とろRockin' On : future pot その4 | 暗黒演奏会ブログ

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都内で定期的にセッションやライブなどしている集団です。
普段は主にtwitterにいるようです。
活動内容や参加イベントの告知など。

とろろろろろろろーーー!!!
今日はfuture potのインタビュー完結編です!(前回はコチラ )。


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future pot 編 その4


■future potがゆとりに喝

──今日はメンバーの蘭さんは来れなかったということで、蘭さんも暗黒演奏会にふらっと遊びに来て勧誘されたとか。
I ある日代々木のスタジオにntmさんが「女子ドラム連れてきたお!」って蘭さんと一緒にこられて。昔ドラムやられてたそうなんですが、やっぱり蘭さんもちょっとブランクがあって、久々にドラムやるっていう。で、女子バンドってことで、蘭さん誘いたいねって口説き落としました。
M 蘭さんが楽器歴はいちばん長い。

──じゃあ、これからみなさんには蘭さんになったつもりでしゃべっていただきましょう。
B 難しい……。

──何しろこれですからね(※目を剥いて両腕をバタバタ動かす)。
一同 えっ……?

──ドラムのジェスチャーですよ! 格好良いドラムを叩きますよってことを伝えたかったんです。
I 今の書いておいてね、インタビューに。
M 「とろろそばさんがよくわからない動きをしました」って。
I 「ドラムのマネ? なのかな?」みたいなキャプションを。

──どちらかというと、石原裕次郎の真似です。
I ああー。

──適当に相槌打ったでしょ! もうがっかりですよ。
I ロッキンオンみたいな取材にしたいって言ってたのに、パチ・パチみたいになってますよ。
(参考URL:http://patipati.musicnet.co.jp/

──パチ・パチってどんなのでしたっけ。
B 軽い感じ。
I 最近の若い売れ線アーティストとかが出る感じの。

──それじゃダメですね。もうちょっと熱く世間に憤っている感じがないと。
じゃあ、最近のゆとり教育について、ぼたんさん、何かお願いします。

M 何、その無茶振り。
B えーっと……電車の中で、この間女子高生を叱った。
T えー!?

──マジですか? 何が起こったの?
B 隣に座ってたんだけど、お菓子の袋を私の膝の上にぶちまけた。
T それは怒るわ。
I 怒って当然だよ。
M どう怒ったの?
B 「大きいんだからもうやめなさい」って……。

──何食べてたんですか?
B タラのおつまみ。
T タラ……?
M 何で高校生がそんなの食べてるの?

──それをぶちまけたんですか、女子高生が? 最近の子はよくわからないですね。
ちなみに何線に乗ってたんですか?

B 東急東横線です。

──東横線? 電車の中でおつまみ食べてるっていうと、東海道線とか常磐線っぽいイメージがありますけどね。東横線といえばお洒落沿線という感じがするけど、そこでタラですか……。おそろしいところですね。
M その子はちゃんと謝ったの?
B 「すいません」って言ってたから許してあげた。

──まあ謝ることは知っていたゆとり世代なわけですね。
「あっ、いや、これは……」みたいな感じではなく。

T それ、ゆとり世代というより飲酒をとがめられたおっさんですよ。うろたえてる感じの。

──その子は酒を飲んでたんですか? ワンカップ大関とか。
B それはさすがに……高校生だし。

──コスプレじゃなくて?
I コスプレ……?

──まあ、いろいろあるということですね。そろそろ終わりますか。
I えっ、これでいいの?

──ダメですかね? じゃあもう少し何か……
医療系のドラマとか見ますか? 僕は「チーム・バチスタの栄光」シリーズが好きなんです。

M たまに……。

──あまり見てませんか……。なかなか話ができる人がいなくて。
じゃあ、どんなドラマをよく見てるんですか?

M 最近は「デカワンコ」の再放送を見てました。本放送の時はタイミングが合わなくて……。
すごい服が可愛いんですよ。ゴスロリ刑事って設定で、いつもフリフリの服着てて。

──すごく鼻が利くという設定のやつでしたね。話自体はどうでしたか。
M 話はまあ普通……。コメディータッチなんで。

──主演の多部未華子って、評価が分かれますよね。
M 可愛くはない……いわゆる美少女ではない。
B 好みじゃない。
T えー、「ビタミンレモン」のCMは超可愛いじゃない。
B あっ、あれは可愛い。
M 「ヤスコとケンジ」ってドラマに出ていたのを最初に見て、「何だこの鼻、ブサイクだなあ」と思って。
T ひどい。
M まあでも、愛嬌のある感じかなあという気はする。

──不思議な出自ですよね。可愛いって言い切れない人って、「面白いキャラ」から出てきたりするじゃないですか。なのにすごく可愛いってポジションにいるから、「ん?」ってなる。
M なんなんですかね。でも声は可愛い。アニメ声で。だから「そういう売り方もありか」って感じで。

──不思議ですよね。まあ、いろんな人が出てくるということで。
最近はネット社会なんで、ネットしてるといろいろなアイドルの画像が目に入ってはくるんですが。

I tumblrだと写真だけで、名前もプロフィールもないから誰だかわからないんだよね。

──煽り文とかあればね。ヤングチャンピオンとか、そういうグラビアのページがあるじゃないですか。
「○○○○ 17歳 君の何とかに僕はゾッコン」みたいな。

T あの仕事ができる人は尊敬する。絶対にやりたくない。
I ネットだとそういうのをきれいに消しちゃう人が多いですからね。
M そろそろ時間ですけど大丈夫ですか。

──じゃあちょっと、スタジオ見学に行きましょうか。



■スタジオで、future potの奏でる音楽をきかせてもらった。

彼女たちの音楽は、いつだってエキサイティングであり、チャレンジングなのだということを再認識した。
今日はドラムが用事で不在のため、原曲を聞きながらのセッションという、合わせるのが難しいシチュエーションであった。
そんなひとつの挑戦ともいえる演奏であっても、1曲目である「少女S」のイントロが流れ始めると、スッとメンバーそれぞれが入り込み、荒々しくも自然な音色を奏でていく。

ある時、メンバーの一人が言っていた「future potは、ツッコミ不在なんです」の意味がそのとき初めてわかったような気がした。ツッコミとは、場の流れを変えることである。そんなツッコミを入れないと言う事は、すなわちあるがままを受け入れ、それでいいんだと納得することである。それぞれがそれぞれの音をどんな時でも感じられる、新しい意味での調和(ハーモニー)というものを教えてもらったような気がした。

続いては、初めてセッションする曲だという「恋せよ女の子」だ。正直、原曲を聞き譜面を見て驚いた。中々難易度の高い選曲であるが、絶対にやりたいという。
「やったら盛り上がるし、お客さんが楽しんでくれたらいいと思って」

それを聞き、初めての楽器、初めてのセッション、初めてのライブ……そして1年を経て「客を喜ばせる」そんな次のステージに上がっているんだ、彼女たちは順調に成長しているのだとの思いを新たにした。
当日はきっと、オーディエンスと一体となってエキサイティングな空気を与えてくれるに違いない、ここからの成長もまた楽しみである。


スペシャルインタビューのfuture pot編は以上になります。

明日はオマケ企画掲載の予感……!?