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2歳 発達ゆっくり息子
臨床心理士、臨床発達心理士、保育士資格持ち母ちゃんが息子のおうち療育をしています。
おうちでできる療育•知育情報を発信中です。
今日はお子さんがスキルを獲得するために、効果的な関わり方を紹介します。
スキル獲得のための補助の方法
発達•知的障害があるお子さんの場合、一つ一つ生活スキルを教えていく必要がある場合が多いです。
大人が見本を見せるというやり方も良いのですが、それのみだと真似っこをしないお子さんなどは、なかなかスキルを獲得できません。
今日はオススメの方法を紹介します。
ヒントを与える
まずは、ヒントを与えるやりかたです。
スプーンを使う→手を添えて一緒にスプーンを使ってみる
「えほん」と言って欲しい→「えほん」と言葉を教えて本人の発語を待つ。発語がなければ「え‥え‥」とヒントを出す。
靴を揃えるのを忘れる→靴を脱いだ後に靴を指差したり、「靴は‥?」と聞いたりする
など、お子さんがやるべき行動や言葉のヒントを出してあげます。
忘れてしまうだけならば、ヒントで思い出せますし、まだ分かっていない場合でも、動作で覚えることができます。
我が家では
スプーン練習→手を添えてスプーンを使う
机を拭く→手口拭きを持たせて一緒に拭く
足を洗う→泡を持たせて一緒に洗う
積み木を積む→積み木を積むところを見せたあとに、積み木を持たせて手を添えて積む
と練習していきました。
机を拭く、足を洗う、は狭い範囲ですができるようになったので、今度は範囲を広げていこうと思っています。
手を添える場合、ちょっとしたポイントがあります。
こちらの記事に書いています。
望ましい行動のあとに褒める
何かができたとき、頑張ろうとした時など、必ず褒めるようにするとその行動の頻度が上がります。
真似っこができた→「真似っこ上手!」
良い姿勢で食事をしている→「ピンっと座れてかっこいい!」
宿題が終わった→褒めながらハイタッチ
などなど、小さなことでもどんどん褒めていきます。
この時のポイントとしては
褒めるハードルを下げることです。
完璧にできていなくても、少しでも近い行動を取れば褒めるようにします。
例えば我が家では
「絵本」と言いながら絵本を見せて、「え‥ほ‥」とヒントを出す。その後息子が何かしら声を出せれば褒める
など、行動を起こしたこと自体を褒めるようにしています。
やるべきことを教える→ヒントを出す→行動が出れば褒める→繰り返す
ことで、スキルを獲得しやすくなります。
ぜひ試してみてくださいね。