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夜の路地の曲がり角。こげ茶色の木の電信柱には薄暗い電灯が灯って足元だけを照らしている。
心細い想いでいると、そこに一筋の閃光が走った。
眩しさに一瞬目を閉じてから恐る恐る目を開けると・・・またいた・・・この人たち。
『あなた様のおかげで助かりました。ありがとうございました。今回は私共があなた様をお守りします。』
意味が解らない!!!!!
真ん中には薄手のベールのようなもので頭を包み、その額に冠のような飾りをつけた美しい人。
その人の両サイドには、絵本で見たことのあるお坊さんのような人、神父様のような人、シスターのような人、厳しい顔の尼さん、口髭の紳士、美しい少年、大草原の小さな家に出てくるようなお母さま風の人、仙人のような人。
どこの誰とも知らない人たちが10人くらい並んでいた。
そのどこの誰とも知らない人たちは、その言葉を合図のように全員で私に軽く一礼すると、まるで掃除機に吸いこまれたかのように、シュッと消えた。
小さな穴に吸い込まれるかのように、一瞬でシュッと。
残されたのは誰もいなくなった薄暗い路地に佇む私。
人の気配もない薄暗い路地に取り残された、5歳児の私。
ヒーーー!である。
怖い。ただ不気味に怖い。
薄暗い路地も怖ければ、意味不明の事を言うお姫様らしい人も怖い。
その横でじーっと私を見ている大人たちも怖い。
なんといっても、あの消え方が怖い。
人が何かにシュッと吸い込まれてゆくのを見たことがあるだろうか。
そんなことがあるだろうか。
少なくとも私はこの時以外に見たことはない。
いたたまれないほど怖い映像だった。
夢だった。
そう、これは夢。
私が5歳くらいから小学2年生くらいまで、週に2回は見続けていた夢。
薄暗い路地はその時々で、遊園地の順番待ちの時であったり、祖母と歩いている時であったり、西瓜を食べようとしている時であったり、様々だけれど。
ピカッと現れてシュッと消えるのはいつものことだった。
ちょうどこの当時、眠っていると魂が体を抜けてしまい、天井より上に浮かんでしまうと死んでしまうということが何となくわかっていて、慌てて泳いで自分の体に戻るということも繰り返していた。
眠るとこの怖い夢を見てしまう。
もしくはぷかぷか浮かんでしまう。
可哀想な5歳児の私は、ほどなく不眠症になった。
今となれば、それが私の守護霊軍団であったことはわかる。
シスター風の人にはシスターと、紳士にはミスターと呼び名をつけて会話をすることもある。
通常、人に憑く守護霊(ガーディアン)は一人か二人。
その人を護りサインや時にはチャンスを与えてくれる。
血縁者かご先祖様、もしくは前世での知り合いなどごく少数のもので、なかには一人も憑けていない人もいる。
自分の宿命を大切に守っていてくれるその人一人の神のような存在である主護霊(守護神)は必ずいるけれど、守護霊(ガーディアン)はその宿命や役割の大きさや天界の期待値によって、人数や霊格が変わる。
私は霊能力者として生まれているので、霊的に成人しその役目を果たすためには多くの苦難や過ちを乗り越える必要があったのだろうと思う。
なのでひとりふたりではなく、軍団で来たのだろう、良かれと思ってだ、勿論。
だが、私はおかげ様で不眠症の5歳児になった。
天界が良かれと思ってしてくださった軍団のご挨拶は、図らずも私の数々の苦難の第一番目の苦難となったのだった。
せめて・・・ほわっと消えてくれればよいものを。魔法のようにほわっと。できれば花びらでも散らしながら。
天界の人たちにはデリカシーというものがあまりないという特徴があります。
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