先月受けた人間ドックの
乳がん検診で
要精密検査として
紹介状が届き
今月の10日に
乳腺外科のある病院で
3Dマンモグラフィと
超音波検査
コアニードル生検を受け
その時点で、医師から
乳がんの可能性がある
ことを告げられていた
そして今週
生検の結果を聞きに
再び病院へ行ってきました
その日は朝から冷たい
秋雨が降っていて
雨女の私らしく
やっぱり雨か。。。
予約は15時
でも、受付してすぐに
看護師が来て
担当医の手術が長引いて
1時間くらい待てますか?
と
診察券を受付に預けて
近くのカフェで珈琲を
飲みながら
待ち時間で読もうと
持っていった
あさのあつこ さんの
小説を読みながら
時間を潰す
もし
シコリが悪性だったら
私、どんな反応だろうか?
泣く?
ショック?
想像つかない
小説はそろそろ巻末で
狂気じみたシーン
やめよう
今、こんな重いシーンは
読めないや
時間になって
待合室の椅子に座ると
間もなく
私の診察番号が呼ばれ
診察室へ
医師が
検査結果の紙を見せながら
++++
悪性でした。
癌ね。
乳がんには4つタイプが
あって
HER2(ハーツー)って
タイプでした
シコリは10.9ミリ
このタイプは
がん細胞の増殖が速くて
ちょっとタチが悪い
今度
全身PETと乳房MRIを
しましょう
その検査で
他に転移とか無いか
調べましょう
治療は手術と化学療法の
両方やることになります
手術と化学療法の
どちらを先にやるかは
次の検査結果次第
乳房を残せるか
全摘なのかも
次の検査次第
次の検査は
1日かかるけど
いつ来られますか?
++++
ここまで一気に
しかし淡々と説明して
くれました
私も淡々と聞き
来月の中旬なら
仕事を休めます
と次の検査日を
決めました
診察室を出て
再び待合室で待っていると
看護師さんが
次の検査の説明資料を手に
検査の説明してくれました
病院の会計に行き
支払いを済ませ
車に戻ると
長いため息が
出た
車のシートにもたれて
何も浮かばない
頭がじ~んと痺れる
みたいな感じ
ただ、やっぱり
癌だったという事実が
シトシトと降ってきて
じんわり私の身体を
湿らせていく感じ
そうか、癌
浸潤性
増殖活発
再発の危険も高い
でも何も
心に湧いてこない
悲しみも
涙も無い
何も感じなくて。。。
既に時間は18時近くて
早く帰って夕飯の支度
しなきゃ
でも、父とどんな顔して
夕飯を食べれば良いの
私は平気でいられるの?
父には
まだ言えない
3月に子宮と卵巣を全摘
した時も
私よりショックを受けて
眠れぬ日々を過ごしていた
父にはショックが
大きすぎる
まずは、兄妹に
話をしなきゃ
母の介護のこと
父のこと
頼まなきゃならない
あと、仕事
リーダーにも早めに告げて
仕事の段取り
してもらわなきゃ
治療は手術と抗癌剤
母の介護のこと
父のこと
考えなきゃならないこと
やっておいた方が良いこと
決めなきゃいけないこと
沢山あるなぁ
子宮摘出手術を決めた時も
あまり病気や手術のことは
調べなかったけど
今回も必要以上に
怖がったり悩んだり
するのは
やめておこう
今は症状は何も無いから
落ち込んだりするよりも
やるべきことを
やろう
まだ淡々と日々を
過ごすしかできていない
癌と言われてから今日まで
数日間
兄、妹、リーダー
親友に乳がんを告げて
次の検査の後で
詳細を相談させて欲しいと
お願いしておいた
まずは次の検査まで
普段通りに過ごそう