昨年、「ツッコミがハマる時代劇」というブログを書いてました！
20年近く前、実は中村吉右衛門さんに京都河原町で遭遇したことがあります。京都南座に出演中の吉右衛門さんが午前の部と午後の部の休憩時間に河原町界隈を歩いておられたようです。
私は母、兵庫の叔母と従姉妹の4人でそぞろ歩きしてました。河原町をご存知の方ならお分かりでしょうが河原町の歩道は狭い上にいつも人がいっぱいですれ違いに難を要します。
簪で有名なかづら○本舗さんの着物バッグと草履を買った私たち一行がお店を出たら吉右衛門さんが立ってました。
思わず母に「ママ！おばちゃん！吉右衛門さん！」と呼び吉右衛門さんにみんなして握手してもらいました。
その時の吉右衛門さんのいでたちは、よく整えられた短く刈り込んだ銀髪にチノパン、淡い生成り色の長袖ポロシャツに淡いピンク色の綿セーターを肩に引っ掛け、靴はグ○チのコーヒー色のスエードビットモカシン。
なんてオサレ～
ダンディ～
そして紳士的で無敵に優しい～
快く握手に応じてくださり母と私が
「吉右衛門さんの大ファンです。鬼平も毎回欠かさず観てます！！」(私は銀座の歌舞伎座で歌舞伎観劇に通ってたわヨ)
と興奮して鬼平様にブンブン握手しちゃう母と私。ちょっと冷めたフリしつつしっかり握手している叔母。全く関心のない従姉妹。
吉右衛門さんは
「おお、そうですか。ありがとうございます」と優しげにニコっとしてくださいました
ちょっと小寒い秋の日でしたが鬼平吉右衛門さんはとーーーっても素敵な紳士、と嬉しい思い出です。
