ワタクシ、昆虫が大大大嫌いなのです!

だったら、なんで昆虫を題材にしたこんな気持ちの悪い映画を観てるんだって話ですが、なんていうか、嫌いだころそ逆に気になっちゃうというか、昔、大の蛇嫌いの母が、何故か蛇の出る番組を決まってチェックしてたんですが、なんかそういう心理に似たものがあるんですよ。
嫌よ嫌よも好きな内…ってことは絶対ないんですが、怖い物見たさの心理って奴ですかね~。

なんだかとても懐かしい気分のするB級テイストでした。
小学生の時に見たら結構記憶に残りそうなインパクトはそれなりにあります。

テンポがよく、前置きが殆どない状態でいきなり事件が起こってる感じが良かったですよ。
女性はそこそこべっぴんさんでしたが、主人公がまるっきり冴えない俳優なんです。こいつが主役???ってくらい最後までぱっとしない俳優でした。

B級映画なんで、当然無名俳優ばかりかと思いきや、主人公の父親を演じるレイ・ワイズはちょいちょい他の映画でお目見えしておりました。

一応この父親と息子の親子愛なんかが絡んでいて、脚本もそこそこちゃんとしています。
とにかく予算のない中でそれなりに頑張っている感はします。
まあ、後半の展開はありがちな感じで、目新しさはあまりありません。殆どエイリアン2的展開って言うんですかね~。

それにしても昆虫のかさかさした足音だけで寒気がしますね~。昆虫ハイブリッドのビジュアルもおぞましいです。正直言うとこのハイブリッド映像を予告で観て気になってしまったというのはあるんですけどね。
とにかく、ひたすら昆虫がうごめくシーンにおぞけだつ、精神衛生上まったくよろしくないだけの映画です。

どうせ精神衛生上よろしくない映画を観るならば、やっぱり『スターシップ・トゥルーパーズ』に限りますね。