ハローナマステどうもインド人嫁です。
前提
結婚式費用のコストダウンは可能?
ご祝儀はないが贈り物はある
ウェディングプランナーは必要?結婚式のプランニングは誰がするの?
会場はどういうところ?結婚式場はあるの?
さくっとブログ書こうと思ったら今回も長くなってしまった…!
インドでの結婚式を考えているプレ花嫁さんへ #01 の続きです。
私たちは2019年1月にインドで結婚式をしました。その経験をもとに、インドでの結婚式をやってみたいなと思っている人たちに向けて書いたブログシリーズです
今回は結婚式会場についてメインに書きました。


私の夫の地元はインドのグジャラート州で、夫家族の宗教はヒンズー教です。同じインドでも地域・宗教・家族によって、結婚式のやり方や考え方は全然違うと思います。あくまでも参考情報としてご活用ください


前回は結婚式の費用について説明しましたが「そもそもなんでそんなに費用が高いの?!」と思った方もいるでしょう。「物価も日本よりインドの方が安そうだし、高い衣装やアクセサリーを買わなければそんなにお金かからないのでは?」と考えた方もいるんじゃないでしょうか?
それはズバリ!大きく分けると2つ 会場費と食事代金 にお金がかかるからです!会場については後ほど説明しますが、まずは200人〜600人もの参加者が入れる会場を抑えるのに費用がかかります。そして食事代金というのは、4〜5日ほど開催される結婚式の期間中は、参加者全員の朝昼晩の食事をすべて負担するというのが一般的です。友達だったら1〜2日しか参加しない人も多いのですが、親戚であれば4〜5日参加するのが普通。結婚式の始まりから終わりまで、すべて参加します。その間の食事を全部こちらが払うことになったら、そりゃあ高くなりますよね。しかも、会場や食事をコストダウンしようと思うとなかなか難しいです。遠くから来た参加者からすれば「せっかくはるばる来たのに、こんなしょぼい会場で食事もおいしくない
」と思われたら最悪。やっぱりこの2つにはお金をかけて、ちゃんとした場所と食事にしたいと思うものなのです。

そしてインドの物価はどんどん上昇しています。経済発展が著しく日用品も食費も値上がりしているし、ムンバイなどの都市部では家賃もかなり高いようです。東京で暮らすのとそんなに変わらない場所もあるとか。ただしエリアによっても家賃はかなり変わります。もちろんインド人の所得も高くなってきており、聞いた話によると年収が前年比40%アップという話も普通にあるとか。(少しエリートな業種で年齢は若めかも) 毎年賃金交渉をして、希望額に合わなければ転職して年収を上げていく、そんなやり方がインドでは一般的なようです。そしてウェディングビジネスも急速に拡大しているとのこと。夫アンキットも結婚式の計画を進めていく中で「こんなにインドの結婚式って高いんだ」と気づいたそうです。まぁ、要は何が言いたいかというとインドの結婚式をコストダウンするのは非常に難しいということ。夫はかなり綿密に計画をたてるタイプで、しかもファイナンスの知識も豊富な人ですが苦戦していました。

これも前回のブログで話しましたが、インドの結婚式ではご祝儀はありません。すべて実費で払います。しかし、贈り物の習慣はあるのです!結婚式に呼ばれた人たちは、新郎新婦に要望を聞いて家具や家電などをプレゼントするとか。結婚式が終わったら新居で新生活をスタートする夫婦が多いので、その新居で必要なものを買うのが一般的。そして贈り物がかぶらないように、事前に新郎新婦にリクエストを聞くようです。
しかし、私たちの場合は海外に住んでいるしインドの家具家電をもらっても使い道がない…というわけで、かなりイレギュラーですが現金をリクエストしました
贈り物は何がいい?と聞いてくれた人たちには、申し訳ないが現金で、、とインドの家族から伝えておいてもらいました。笑

結婚式当日に手渡しでたくさんの現金入りポチ袋や封筒をもらいました。中に入っている現金は正直そんなに高くはなかったです。日本円だと約500〜1000円くらいが多かったような。元々そんなに期待はしていませんでしたが、ご祝儀がない分これは助かりました。少しでも足しになりましたよ。私たちのような贈り物=現金はオススメですが、このやり方がどこでも通用するのかは分かりません。外国人と結婚したからそういうものか…と思ってくれるインド家族ならアリです!笑

私たちはプランナーは雇いませんでした。聞くところによると、インドにもウェディングプランナーという仕事はあるし、プランニング会社もたくさんあるみたいです。しかしそういった所に依頼するカップルはあまりいないようです。(特に田舎の方は) 理由は2つ、高いから&自分たちでやるのが普通だから、です。インドでは主に新婦側の家族がプランニングから準備など、ほぼ全てを行います。新郎側の家族は新郎が着る衣装を用意するぐらいで、あとは結婚式の日を待つだけ。新婦側と新郎側で全然ちがいます。
私も最初はなぜか「自分でなんとか手配できるでしょ」という謎の自信があったのですが、今となっては絶対無理だと断言できます
言葉の壁が大きいし(ヒンディー語)、文化風習が違いすぎて判断が難しすぎることが多いから。もし言葉の問題がなく(英語でスムーズに会話して意思疎通ができる)、しかも費用が安くてセンスのいいプランナーがいたら依頼したいけど、インドにはそんな人が存在しているのか不明です。。たぶんいないだろうな。笑

というわけで、大抵の場合は自分たちとインドの家族が協力してプランニングを進めていくことになると思います。ここで1つアドバイスはすべて自分の思い通りにはならないと思っておくことです。あんな衣装が着たいな〜こんな会場でやりたいな〜とイメージを膨らませてしっかり家族に説明できたとしても、それが現実になる可能性は極めて低いです。インドの家族の要望の方が強いし、インド特有の物の選び方があるので、例えば〇〇色のドレスが着たいと思っていてもそれが宗教的にNGだったり、結婚式のシーンにそぐわないと判断されれば違うものになります。こうなったらいいな〜とイメージは抱きつつも、絶対これにしたい!と決めすぎないように。あとで自分が辛くなるので期待しないでいるのがちょうどいいと私は思います


これは一番重要な問題!まず会場をどこに決めるのかで私たちは結構な時間を費やしました。結婚式の準備は少なくとも半年前からは動いていた方が良いと思います。タイトなスケジュールにするとインド人の性格上、難題が出てきそうなイメージ。見積もりの時には「できる!できる!」と言っていたのに、実際はできなかったというケースもかなりあると思います。そしてどんなに入念に準備を進めていたとしても何か起こる可能性もある…それがインド。というわけで、できるだけ早めに動くのが吉です。もちろん希望の日取りをおさえやすくもなりますしね。
結婚式の会場として使われるのは大きく2つ
テンプル(お寺)
ホテル
テンプル(お寺)で結婚式もできるそうですが、残念ながら私はまだお寺での結婚式には行った経験がありません。私たちは夫アンキットの地元で一番良いホテルにしました!このホテルには結婚式場として利用できる室内ホールやガーデンがあって、結果としてここにしてすごく良かったと思いました。というのも日本から来てくれた家族や友人たちが宿泊することもできたし、式の途中で体調不良になった私の母親もすぐに部屋に戻ることができて休めました
長丁場になる結婚式でも日本から皆を呼べたのはホテルにしたおかげでもあります。そして私たちもスイートルームを予約してもらって、そこで写真撮影をしたり、次の儀式までの少しの間の休憩室として使うことができました。そして当日夜も深夜まで式は続きましたが、終わってからすぐ部屋に戻って休むことができました。もし日本から行く人たちがいるならば、少し良いホテルにしておくと安心だと思います。

余談ですが
2018年にインドの有名な女優 Priyanka Chopra (プリヤンカーチョープラー)さんとアメリカ人の俳優 Nicholas Jerryさんがインドで挙げた結婚式は超ゴージャスで盛大!
結婚式の写真や動画がふたりのInstagramにも投稿されていますが、世界一のホテルとも名高い ウメイド・バワン・パレスで行われました。プリヤンカーさんの地元ジョードプルにある、マハラジャの宮殿を改装したホテルだそう。こんな盛大なパーティーは有名人やお金持ちしかやらないと思いますが、パレス(宮殿)で結婚式をやるとさすが様になりますね



次回も会場の話の続きから書こうと思います。他にも日本から家族を呼ぶときに気をつけることや、日本からの持ち物リストもアップしたいな。
できれば年末までにこのシリーズを完結したい!がんばります〜





それではまた、See you〜!