入院2日目
今日は手術当日です。
朝６時までに持病の薬を飲む
【アレルギーやバセドウ病】
前夜は21時に消灯でしたが
個室だった為、電気もOKでした。
22時くらいに就寝して
4時に目が覚めました。
張り切ってお水を沢山飲んでいたので
途中トイレで
3・4回起きました🚻
ハッキリとした時間は分からないけれど
予定では午前中に手術との事。
朝方に主治医もお部屋まで
また来て説明してくれ安心しました。
浣腸は
手術の１時間前くらいでOKとの事で
『５分は我慢してね』と看護師さんから
言われましたが、私は1分も経たないうちに
ソッコー。(笑)
浣腸の道具に
グリセリンが入っていてお通じを出やすくする液体だそう。
それが浸透するまでに
残念ながら
けれど、スッキリ感があったので
それでOKとの事でした。
いよいよ手術の時間です⌚️
バタバタと手術服に着替えたり
髪の毛をまとめたり【ゴムで片方に結ぶ】
ストッキング履いて【メディキュットのような着圧式なので看護師さんが手間取っていたので自分で履きました】
帽子をかぶって【肌が弱いのでティッシュをかませてもらいました】
看護師さんと一緒に歩いて手術室へ
その前に
薬剤師の方が何度かお部屋に来て
お薬を確認してもらいましたが
こちらが伝えている内容はメモはしているのに
何度も同じ質問をされトホホ。。
メモの意味(笑)
人の話チャント聞いてる？(笑)
手術の10分くらい前で
こっちはそれどころじゃないのに
めちゃくちゃタイミング悪く
まじで空気読んでくれって思いました。
って思いました。この入院中で一番イライラした出来事でした
話は戻りまして
手術室に入ってから、すぐ
手術用の看護師さんや麻酔科などの
看護師さんにご挨拶。
本人確認をしてお部屋の看護師さんからの
引き継ぎが終わった後に
手術部屋まで移動
テクテク歩いてキョロキョロしながら
初めての事だから挙動不審
へぇー
映画やドラマみたい
本当に再現されているんだなって実感。
私的にはドラマの主役になったような(笑)
色んな手術室があって
ヒョッコリ中を覗いてみたり
けど、緊張はしているので
何だかテンションが変でした。
後は主治医を信じてるので
まな板の上の鯉になるのみです。
手術すぐ前のお話
音楽は自分の好みを選択してくれました。
私はクラシックを希望して
大好きなピアノの音で
心が少し落ち着きました。
(最初は先生の好み？なのか洋楽ヒップホップが流れてました) 笑
私の右指に脈拍のやつ
胸に心電図をペタペタ
左側には麻酔科の看護師さん
麻酔の説明を受けました。
胎児のように丸くなり腰を先生側に
押し付け少しつき出す。
すると、背骨と背骨の間に
注射を入れるのでスムーズらしいです。
実は
そのポーズ 自宅でも前夜も練習してました(笑)
なので、説明時に体制を作ると
『あー！上手い上手い！完璧だね』と
お褒めの言葉を頂きました
ニンマリ予習していた甲斐あり。
手術中の出来事
背中や腰を消毒されて
【アルコールが苦手な方は事前に伝えておくと良いです。私はイソジンにしてもらいました。】
いざ、麻酔を注入
１回目は表面麻酔でチクッとしただけ。
2回目は下半身麻酔を入れるのですが
むにゅむにゅっと入ってきたので
ビックリして身体がビクッ！！っとなりました
(笑)
我慢出きるくらいの痛さですが、やはり
痛かったですね。
それからお尻が段々とジワーっと温かくなって
右足から痺れが
それから左足も痺れて全体がビリビリ
なんだ？なんだ？
この感じ。
胎児の体勢から
仰向けに直され足をピンとされましたが
もう、そこから足全体がビリビリしてたので
変な感じになりました。
それから、先生が
いきなり私の腕をつねってきました。
『痛っ！！』
思わず声を上げました。
何すんの？って思いましたが
これは確認だそうです(笑)
比較する材料で
次に足の色んな部分をつねっていきました。
私の場合は右の方が良く効いていたので
身体を傾けて左側にも行き渡るようにしてくれました。
それから冷たい氷で
またまた
『冷たっ！！』(笑)(笑)(笑)
けれど、足はやっぱり何も感じない
わぉ！！
麻酔って凄いですね。
ここで、私のデビューが１つ
また増えました。
【下半身麻酔デビュー】
手術時間は全部で約１時間くらいだと
聞いていましたが
実際は１時間半くらいかかりました。
切除して焼いて縫って。。を繰り返しで
約１５分くらい？らしいのですが
私の場合は出血が酷くて
丁寧に止めてくれていたので
３０分くらい？施術時間でした。
けれど、
それが凄く長く感じました。
思わず麻酔科の看護師さんに
『もう半分くらいですか？』と聞いた時は
『ううん、まだ序盤です』なんて
言われて。。
この体勢シンドイって思ってました。
麻酔が効いている足が重くて
腰はグンッと天井向いて上がっているし
頭は下がっているから
しんどかったなぁ。。
それに全身麻酔じゃないので
意識がハッキリなので
途中、何をしているのか？など
気になる気になる気になる。(笑)
ようやく終盤にかかり
(臭っ)←心の声
焦げ臭い香りがしてきました。
レーザーで焼いている模様
看護師によると
この香りが苦手な方も居るみたいです。
私もマスクをしていたので
余計にこもるからキツかった
けれど、全然 我慢できます。
手術が始まる前が
一番緊張して心拍数も高い音で
トントントンと早かったのですが、
麻酔を入れて効いてきたら
もうこっちのもの。
何をされても感じないわよ。
この前の組織検査の方が
キツかったじゃない。
あれは拷問だったわよ。と
自分で感情をコントロール
すると低い脈拍で
トン・トン・トン
ずっと最後まで安定した状態で
手術を無事に済ませる事が出来ました。
バセドウ病の過呼吸やパニックも無く
本当に良かったです。
きっと５回目の麻酔無し
組織検査があまりにも地獄だったので(笑)
あれ以上は今回は無いと
と自信に繋がったのかもしれません。
あれが無かったら今回は
だいぶヤバかったんだろなー。
それと、緊張しない秘訣は
主治医を信じきる事
信じきる事で
もう どうにでもなれ！では無いのですが
腹をくくって挑める気がします。
それから今まで辛かった出来事と
比較するのも有り。
あの時はこんな感じだったから
それに比べたら今回はなどなど
などなどけれど初めての事は
やはり緊張もするし不安にもなりますね。
手術が終わってから
ストレッチャーで運ばれている時は
またまたドラマみたいでした(笑)
あー
こんな風景
本当にあるんだなって感心。
手術室から出る時に
またお部屋の看護師さん達に受け渡され
『ありがとうございました。お世話になりました』と挨拶をして
『お願い事します』と伝え
運んでもらっていると。。
廊下で母が立っていました。
凄く心配そうに私を見つめて
『大丈夫？』っと
私は泣きそうになりましたが
母の方が参ってる顔をしてたので
瞬時に元気そうに
『私は大丈夫だよ。貴女の方が心配してるじゃないの』って少しだけ会話をしました。
今はコロナの影響で
付き添いやお見舞いはNGなんです。
お産の方も不安で心配の中
1人で産まなければいけないくらいの状況で
ホント悲惨ですね。
私は今回、当事者だけど
家族は身の回りの事もしてあげられない
声もかけてあげられない
抱きしめる事も出来ない
自分の力の無力さを感じて
悔しくて情けなくて何とも言えない気持ちになると思います。
だから、本当に母には辛い想いをさせました。
ごめんね
私は頑張るのみだったけれど、
だったけれど、これが逆なら
もう居たたまれない
どうしようもない気持ちでイッパイで
凄く辛かったんだろうなって思います
沢山沢山
心配かけて不安にさせて
本当にごめんなさい
お部屋に戻ってから
下半身は相変わらず
ピくともしない動かず仰向けで
放心状態
『あぁ、やっと終わった』と
ポロリと涙が出るかと思ったけれど
まだ泣きませんでした。
それよりも現実は
とっても辛い
体勢が辛い
足が動かないので手だけは動くのですが、
上半身を身を乗り出して動こうと思っても無理
ずっと点滴も繋がっているし
尿の管も入っていて
足には2匹のモスラみたいなのが
付いてます。
プスプス言ってはプシュープシューと鳴っている。。
【寝たきり】って言葉が
この状態なんだなって実感しました。
足を曲げられるようになったのは
２時間くらい経ってからかな？
手術前に近くのテーブルに
ティッシュ・ウェットティッシュ
リップ・赤ちゃんのお尻ふき・化粧水など
マジックハンドも持参していたので(笑)
全てセッティングしておきました。
(コットンを忘れてたの！コットン)
←我ながら用意周到の自分の誉めました。
笑ったのが、
マジックハンドが短すぎて
取りたいものが取れなかった事と
小型扇風機【首が回るタイプ】も重くて
取れませんでした(笑)
マジックハンドの意味。。
けれどナースステーションでは
話題だったみたい
『あ、そのピンクの棒がね』なんて
違う看護師さんから言われて(笑)
きっと私のあだ名は
マジックハンドさんなんだろな、と(笑)
扇風機は
麻酔のせいで体温調節が低下していて
足の方に電気毛布を入れてもらっていて
途中から麻酔が切れて
めちゃくちゃ暑くなり汗をかいたので
設置をしたくて。
挟むタイプの扇風機なので
凄く便利でした！！
手術４時間後にお水を口から飲めたらOKらしいので
かれこれ
１０時間くらいお水を接種していなかったので
口はカラカラ
【朝方はうがいや歯磨きOKなので
それだけでスッキリしました】
【唇が乾くのでリップをぬると気持ちマシになります】
１時間経って様子をみて
血圧と体温計を調べる
２時間目も同じ
私の場合は
３時間目から最悪でした。
麻酔が切れてきて
痛い
きっと、もうすぐ看護師さんが来てくれるだろうと
もう少し、もう少しと思っていたら
４時間経ってました。。
(なるべくナースコールを鳴らしたくない
この痩せ我慢体質。ダメですね。)
お口からもお水が飲めて
ここでもハプニング(笑)
最後まで散々迷ったあげく
衛生的にも ストロー付きキャップを
ペットボトルに設置するタイプのにしたのですが、ストローが長すぎて
水が出てこない(笑)
え？なにこれ？と戸惑っていると
看護師さんにも笑われて
『もう、その体勢なら そのままグビッと飲めそうだよね。ストローいらないね。』と言われました(笑)
だって、寝たきり状態って
ストローが必須って書いてたんだもん(笑)
ハッ！！っと気付けば必死すぎて
上半身上がっとるがな！(笑)(笑)(笑)
この時は
もう麻酔が完璧に切れて
寝たきりではございませんでした
私が一番苦手だった事
点滴もモスラ２匹も麻酔も
別に大丈夫だったのですが、
尿の管が一番嫌でした。。
何だか残尿感？みたいな
出そうな感じ。
これは最後まで
全く慣れませんでしたね。
抜く時もシカッ！としました
麻酔が切れて
もうスッカリ足が自由になった頃
今夜はこの状態で寝てもらいます←と言われて翌朝までか。。と
絶望的だったのですが、
お口から水も飲めるし
麻酔の副作用も無いとの事で
【前日のたっぷりの水に感謝】
【麻酔の副作用は人それぞれですが、頭痛や吐き気などあるそうです】
抗生剤も本来は点滴からと聞いてましたが
私の様子をみて判断してくれた
看護師さんが
『全部取りましょう』と。
やったぁぁぁ
ヒャッホーと心で叫び
解放感を満喫しました
すると同時に朝から
すでに空腹状態でゲッソリしていたので
お腹が空いてきました。
(食いしん坊万歳)
あー
お腹空いて寝られへんやん。
明日の朝食を楽しみに
今夜は早く寝ようと思っていたら。。
またまた今夜もお夕食が出ました
やったぁぁ
(手術時間によって、食事が有るとか無いとか変わるらしいです。なるほど)
今夜のお夕食のメニューは
魚の揚げ煮浸しみたいなの←
これしか覚えてません(笑)
美味しかったのだけ
よく頑張りました
と噛み締めながら美味しく頂きました。
ご飯は少し残しちゃった。
たぶん、通常食だから白米の量
多いと思う(笑)
張り切って食べると
また気持ち悪くなるし、、
シソも無いから
←まだ気にしている。(笑)
そんなこんなで手術は終了。
少しでも動くと下腹部や腰や
さっきまで入っていた尿管が痛むので
ピリッとします。
排尿も最初は違和感で
チョロチョロしか出ない。
けれど、チャント出来たのでOK
(これが出来ないと大変らしいです)
今は痛み止めも時間を空け
常に飲んでる状態です。
今夜は早めに寝よう
それにしても
お部屋や完璧な準備で
快適です
きっと
まだ自由がきいて
動けるからでしょうね。
あの寝たきりの状態では
とてもとても
だって、赤ちゃんのお尻吹きで
顔まで拭いたもん(笑)
本当はコットンも持参してましたが
セッティングする時に忘れてしまって
ナースコール呼んだとしても
物が多くて
場所を説明するのも大変そうだったから
汗をかいてベタベタになった顔を拭いて
サッパリ出来て良かったです。
色んな物が繋がっている状態では
とてもじゃないけれど
ドライシャンプーとかは
出来ないね
けれど、全て運良く
驚異の回復力で外れたので
今夜はシャワーもダメだから
以前に災害用で購入した
手袋の液状シャンプーで頭皮をマッサージして寝ました
少しでもリフレッシュしたり、
状態に合わせて快適に過ごせる工夫を
シュミレーションして
事前に用意しておくと
最高ですよ
