ハローナマステどうもインド人嫁です。
前提
インドの結婚式場選び
この室内ホール内で朝の儀式から結婚式までを執り行いました。本来は新婦の実家で行う儀式もあったのですが、日本でやる訳にもいかないのでこのホールで行いました。教会のように椅子もたくさん置いてくれていたので、ゲストの方々は椅子に座って私たちのことを見守ってくれていました。
アクセスの良さ
会場の広さ
コスト(もちろんだけど)
私と夫はあまり時間がなくゆっくり食事をすることはできませんでしたが、友人たちに感想を聞いてみたところ、みんなおいしかった!と言ってくれてうれしかったです
夫の地元はベジタリアンの地域で親戚にもベジの人が多いため、料理は全てベジにしました。日本人ゲストの口にもあったようで良かったです。このホテルはホスピタリティーも素晴らしく、ゲストたちにテキパキとドリンクを注いだり、丁寧にディナーテーブルに案内してくれたりと接客も良かったので安心しました。私が経験したなかでは、ホテルで結婚式をしたデメリットは特にありませんでした。ウェディングプランが元々あるホテルを選べば、ホテルのウェイターやスタッフたちも慣れているのでそんなに大きな問題が起こることはないと思います。
どうしてもやりたくて譲れなかったこと
豆知識・結婚式に全く関係ない人が来てたら分かる??
















私たちは2019年1月にインドで結婚式をしました。その経験をもとに、インドでの結婚式をやってみたいなと思っている人たちに向けて書いたブログシリーズです

過去ブログ
の続きです。今回も会場の選び方をメインにお話します。

私の夫の地元はインドのグジャラート州で、夫家族の宗教はヒンズー教です。同じインドでも地域・宗教・家族によって、結婚式のやり方や考え方は全然違うと思います。あくまでも参考情報としてご活用ください


前回もお話した通り、私たちは夫アンキットの地元にあるホテルで結婚式をしました。田舎の方にあるホテルなので正直そんなに豪華なホテルではありません。でも私たちにとってはちょうど良いサイズ感と設備で、今でもここにして良かったと思います。
昼間のガーデン
室内ホール
この室内ホール内で朝の儀式から結婚式までを執り行いました。本来は新婦の実家で行う儀式もあったのですが、日本でやる訳にもいかないのでこのホールで行いました。教会のように椅子もたくさん置いてくれていたので、ゲストの方々は椅子に座って私たちのことを見守ってくれていました。
しかし実は私たちがこの会場を選ぶまでに、色々な候補がありました。
会場候補
①ムンバイのホテル
②夫の地元のホテル
③夫の地元のテンプル(お寺)
ムンバイで結婚式をやることも考えたのですが、調べてみると費用が高くやめました。ムンバイが候補にあがっていたのは、夫の親戚たちも住んでいるため比較的ゲストたちが来やすい場所だし、私たちや日本の家族たちが日本からインドに行くときにもムンバイなら国際空港があってアクセスが良いと思ったためです。しかし田舎の会場と比べると都市部の方が値段は高いです。場所代も人件費も高いからだと思います。
もしムンバイにしていたら、高齢のゲストもいるし、わざわざ地元からムンバイまで義母や義弟など親族たちが時間をかけて移動しなければならなかったので結果として地元のホテルにしてよかった!
そして義母は毎回打ち合わせのたびにホテルに行っていたので、遠く離れたムンバイにしなくて良かったとも後で思いました。打ち合わせは電話でもできるのかもしれないけれど、細かいことが多いので何かあればすぐに行ける近場の会場を選んだほうが便利だと思います。私が夫から聞いただけでも、準備段階で義母は4〜5回はホテルに打ち合わせに行っていた記憶があります。契約時はもちろん、メニューや式の進行、会場装飾なども義母が代わりに話を進めてくれました。本当ありがたい…
この経験から、インドではできるだけインド家族の実家からのアクセスが良い会場にすることをおすすめします。


会場選びの際に重視すること



会場の広さはゲストの人数によって決まると思いますが、室内と屋外の両方が使えると便利でよかったです!私たちは式は室内ホールで、披露宴パーティーは外のガーデンで行いました。結婚式シーズンの1月〜3月は、インドは乾季なので雨が降ることはまれですが、万が一降った時も室内ホールだと安心。あとはガーデンもあればゲストの人たちの食事で広々と使うこともできます。特にガーデンウェディングは雰囲気もよくて素敵でした

私たちの時は下の写真のようにテーブルにずらっとビュッフェが並んでおり、参加者は好きなものを自分で持ってきて食べるビュッフェ形式でした。
ディナービュッフェの様子
私と夫はあまり時間がなくゆっくり食事をすることはできませんでしたが、友人たちに感想を聞いてみたところ、みんなおいしかった!と言ってくれてうれしかったです


私がインドの結婚式でこれだけはやりたかったことが1つありました。それはスクリーンを設置すること!インドの家族たちに自分が作ったオリジナルムービーを見せたかったのです。日本の結婚式だと、新郎新婦の生い立ちや馴れ初めなどをムービーにして上映することが多いですよね。私もこれをインドでやりたかった!なぜなら、インドの親戚たちにはこの結婚式で初めてお会いする方々も多く、しかもみんな国際結婚をした人たちの結婚式に行くのは初めて。日本人にすら会ったことがない人ばかりです。だから新婦である日本人の私のことは全く分からないだろうなと思いました。私がどんな文化で育ったのか、どういう人なのか、本当に少しでもいいからインドの家族たちに伝えられたらいいなと思って頑張ってムービーを作成しました!
自作のムービーを上映したときの様子
ムービーはグジャラート語と日本語どちらも字幕をつけて作成しました!文字数が多くてつくるのは大変だったけど、音楽も合わせて必死にやってたらなんとかできた!夜のレセプションパーティーで上映したら好評で本当にうれしかった
そして私はムービー上映中になぜかもらい泣きをしてしまいました。日本とインドの結婚式で泣いたのはこの時だけです。小さい頃からの写真を眺めているうち、インドまで来てくれた家族や友人への感謝の気持ちと、みんながムービーを楽しそうに見てくれている様子、そして自分がこんな遠いところに来てしまったのか…みたいな感慨深い気持ちになってしまい、ポロポロ泣きました。

泣いてた時にもバッチリ写真は撮られてた!笑
しかし、こんなムービーを上映するなんてインドの結婚式では普通ありません。なので特別に大きなスクリーンを用意してもらったのです。ガーデンのステージの隣にどでーんと大きなスクリーンを用意してくれました!ここだけは譲れなかった私の要望を叶えてくれた家族たちに感謝

もしこんな風に自分がこれだけは用意したい!というものがあればお願いしてみてもいいと思います。現実的に調達が難しいこともあるだろうし、日本のようにスムーズに手配してくれないかもしれないけれど、実現できたときの喜びは何者にも変えがたいものがあります。もしやりたいことがある人はチャレンジしてみてください


インドの結婚式はゲスト人数も多いし会場も広いから、道端を通りかかった全然関係ない人でも参加できちゃう…みたいな話を聞いたことがありませんか?笑
映画「きっと、うまくいく」
この映画のなかでは主人公たちが見知らぬ他人の結婚式に忍び込み、ディナーをたらふく食べるというシーンが出てきます。
私はこの映画が好きで前から見ていたので、夫に「ほんとにこんな事あるの?できるの?」と聞きました
すると、実際には大体誰が来ているのか把握されているし、会場入り口にはホテルマンやガードマンがいることが多いから怪しい人は入れないとのこと。そしてもし入り口から入れたとしても、会場を歩いていたら新郎新婦の知り合いではないということが分かってしまうそうです。(なぜ分かるのかは不明…笑) というわけで、無断で入るのはなかなか難しいようです。

















今回は会場選びについて詳しくまとめてみました。私も正直言えばパレス(宮殿)でやってみたいな〜なんて憧れてたこともありましたが、グジャラート州にはあまりパレスがなかった
ジャイプールなどの有名な場所にはたくさんあるだろうけど。でも結果やっぱり自分たちが結婚式をしたホテルで満足です!そう思えるのは本当に幸運。お天気も良く何も問題なく式が終わったのは準備をたくさんしてくれた家族たちのおかげです。いつまでも、この感謝の気持ちをもっていたいなと思います。

このシリーズはまだまだ続きます

ぜひ最後までお付き合いください❤︎
それではまた
See you〜