とろRockin' On : サツバツ=コンビナーツ編 その4 | 暗黒演奏会ブログ

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迷走をはじめる(最初から始まっていたという説もある)インタビューという名の雑談。
サツバツ=コンビナーツ第三弾!! (前回の分はこちらから)

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サツバツ=コンビナーツ編 その4


■とらドラ

Y 「じゃあ、とろろそばさんの音楽遍歴を聞きましょうよ」

―-えっ、僕?
Y 「暗黒演奏会が始まるまでの経緯とか意外と語られてませんし。
去年の暗黒演奏会リサイタルのライブのサイトに書いてありましたけど、あれだってとろろそばさんがサーバにお金払うの止めちゃったから見れないし。その辺りも交えて」

―-僕は小さい頃ピアノやってはいたんですが、結局子供の頃の習い事の一つだったので飽きてあっという間にやめて。
それ以来音楽的なものは何もしてなかったんです。 それが28歳の時に、仕事でひどい過労になってねぇ……」

Y 「とらドラと同じタイミングだ」

―-そうそう! 丁度「とらドラ!」が始まる1ヶ月前にベースを買ったんですよ。
「とらドラ!」も、もともと見る気は全然なくて、その年の7~9月にスレイヤーズを毎週録画してて、まあそれ自体はつまんなくてほとんど見なかったんですけど。

Y 「この年になってスレイヤーズ。90年代をこじらせた三十路ですね」

―-そうそう、だって、中学で最初に隣の席の奴に薦められたのがスレイヤーズだったもん。 その時「2」が出たか出ないかぐらいで。
そういう懐かしさもあって録画してたんだけどね。全然見てなかったんですけど、毎週録画をそのまま放置していていたら、後番組で「とらドラ!」が録画されてたんですよ。
「なんだろう……これ」とそれを見たらもうダメですよ、一人の人間が崩れ落ちる音がしましたね、あの時。

Y 「誰派なんですか?」

―-えっ……。うーん……。
K 「すっげえ悩んでる」

―-みのりんでは……ない。
Y 「ダハハ!」
S 「大河じゃないんですか?」

―-どっちかっていうといろいろ前提条件があったりするので端折るけど、みのりんではない。
まあ、ともかく、その前後に、仕事し過ぎて過労になって。
「俺、このまま仕事して死ぬのかなあ、それは嫌だなあ」と思って。「そうだ、趣味を持とう」と。

K 「野球はやめちゃったんですか?」

―-野球は……所属してた草野球チームが、割と上昇志向の強いチームで、某甲子園常連校のエースだった奴とか、大学野球のホームラン王とかが居るチームで、もうついていけないんですよ。
助っ人に元プロの人が来たりするんですよ、もうわけわかりませんよ。
そんなレベルで、都大会で勝てるか勝てないかぐらいで

S 「レベル高い……」
Y 「草野球ってすごいんだね」

―-普通に元巨人の人とかウロウロいますよ。
甲子園球児なんて毎年何百人って量産されてますから、草野球やってるところにはそりゃあもう。

S 「うぇー、怖え」
Y 「仕事ではできないけど、昔は本当に野球やってて、今でも野球やりたいやつらが、趣味として草野球を選ぶと」

―-そうそう。結局野球の練習はしないけど、週一で試合するみたいな感じでやってた。
もちろん草野球なんでレベルは結構まちまちで、僕ぐらいの選手でもちゃんと毎週行けばそれなりに出番はあるんだけど、やっぱり「凄い奴揃えてチームとして上に行こう」って意識を全力で出されると、僕なんかはだんだん引いていって……という。

Y 「もともと過労が原因で趣味を探すんだから、野球やる体力なんかねえよと」

―-そう。それで音楽かなと。鍵盤は場所食うし、ぼんやりとリズム隊をやろうと思っていたんですね。
ただ、ドラムも場所食うから、ベースかなって。

Y 「はじめにベースを教えてくれた人は会社の人?」

―-そうですね、その人中学生からやってて、大学でバリバリのメタルバンドをやってた人で、その人の家に行って『全然弾けないね』ってところからスタート。
ただ、そういう風に昔やってた人って、もうやめてるんですよね。それこそ僕の野球と同じかもしれない。それこそ友人の結婚式で久々に演奏するぐらいしかしない。
その意味では、僕はこの年から始めたおかげで、細く長くやっていけそうな気がしていて、結構幸せですね。

Y 「今回のライブに向けてベース教室にも行って」

―-そうなんですよ。今回のライブの曲をやるために行ってるのに、今回のライブのことを一切無視してる練習でどうすればいいのかと。
S 「『ベスト・キッド』的なことなんじゃないですか? 『ワックスかける、ワックスみがく』みたいな」
Y 「暮らしの中に修業ありと」

―-そういうことだとは思うんですけど。延々とコード進行とリズムをやってますね。
S 「まあ、基本ですからね」

―-先生に言わせると、「すごい上手い!」ってところと、「どうしてこれもできないんだ?」ってところが同居してるみたいで。そこを埋めましょうと。
最初の5分適当に弾いてみて、それで気付いたところを延々と書きだして、それを強化するメニューを渡されて、じゃあこれ1週間やってきて、と。

Y 「まあでもベース経験1年半にして、それだけの安定感という。昨年のリサイタルでも、『さすがとろろそばさんのベースは安定感がある!』みたいな意見が」

―-あれはなっつ(ntm)のおかげですよ。7割方。あと録音を改めて聴くとベースが小さいから。
Y 「会場に人が多くて、高音が吸われましたからね」

―-今回も会場が同じ(Deepa大塚)なので、今回は人数をもうちょっと減らそうかなと。
S 「アハハ!」
Y 「ダメじゃないですか! チャリティなのに」


■リーズナブルズ組は……

―-シコシコさんはどうですか? ライブに向けて。
S 「基本的にスタンスはずっと変わらないので。
昨年のリサイタルでは専任のボーカルがいないバンド(※『リーズナブルズ』として出演)だったんで、みんなで声を出していこうってことなんですが、サツバツ=コンビナーツでもこれは一緒で。
今回はよださんがいますけど、ボーカルとしてステージに立つのは初めてだろうし、普段から腹筋とかボイストレーニングしてる人もあまりいないだろうから、みんなで声を出そうっていう」

―-にゃもさんは?
N 「前のほう(※同じく『リーズナブルズ』)がほのぼのしてたよね」
S 「バンドでフリマ出たりしてね」
N 「そうだね」
Y 「あれで体力使い果たしたんでしたっけ?」

S 「違いますよ! フリマからスタジオに移動する車の中で、よださんがブラックホール(※『キン肉マン』の登場キャラクター)のキャラソンを歌う時に、『なぜ、俺の顔には穴があいてるかって?』って言うところを、盛大に『なぜ、俺の『穴』には穴があいてるかって?』って言い間違えたからですよ」

Y 「穴に穴が開いてるのは当たり前だっつうの」
N 「あれのせいでスタジオまでぐだぐだになったよ」


■めるとろDJイベント

―-フリマ、いいですね。僕は寿司のサンプルを売りたい。
先日めるりさん(※「生でトロトロいかせて!」で前座として出演予定)と出たDJイベントで使ったんですよ

Y 「どうだったんですか?」

―-僕とめるりさんが想像してたよりは良かったですね。
Y 「にゃもさんが見に行ってたけど、わりとアレな感じっぽかったと聞いてますよ」

―-そんなことないですよ、結構良かったですよ! まあ、僕とめるりさんの設定してたラインが低過ぎたんです。メインとラウンジの2か所あって、ラウンジ側の2番手だから。
Y 「観客の反応は?」

―-結構盛り上がってましたよ。半分ぐらいはファミコンをしてましたが。
Y 「寿司の食品サンプルで何やってたんですか?」

―-ミキサーとか、フェーダーの上に置いてDJの邪魔をしたり。
あと『ラーメン』って書いてある提灯あるじゃない? あれを、使ってない照明に括りつけて光らせたりして。

Y 「何の曲に合わせて?」

―-「コブラ」。
K 「ハハハ!」
Y 「それだけ聞くとだいぶ面白いな」
N 「でもそばさんはめるりさんの後ろ側で何かやってるだけで、動きが見えないの」
Y 「もっと動きを大きくしないと。とろろそばさんのパフォーマンスがサツバツ=コンビナーツの鍵なんですから」

―-ラーメンの提灯も当日持っていきましょうか。寿司のサンプルももったいないからベースに貼り付けよう。痛ベースみたいなもんで。
Y 「観客に投げつければいい。『はい一丁!』」

―-『へいお待ち!』って。前の顔のお客さんに寿司が貼りついてる。
S 「《寿司食いねェ!》とか演奏しないと」

―-めるりさんとDJブースで話しましたからね。「《寿司食いねェ!》はないの?」「ありません!」って。
Y 「めるりがかわいそうだよ」
N 「めるりさんはひたすらDJやってましたね」
S 「『寿司が邪魔だった』ってめるりさん言ってた」
Y 「そもそも何で2人が組むことになったの?」

―-私が初心者がDJをやるイベントに出たってことがイベントの主催者にも知れ渡って、じゃあめるりさんとB2B(※「Back 2 Back」。2人が1つのDJブースで代わる代わる曲をかけるようなスタイルのこと)で出ませんかって言われて。
でも僕はDJをやる気が全く無くて、「めるりさんがDJやってる後ろで何かやってるだけですけどいいですか?」って言われたら「いいよ」って言われたので。じゃあそうしますよと。

S 「実演販売の真似とかすればよかったんじゃないですか。『電線も切れます!』みたいな」

―-照明のケーブル切っちゃってね。切ったらフロアが真っ暗になるみたいな。


(続きます)