ジュラシックパークシリーズで実はこの2作目があまり好きじゃないということで観る頻度は低いのですが、ジュラシックワールドを観た流れで久しぶりに再見です。

やっぱりこの作品、ジュリアン・ムーア演じる古生物学者とアースファーストの男にイラリとくるんですよね。
恐竜の子供を無謀に助けようとして、ひとりが犠牲になったことに対する無反省。
恐竜は臭いに敏感と知っていながら、子恐竜の血がついた服をいつまでも身につけていたり、食べ物をそのまま放置したりして、まわりを危機に陥れていることへの無反省。
どうにも彼らの行動が偽善的に思えて鼻につくんですよ。
なんか結局この一連の騒動と危機を招いたのが彼らの安易な行動に起因しているようで、マッチポンプ的な印象を覚えます。

それを抜きにすれば今回から初登場するステゴザウルスとか、プテラノドンとか、パキケファロサウルスとか恐竜好きには見所もあるし、そこまで悪くもなかったりするのですが。

ジェフ・ゴールドブラムが鉄棒の技で恐竜を撃退する娘に「それでレギュラーはずされたの?」と言うあたりは傑作でした。