないぞというか、どんな風に作ったところで行き着く先のわかった後付と辻褄あわせにしかならないから、私はこの種のビギニングものが好きじゃないのですよ。
この致命的な出発点から、登場人物もそこまで魅力的にキャラ立ち出来なかったというのが、新シリーズの失敗だと私は思っております。
あと新シリーズは下手に話を複雑にしたのもよろしくない。シンプルでよかったんです。
このドキュメンタリーで提示する作品が作り手のものなのか、ファンのものなのか、という論点はなかなか面白かったです。
ファンのいいなりになって作った作品はよろしくないと思うけど、ファン心としては見たかった何かを生み出して欲しいと願うもの。難しいですね。
それにしてもサイモン・ペグまで出演しているとは思いませんでした。
幻の作品となっている『Star Wars Holiday Special』もはじめてチラ見しましたが、チューバッカがお里帰りして、延々数十分もチューバッカとその家族がうなり声をあげるというなんだか地獄のようなお話ですね。
特典映像にもあるスターウォーズグラインドハウスの『エンドアの森に入るな』、15分間の『スター・ウォーズ』、『ハンソロ船長の裁判』も面白かったです。特に『ハンソロ船長の裁判』はちょっと感動しちゃいましたね。
