支援とは無償のもののはず、皇室を利用してほしくない | あんくら島田のブログ

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『安心して暮らせる島田を作る市民の会』
私たちは静岡県島田市での「震災がれき広域処理」への疑問から活動を始めた年齢や立場・市内か市外かなどの「枠」にこだわらない個人有志の集まりです。






島田市長の発言に、ツィッターでは批判がすごいですね。
その元となっているのがこちらのブログです。

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http://portirland.blogspot.jp/2012/05/blog-post_1094.html 
(動画)正気か!?島田市の桜井市長。最終処分場の地域のお茶を、皇室献上茶になるよう環境省に働き掛け。最終処分場の動画あり。



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最終処分場の動画を撮ったのは、周辺住民でお茶農家の方自身です。
自分たちの地域を、大切なお茶を守ろうと、雨の日に撮影してきて下さいました。




瓦礫受け入れと、お茶を守ることは同時にはできない。
なぜ、そんな簡単なことが分からないのでしょう。


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「片付くまでやりたい」と島田市長 がれき広域処理報告会(2012/5/11 07:52)
http://www.at-s.com/news/detail/100122787.html



東日本大震災で発生したがれき(災害廃棄物)広域処理の先進事例報告会が10日、都内で開かれた。広域処理に積極的な自治体首長らが取り組む「みんなの力でがれき処理プロジェクト」の一環。本県からは島田市の桜井勝郎市長が参加し、岩手県山田、大槌両町から受け入れるがれきの量について「(すべて)片付くまでやろうと考えている」と強調した。
 桜井市長はがれき受け入れ表明に至った動機について「島田はお茶を東北の皆さんに買ってもらい、相当な恩恵を受けている。恩返しでやろうと思った」と振り返った。島田産の茶の「安全を証明するため」として、最終処分場のある同市初倉地区の茶が皇室献上茶になるよう環境省に働き掛けていることも明らかにした。
 広域処理について住民に理解してもらう方策については「現場を見てもらわないと駄目」と述べ、被災地の状況を視察してもらう必要性を訴えた。報告会には全国の自治体関係者ら約70人が出席。桜井市長のほか、秋田県大仙市や群馬県中之条町の首長らが受け入れまでの経緯や取り組み状況などを報告した。



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被災地との「絆」をダシに使うことも許せませんが、まさか皇室までも!!



支援とは無償のものでありたいものです。
百歩譲って、WIN WINのビジネス的発想で考えたとしても、瓦礫を受け入れて島田市ブランドが上がるのにはいくつものハードルがあると思います。





・まず、本当に放射性物質が付着していないこと。
(これは付着していることが分かっていますし、総量が問題です。)



・そして、他の地域も受け入れること。
(そんなこと断固してほしくないですが。)



・結果的にお茶からセシウムが検出されないこと。
(昨年出ていることから、今年たとえでなくても、ブランド回復は大変なことです。)



そんな賭けみたいなことして欲しくないですし、被災地支援の名のもとにやって欲しくないですよね。

献上茶認定で、受け入れ反対地権者・茶農家の意思を賛成へ誘導との思惑も見え隠れするような、、、。

お茶の生産者は精魂込めたおいしいお茶を、安心して飲んでほしいと願っています。
その為には、瓦礫の受け入れに反対し、自分たちに不利になっても、ごまかしではなく、最終処分場の実態も明らかにし、市に改善を求めています。



長期的にみた時には、とても健全な姿勢だと思います。





どうか、島田市の住民をみなさん応援して下さい。
よろしくお願いします。





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