のっけから長髪のステイサム兄貴という、見苦しいものを観ました。
やっぱり兄貴は堂々とハゲの丸刈りが似合います。

先に観た『デス・レース』もパパの役だったけど、今度はガチで父娘がテーマの映画です。
あんな強いおとーちゃんだったらさぞ頼もしいでしょうね。

どっかで観たことあるよーなストーリーなんですが、割と楽しめました。
ベタにこういう強い兄貴が観たいんですよね、やっぱ。

ここからネタバレ

ジェームズ・フランコが悪役なんですが、この人ってなんか徹底的な悪役には見えなくて、小物のくせにうっかりステイサム兄貴に喧嘩なんかうっちゃってボッコボッコにされる気の毒な人にしか見えないんですよね。

ウィノナ・ライダーは落ちぶれた女の雰囲気が妙に似合っておりました。

ケイト・ボスワースの嫌な女っぷりが半端なくてかなりイラっとさせられましたが、ステイサム兄貴と和解していく様がよかったです。
あの、ハリポタのダドリー・ダーズリーを思わせる子供も憎たらしいんだけど、ステイサム兄貴の娘に誕生日に誘われて素直に喜ぶ様は良かったです。
排他的で陰湿だけど、根は悪い人たちじゃないって感じがね。

ステイサム兄貴の仕事上の相棒である鶴瓶似のフォレスト・ウィテカー似のオマー・ベンソン・ミラーが唐突に戦う展開にはびっくりしました。しかも普通の人があんな風に人を殺せちゃうもんですかね。

娘がお気に入りの先生をパパとくっつけちゃおう的な伏線がみられましたが、ここは娘が危機に陥った際にふたりで協力して救い出す的な展開になって、先生と父親の愛が深まって最後は親子3人めでたしめでたし的なベタ展開になるのかと思ったら、先生のことは華麗にスルーでしたね。
だとするとあの先生、最初っからいらなくねー?という感じでしたけど。