金曜日の夕飯時
「ホカホカのおにぎりが食べたい!そんな気持ちがするのよね!」
『じゃ、買って来るヨ!土曜は二人でお買い物に出かけるから~』
「違う、冷めたおにぎりで無くて、ホカホカして作りたてのおにぎりよ」
『そういうお店を探してくるからね…』
『お母さん、日曜日に【代官山へ行こうー】おにぎり屋を見つけたから~』
{本当に、湯気の出ているおにぎりだろうか?}
期待半分、疑い半分で出かけた。
代官山は今の目黒に引っ越す前に住んだ事があったから、懐かしさがある。
しかし、其の当時の街の姿は跡かたもなく見事に「近代化」され、高級感溢れる街並みに変わっていた。
聞いてはいたけれど…。
その時丁度目の前に、フアッション雑誌で見る格好をした女性が歩いて来てびっくりした。
『代官山だね、流石だ!』
懐かしさが飛んで行って、綺麗な女性に目を奪われた。
えーっ!驚いた。
簡単に言えば、今流行りの「お水を使わずに、野菜の持つ水分だけで炊き上げる鍋炊き釜」である。
確かにそれで炊くと煮物は美味しいから、
が、現実目の前に並んだ食べ物は、想像を絶する「昼食」で…。純粋な【和食】を想像したモノでは無かった~。
因みに「3合炊き鍋は、9万○○円」であった。
娘と私は「正反対の宿命」
東方を目的(仕事)とする娘と、西方を目的(家庭)を第一に考える私とは考え方も、雲泥の差がある。
何でも流行の先端を走る娘と、のんびりと安全な動きをする私とでは似ても似つかない。
『お母さんの食べたい、ホカホカのおにぎりを食べさせられて良かった。握りたてだよ』
そう言われれば…「美味しいね!」と言う言葉しか無い。
食事をして『これから懐かしい代官山を案内するね』
トボトボとついて歩いた。
【猿楽神社】
確かに懐かしい通りである。友達が【猿楽町】で住んでいた。良くこの辺で遊んだものだった。
今、出会っても分からないだろうけれど、一目会ってみたいな~と思い乍らキョロキョロした。
聞き覚えの様な感じもする。可愛いツリー用品が一杯!
代官山でウロウロして、
「銀座程遊ぶ処が無かったね!」娘と笑いながら、今日は真面目に3時前に帰宅した。
「あーぁ!疲れたなー」直ぐ、お昼寝をした。
遊ぶのも疲れるものですね!