うーん。
アクション映画というよりは、クライムスリラーらしいので、そのあたりを考慮すべきかもしれない。
1986年に公開された『ビッグ・ヒート』のリメイクらしい。
しかし、アクションにしてもクライムスリラーとやらにしても、なんだか中途半端かな。
『エクスペンダブルズ2』や『メカニック』のサイモン・ウェスト監督なんで、もうちょっとベタなアクション映画を期待しちゃってたのよね。
いやステイサム兄貴のアクションシーンはそれなりにあるんよ。相変わらず無敵の強さなんよ。
でも、なんでっしゃろ、このすっきりしない気分。
どうせなら兄貴のアクションを見てスカッとしたいのよ、スカッと。
この映画にはそのスカッ感が足りない!
まず、敵がさ、なんか小物なんよね。
話がでかくなりそうでならないっちゅーか。
兄貴もカジノ依存症だったりする訳で、ラスベガスを抜け出したいのに深層心理では抜けたくないなんて思ってる、なんかすっきりしない人物なのね。
いや、いいんよ、主人公が屈折してる設定でも面白ければ。
でも兄貴にはなんかそういうの似合わないっていうか、兄貴にはそういうの求めてないんだなーっていうか。
兄貴のアクションシーンはそれなりに格好いいんで、まるっきりダメとは言わないけど、いまいち感は否めないね。
