息子「あ~疲れた!走ってきた~。」
ちなみに、学校から家までずっと上り坂。
息子の体育ズボンにいつもマスクが入れっ放しなので、息子がお風呂に入っている時ポケットをさぐっていると、財布が出てきた。
朝、バス代290円を渡したのに入っていない。
私「走ってきたのに何でバス代ないの?」
息子「………………。」
私「何で嘘つくの?」
息子「……………。」
晩ご飯を食べながら。
私「〇〇ねー、バスに乗って帰ったくせに、走ってきたとか言って、くだらない嘘つくんだよ~。」
と夫に報告。すると、
息子「本当はバスで帰って、自販機のところでみんなで遊んでた。遅くなったから走って帰ったことにしたー。」
私「ねえ、いつもそんなくだらない嘘、お母さんについてるの?」
息子「あ~、ついてるね!」
私「(ガーーーン)えぇぇぇぇぇぇ?」
夫「そんなもんだよ。」
私は嘘が大嫌い。
嘘をついてはいけない、と小さい時から教えてきた。それなのに…。
夫が言うように、このお年頃の男の子はくだらない嘘をつくものなのか?それが普通?
小学生の頃。
遊びたくない友達が毎日誘いに来た。
行きたくないのに断れない息子。
「これから出掛けるから、とか言えばいいじゃん!」と私が言うと、
息子「お母さんはボクに嘘つけって言うの?!!」
嘘をつくのは悪いことだいつも言っているくせに!と思ったのだろう。
「嘘も方便」という言葉があるんだよ、とついたほうが上手くいく嘘について話した。
息子の嘘は、たいした嘘ではない。
でも、そんな嘘、必要ある?
「ごまかす」「黙っている」「嘘をつく」
どれも嫌いだけれど、いつでもまっ正直でいるなんて無理な話。
「ついてはいけない嘘」「ごまかしてはいけない時」があること。
言いたくなくても「事実を明かす勇気」を持たなければならない時があること。それがわかる子になってほしい。
息子「だ~いじょ~ぶだよぉ~!そんな変な嘘ついてないから~。」