映画 「タイヨウのうた」 ロケ地を訪ねて ④ | 京都市 左京区 会社員 (現在 嘱託社員)

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新聞への投書採用分または投書原稿を紹介します。「これは、知ってほしい」「考えてほしい」「感動したこと」いろいろです。よろしくお願いいたします。2013.10.26.(2015.10.19.改定)
 

④横浜 ストリートミュージシャン

親友の美咲に頼んで、彼のことは少しわかってきました。

そんな薫は、ある日、七里ガ浜のバス停で彼と再会します。
時間は、朝の4時頃です。


あっ…。こんばんは。

こんばんは。きみ、あのときのだよね…?

あ、うん。あの時は、ごめんなさい。
いや、それはもういいんだけどさ。
こんな時間に、なにやってるの?

あ、歌った帰り。駅前でよく歌ってるの。

あぁ、ストリートライブっていうやつ?

まぁ、そうなのかなぁ。
薫は、ストリートミュージシャンをしていることを、彼にうちあけます。

 さっき歌ってた曲、いい曲だよね。なんて曲なの?

まだ決めてないの。

と、会話は続きます。

そっちは? サーフィン?

このへんに住んでるの?
(あ〜 青春や〜 おねがい  )
七里ガ浜のバス停

ベンチは、待合室の中に、ありました。
そら、そうでしょうね…。ウインク





じゃ、私、そろそろ帰るね。

ねえ、今度、行けたら行こうかな、ストリートライブ!

行けたら行く、って言う人に限って、来ないんだよ!

じゃ、休み入ったら、絶対行く!



この時、まだ青年には、薫が難病にかかっている事は、わかっていませんでした。


夏休みに入って、鎌倉のいつもの場所にいけば、その日は、既に別の人が陣取っていました。




あの、歌ってさあ、ここでなきゃだめなの? 

えっ?

バイクなんて、初めて、どこに行くの?

いいとこ!
初めて、バイクに乗せてもらう事になりました。



薫が連れて行ってもらった先は…。


横浜でした。




初めての遠出。



ねえ、ついでに街も見ていぃい?



わ〜 楽しそう〜 おねがい




日本丸




この、日本丸。私は19歳の頃、神戸港まで見に行ったことがありました。照れ

その時の彼女を連れて…。ラブ

嫁さんには内緒ね! グラサン

だから、少し、この映画の、このカットに共感を覚えました。
この日は、バイクは宿に置いて、電車でロケ地に向かいました。

田舎だとバイクを適当に置いておけますが、都会だと、最近は置く場所がないので仕方ないですね。車のパーキングはたくさんあるのに。バイクは、あまりなくて探すのも面倒ですから…。

この日本丸では、元乗組員の方に艦内をくまなく案内していただきました。ありがとうございました。
また、後日にブログで、ご紹介させていただきたいと思っています。



さて、そうこうして…。
今回のメイン会場へ、お話しを進めて行きますね。
場所は、横浜駅にほど近い、ビブレにある広場です。
壁の色が変わっているのは、ここに看板があった名残です。




映画では、看板だったスペースに、美術担当さんが、コマーシャルを隠すために、ひまわりのポスターを貼ってくれていました。
この、ひまわり は、美術さんの、この映画へのいたわりでした。
いつも、夜にしか出歩けない薫への、ささやかなプレゼントでした。
(タイヨウのうた InvitationBook より、内容を抜粋、脚色)

なんて、素敵なんでしょう。おねがい



その ひまわり の前で薫は歌い出します。
始めは、彼一人だけが聴いているだけでしたが…。



歌は、Skyline 
薫には見ることが出来ない世界…。
爽やかな歌声に…。



いつの間にか聴衆の人波が出来ていました。さらに、近くで歌っていたグループもバックに加わって来て、盛大なステージになりました。


こんな素敵なシーン。

私の涙腺が、ここで爆発しました。えーん



後ろに一歩下がってしまった彼が、また、奥ゆかしくて…。
この拍手の渦。
薫の嬉しそうな顔も。
素敵なシーンでした。




さて、次は、この映画のテーマソング。
Good-bye  days が始まりました。

歌う前に、彼へ微笑む薫。

彼への恋の歌を暗示させるには、じゅうぶんでした。ウインク






でも、ここでは、途中から、インストゥルメンタルに切り替わっていって、帰りのバイクのシーンにオーバーラップして行きます。













タイヨウのうた ロケ地を訪ねて、その⑤に続きます。


ではでは またまた